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これまでのあらすじ3

夢と島(仮)
「夢」という島を駆け巡る(仮)
ディストピアで何が悪い?(仮)←NEW

まず、公開プロットではありながらも内容があまりにも現実である為に目を背けたがるような文章になるかもしれない。その際は伏せていていただきたい。

あらすじ

2020年、新型コロナウイルス流行。それに伴い、4月7日に緊急事態宣言発令。世間は自粛モードに入っていた。病弱な智弓は精神崩壊を引き起こし、肉体と精神が分裂し、その精神は実体化し東京の夢の島に向かっていた。

東京で教師をしている吉田は世間の自粛を無視して外出を繰り返していた。夢の島へ向かっていると大阪にいるはずだった智弓と再会する。共に夢の島に向かっていることが一致し二人で向かう。吉田は実家を出てから貧困に喘いでおり、いつかお金持ちになりたいと呟く。夢の島は吉田が抱いている夢を糧にしておりそこに向かうことでモチベーションを保っていた。

しかし到着した夢の島は腐敗し大量の廃棄物を吐き出し、放置された埋立地となていた。この問題は何十年も前に解決し、クリーンな島になっていたはずだった。戸惑いながらも進んでいくと今度は自然が目に入った。だがそれも無数の虫の死骸が散りばめられていた。智弓は服についた虫を払っていると持っていたスマホを落としてしまった。その瞬間に吉田は突然いなくなり自然も闇に包まれた。

次に気がつくと智弓と吉田はベンチに座っていた。視界も元の埋立地に戻っていた。智弓は何が起きたのかわからなかったが吉田は何も起きてないと話す。時計を見ると夕方になっていた。そろそろ帰ると智弓と吉田は駅へ向かう。すると駅のホームで吉田が警察に囲まれる。何故なのか。実は吉田は職場先で感染者が出たらしく吉田も濃厚接触者と指定されたが受けるのが嫌で無断欠勤をしていたのだ。そして職場や親によって失踪届けが出されていたのだ。吉田は警察によって連行される。智弓もついて行こうとするが拒否されその場で気を失う。気を失う直前に日にちを見ていた。「1983年10月4日」。一人と一体は時間と時代に吹き飛ばされていた。いや、埋立地だけが時代に取り残されていた。

気がつくと智弓は病院にいた。智弓は自我を取り戻し一命を取り留めていた。智弓の肉体はずっとこのまま眠り続けており、東京など外出していなかった。

じゃあ、吉田はどうなったのと思っているところに吉田が病室に入ってくる。世間は自粛が明け、陰性証明を貰った吉田はつい最近も行ってきた埋立地の写真を見せる。埋立地は今まで見てきた公園に戻っていた。

登場人物

吉田 東京で教員になっている。
智弓 大阪で暮らしている。入院中。

2020年、新型コロナウイルス流行。緊急事態宣言を機に自粛に入る。それにも関わらず智弓は無視するような形で東京へ向かう。一方、東京に住んでいる吉田は散歩に向かう先に旧埋立地の人工島の公園に向かっていた。そこで智弓と電車の中で再会する。吉田はいつかはお金持ちになりたいという野望があった。

旧埋立地に到着した二人が目の当たりにしたのは公園ではなく大量の廃棄物が放置された埋立地だった。昔は最終ゴミ処理場だった。人気はないものの入ることはできたので戸惑いながらも二人は埋立地を歩いていく。歩いていくと森に入り、さらに進むと無数の虫の死骸が散りばめられていた。智弓は驚きその拍子にスマホを落としてしまう。拾った瞬間に吉田がいなくなり森も闇に包まれた。

気がつくと智弓と吉田は埋立地に設置されたベンチに座っていた。視界も闇から廃棄物に戻っていた。「何があったの?」智弓は吉田に尋ねるが吉田は「何も起きてない」と話す。時間はいつの間にか夕方になっていた。廃棄物が放置された埋立地にいられなくなり二人はその場を後にする。その駅のホームで吉田は警察に囲まれる。理由は吉田が勤務している学校で感染者が出たらしく吉田も濃厚接触者に認定され、検査を要求されていた。だが、吉田はそれが嫌になり、数日前から無断欠勤になりそのまま失踪していたのだ。両親や学校関係者からも失踪届けが出されていたことにより、吉田は見つかり警察に連行される。智弓もついて行こうとするが拒否される。その直後、智弓は意識を失った。その直前に日にちを見ていて悟っていた。1983年10月4日。「私と吉田は時間と時代に飛ばされた。いや、ここだけが時代に取り残されたんだ。」

智弓は目を覚ます。今度は病院だった。目覚める少し前に「自分は最初から東京になんか行っておらず、ずっとここにいたこと」「精神だけが勝手に動いて東京で吉田と会った」「今自我を取り戻していた」ことを悟った。それなら吉田はどうなったのだろう。そう思っているところに吉田が病室に入ってくる。世間は自粛が明け、その後、陰性証明を貰った吉田はつい最近も行ってきた埋立地の写真を見せる。そこは今まで通り見てきた公園に戻っていた。

補足

  • 2020年の新型コロナウィルスを取り扱った作品。勿論時代設定も2020年。だけど東京ディズニーランドが開かれた1983年10月4日も時代に登場しているので少しややこしい。これは変更予定。もしかすると没にする可能性もあり。

  • コロナウィルスを取り扱っているので正直怖いところもある。デリケートに扱う。

  • 物語の舞台となっている東京・夢の島がどのようなところなのかもっと深掘りするべき。

  • タイトルの「夢と島」「「夢」という島を駆け巡る」はどちらも仮のタイトル。どちらかにするのかは決まっていない。もしくは別の名前に変わる可能性もあり。

  • 短編戯曲にする。これ以上長い話にはならない。

  • 人数は3人程度。もし上演となるのであればもう少し増えるかも。

参考文献


※現時点での参考文献はこの二つ。まだまだ増える予定。

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