【川崎駅 ランチ裁判】判決 リピ希望 85%「焼きあご塩らー麺 たかはし」
憧れるのをやめましょう。
「焼きあご塩らー麺 たかはし アトレ川崎店」に訪れた私が、まず最初に思い出した言葉である。
なぜか?
その理由は、後半にて詳述することにする。
とある2月の日曜 11:30
さっぶぅぅぅううう(´-ω-`)
気温5℃、冷たい雨
こんな日の昼メシは、ぜひとも屋内移動で終わらせたい。
となると、駅直結のラゾーナかアトレが思いつくが、そういえばアトレのレストランはこれまでノーマークだった。
アトレの案内板を見るとアトレ川崎地下1階に「ラーメンシンフォニー」なるエリアを発見。
よし、早速パトロールだ!
【アトレ川崎 B1F ラーメンシンフォニー 店舗一覧】
・たんめん専門店百菜
・なんつッ亭
・麺家 徳
・らぁめん大山
・焼きあご塩らー麺 たかはし
どこにも行ったことがない
川崎駅近辺のラーメン店はある程度調査していたが、アトレの地下は盲点だった。私には商業施設の飲食店に目を向けない癖があるようだ。
5店舗のメニューはまったく甲乙つけがたい印象だったが、気分的に塩だったので「焼きあご塩らー麺 たかはし」を選択することにした。
店内は満席かな?とお店を覗いていいたら、店内からラジエーションハウスで主演やってました?と聞きたくなるようなさわやか男性店員がやってきて
「只今満席ですので、よろしければチケットを買ってこちらでお並びください」
と丁寧に説明してくれた。
いやね、これがすごく丁寧というか人柄が出てたというかね。
柔らかな物言いと低姿勢な接客、印象が良い方だろうかと感動したというか。
きっとね、彼は将来売れると思う(むろん、彼が役者志望かどうかなどしらない)。
現金専用券売機でチケットを購入し、並び始めると先ほどのさわやか男性店員がチケットを回収しにきてくれた。
【注文内容】
・焼きあご塩らー麺 900円
10分ほど待った後、店内のカウンター席に着席するやいなや
「まず最初に、当店自慢の焼きあご白だしをよろしければどうぞ」
カウンター上に白だしが入ったおちょこのような入れ物が提供された。
無料の白だしという独特のサービス。
せっかくなので頂戴すると、なるほど、という感の出汁だ。
使いようによっておいしく化けそうである。
おみやげ用白だし(300ml)も販売しており、料理する人には良いかもしれない。
そして、さほど待つこともなく着丼。
丁寧に作られたことが一目でわかる。
意外なのは塩っぽくない見た目。
パっと見は醤油とんこつぐらいに濃厚さがあるが・・・さて実力はいかに。
まずスープを一口・・・
こ・・・これは!?
今、口の中で何かが焼かれてますか?
と聞きたくなるほどにほどよい焦げたような香りがする・・・なんなんだこれは!?
おいしいけど、想像上の塩ラーメンではなく唯一無二の塩だ。
メニューブックを見ると「本来の焼きあごのうまみを最大限に引き出すために、独自製法(特許出願中)で製造した焼きあごを使用」とのことだ。
確かに、最大限どころか突き抜けた焼きあごのうまみが口の中全体に広がっている。
まるで、口の中すみずみまで藁の香りが広がり、目を閉じれば藁焼きをしている現場に誘われるような香ばしさがあるかつおの藁焼きのような感覚だった。
麺はちぢれた平打ち麺で、食べ応えがある。
さて、ラーメン全体の感想だが・・・
一口食べてうめーーーーー!!
と叫びたくなるような感覚ではなかった。
だが、食べれば食べるほどに焼きあごの旨味がわかってきて、食べ終わる頃には「え?もう終わり?」と思わせられる、特殊能力「尻上がり」を有するラーメンである。
何度も食べると、ハマってしまうのかもしれない。
メニューを見るとお茶漬けセットなるものがある。
お茶漬け専用のわさびとあられも卓上に準備されている。
次回は挑戦してみようか・・・
さて、ところでなぜ私はこのお店で「憧れるのをやめましょう。」を思い出したのか。
野球好きではない人でさえ、ご存じであろうショウヘイ・オオタニの名言が蘇る理由、それは
圧倒的キャプテンシーが機能する店だから
店内には4名の店員が確認された。
この4人の連携プレーが素晴らしく、私はこの4人を心の中で以下のように整理・解釈した。
【たかはし 主な登場人物】
・ヌートバー:主にフロアを担当する女性スタッフ
・ヨシノブ :印象が良すぎる将来有望な男性スタッフ
・ケンスケ :なんだかキーマンのような雰囲気がある男性スタッフ
・ショウヘイ:見た目はダルビッシュ寄りの圧倒的男性キャプテン
「〇〇君、次、〇番さん行こうか!」
「わかりました!お待たせしました、茶漬けです」
「お客様、お待たせしましたいらっしゃいませ!」
「お待ちいただきありがとうございまーす!」
鬱陶しい接客ではなく、ただただ気持ちの良い接客である。
キャプテンショウヘイは中央から的確に指示を出し、時にヨシノブへアドバイスをしたりしている。
圧倒的キャプレンシーを発揮するショウヘイを中心にヌートバー、ヨシノブ、ケンスケが各自の役割を的確に果たす店、それが「たかはし」である。
メンバー全員の表情は明るく、お互いが励まし合いながら前向きに仕事をしている姿はWBC2023に近い。
高校野球のような青臭いエモさではなく、真の実力を感じる。
WBCのショウヘイ・オオタニが「憧れるのをやめましょう」と言った理由は、これから戦う相手に憧れてる場合じゃない、対等な相手として戦え、ということだが、
ショウヘイ・タカハシが言いたいのはそうではない。
恐らく
✖ 憧れるのをやめましょう(オオタニ)
↓
〇 アゴだしを食べましょう(たかはし)
こういうことだと思われる。
何を書いてるのかわからなくなってきたので、判決を下す。
【ランチ裁判 判決】
・ラーメン価格が900円~で内容と比較するとコスパは標準的か
・初の焼きあご塩は尻上がりにおいしく感じた
・スタッフ4人のチームプレーは見ているだけで楽しくて快適
・中毒にはなっていないが中毒になる予感がするラーメン
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