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国譲り、アマテラス派vsスサノオ派(ワイ的歴シ7)


おはようございまーーーーす👽🌞🌞🌞
またしても古事記編!!
今回は 因幡の白ウサギ 八十神からの迫害 スサノオの試練 を乗り越え国津神となった
大国主神(オオクニヌシ) 国津神から天津神に国譲りする回になって参ります〜👺→🌞


前回までの古事記シリーズ

イザナギ&イザナミ編

アマテラス&スサノオ編

スサノオ(ヤマタノオロチ)編

オオクニヌシ編


〜〜〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜

神々から天地創造を命じられたイザナギ・イザナミだが、その際イザナミは亡くなってしまう。その後産まれたアマテラスは弟のスサノオに、天界を荒らされてしまい、天の岩戸に引き篭もってしまう。だが、アメノウズメの働きにより完全復活するアマテラス。さらに横暴な態度を取るスサノオを天界から追放した。地上にやってきたスサノオは、ヤマタノオロチを退治し、地上にいた国津神 クシナダヒメ と結婚し出雲に宮殿を作る。ヤマタノオロチ退治の時に手に入れた、草なぎの剣を高天原に献上する。その後、スサノオの6世子孫のオオクニヌシに時は移る。オオクニヌシは八十神らと因幡のヤガミヒメに求婚すべく旅路につくのだが、その際、色ウサギと遭遇。そしてそのウサギから「結婚するのはオオクニヌシだ。」と予言を受ける。案の定、ヤガミヒメに選ばれたオオクニヌシ は、兄ら八十神から迫害を受け2度も死ぬが、母神の働きにより生き返らせられ、黄泉の国へ逃げるよう言われる。黄泉の国で出逢った スセリヒメ に一目惚れしたオオクニヌシ。だが、父親のスサノオから拷問まがいの試練を喰らう。スセリヒメの助けもあり、無事に耐え切ったオオクニヌシは、スサノオの家宝を持ち出しスセリヒメと駆け落ちを実行する!スサノオは気付いて追いかけてくるのだが最後に「娘を大事になー!!お前が地上を治めろよー!神名乗っていいぞー!!」と激励をもらい黄泉の国を後にするのであーーーーる。


・天津神地上乗っ取り計画

地上 葦原中国 ではオオクニヌシが、スサノオから受け取った(持ち逃げした)家宝を使い、八十神らをまとめ上げ地上を治めていた。その後スセリヒメや他の側室との間に生まれた子神らが国治めを行なっていた。

一方、天界の高天原では…

アマテラス「なんか、最近地上すっかりスサノオのものになってるじゃない。どゆこと?ね?オシホミミ」


アマテラスに呼び出され、説教を喰らっているのは以前、スサノオとのうけいで産んだ5柱の内の長男である 天之忍穂耳命(アメノオシホミミ) であった。


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オシホミミ「左様でございますね、本来なら地上も天界もアマテラス母さんが治めるものです。」


アマテラス「あら、わかってんじゃない。でも治めるのは貴方が相応しいわ!ちょっくら様子を見てくるよ!」


オシホミミ「か、畏まりましたー」

そんな感じで、急遽オシホミミは地上視察を命じられる。

オシホミミは地上に向かう際、一旦天界と地上界の間から覗き見をしようと 天の浮橋 に降り立ち地上の様子を伺うことにした。
オシホミミ「どれどれ、あーあ、地上は荒神だらけだなー!なんて騒がしいのだ。このままではまずいな……」

コレは報告だ。と思い、オシホミミは一旦高天原へ引き返し、地上の様子をアマテラスや造化三神の1柱タカミムスヒに報告した。

アマテラスら天津神は高天原で神々と相談し、誰かを地上に向かわせ国津神共を服従させようと考えた。

まず第一候補に上がったのが、オシホミミの弟にあたる 天穂日命(アメノホヒ) だった。

アメノホヒ「行って参りまーす!母様!!」
シュタタタターッ!とそそくさ行ってしまった。
アマテラス「……大丈夫かしら」

地上に着いたアメノホヒは早速、オオクニヌシに
「国を譲れ!」と要求した。
オオクニヌシ「左様でございますか…ま、とりあえず一旦、国の方案内しますのでゆっくりご寛ぎ下さいな(誰が、こんなよくわからん若造に国なんぞ譲ってたまるか!クソが!)」
と言われるがままアメノホヒはオオクニヌシ達のもてなしにお呼ばれした。


そして数年が経ち…
高天原では


アマテラス「……ね、ちょっと、どーなってるの?」

オシホミミ「……………」

アマテラス「あいつ(アメノホヒ)行かせてからもう3年も経つんですけど!なんの連絡もないんすけど!!💢」

オシホミミ「わ、わかりました!次は 天若日子(アメワカヒコ)に様子を見に行かせましょう!!」

アマテラス「……大丈夫なの?そいつ…」
オシホミミ「………多分………」


そして、第二陣とアメワカヒコも地上界に到着し、すぐさまオオクニヌシのいる出雲へ向かった。

出雲に到着するやいなや、
アメワカヒコ「おい、この前来たアメノホヒはどうした?というか、国を譲れ!!」

オオクニヌシ「(おいおい、また変なの来たよー(笑)まぁ、こいつも前みたく上手く…)あれ?アメノホヒさんならさっきそこら変で、、、アメワカヒコ様!お疲れでしょう。とりあえずゆっくりご寛ぎ下さいな〜今晩はいっぱい姫も用意してございます。ニヤニヤ」

アメワカヒコ「…………左様か🥰」

このようにアメワカヒコもお呼ばれするようになった。





数年が経ち………
高天原では、




アマテラス「………どーなってんのよ!?もう何年経つ!?8年よ!!8年も経つのよー!!!

オシホミミ「わかりました!では謀反の矢をアメワカヒコに放ち、もし我々に謀反を抱くようであれば死ぬというのはどうでしょうか?」
アマテラス「さっさとやりなさい!!!」
そういうと、オシホミミは矢を放った!
すると、矢はアメワカヒコに刺さりそして、見事絶命したのだ!(笑)

どうやら、アメノホヒもアメワカヒコも国津神らに誘惑され、自身が国を治めたいと思うように仕向けられたようだ。流石はオオクニヌシ、国津神である。

この様を目の当たりにしたアマテラスはカンカンに怒り、
アマテラス「もういいわ!!💢あいつを呼んで来なさい!!ホントっ!だらしない男共だこと!!」

呼ばれてきたのは 建御雷神(タケミカズチ) という見るからに強そうな名前の天津神だ。

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アマテラス「あんた、わかってるでしょうね?謀反働いたらタナトス!死!!よ」

タケミカヅチ「私めに謀反などあり得ません。お任せください!必ずや地上の国津神共を服従させて参ります!!」

こうして、3人目の天津神がまた地上に堕とされた。

地上に到着するとすぐに出雲に向かい、
すぐオオクニヌシの下に向かった!

タケミカズチ「おい、国を差し出せ!俺は他の2人のようには行かんぞ。何を言っても無駄だ。さっさとよこせ!」
オオクニヌシ「(あらあら、こいつはやばそうなのきちゃったよ!多分逆らったら皆殺しだねコレ。)左様でございますか…ですが今実際、実権を握ってるのが子どもたちでしてな。そちらの方に話を通してもらえると」
タケミカズチ「左様か、なら呼んでまいれ」
オオクニヌシ「(めんど…)か、畏まりました〜!」

そして子神が何を勘違いしたのか、俺ならこいつに勝てると思い込み勝負を挑むことになったのだ。

子神「あのなぁ、俺だってこう見えてもあの "スサノオ" の子孫なんだぜえ?この辺ではブイブイ言わせてもらってのヨォ〜!!負けないよ?あんちゃん」

タケミカズチ「わたしに勝負を挑むとは面白い、下手すると死ぬぞ?若造がぁ!」

タケミカズチの気迫にビクッと武者振るいした子神は、太刀を抜きタケミカズチに切りかかった!
すると、タケミカズチは華麗にそれをかわし、なんと妖術なようなものを使い子神の手を凍らした。
子神「なんじゃこりゃーーー!!手が固まって動かねぇーー」

「隙あり!」

タケミカズチは雷の一閃の如く太刀を抜き子神に切りかかった!!
こうして子神は完膚なきまでにボコボコにやられたのだった。

コレをみたオオクニヌシは諦めた。
オオクニヌシ「はぁ、ここまでか。」

タケミカズチ「もういいだろう。さっさと国を譲るんだ。いいな?」

オオクニヌシ「はい、わかりました。。。
ここでオオクニヌシはスサノオとの約束を思い出した。

スサノオ『お前さ〜国治めてさぁ〜神名乗っちゃえよ〜そんでさぁ!出雲にでっけえーーーー宮殿建ててよ幸せになれよ〜』

オオクニヌシ(先祖の思いは叶えてあげないとなぁ〜ごめんなさい、スサノオ叔父さん)

オオクニヌシ「あの!国はお譲りします!ですが、1つ、1つ!頼みがあるのでございます」

タケミカズチ「なんだ。いってみろ!」
オオクニヌシ「この出雲に、わたしオオクニヌシを奉った大社を建てて貰いたいのです。そうすれば、この葦原中国の国津神共も納得するとことでしょう。」

タケミカズチ「ふむふむ、なるほど。まぁ、そのような頼み事なら俺からアマテラスさんに頼んでやる。ちゃんと国は譲るんだな?」

オオクニヌシ「勿論でございます!男に2言はございません」

タケミカズチ「わかった。では、俺は一旦天界に帰る!大社の件は必ず伝えよう」

そう言ってタケミカズチは天界へ帰っていった。
こうして国譲りの時に天津神と国津神との間で交わされた契約が、今の出雲大社の所以である。つまり、出雲大社は スサノオ・オオクニヌシ(国津神)を奉り建てられたのである。

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僕も、2013年に自動車免許の取得で島根に行った時、出雲大社が遷宮のタイミングで、しかも伊勢神宮も遷宮だったらしくレアなタイミングで行けたことを思い出します。

また出雲大社行きてぇな〜

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ということで今回はここまで!
次回は高天原から地上を治める神が降臨する!

天孫降臨!!


どうぞお楽しみ👽🧠

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