見出し画像

【Vol. 6】 肩関節の異常運動(可動域制限・筋機能低下)

このノートでは、今までVol. 1〜5までで学んできた肩関節の機能解剖と正常運動を基に、異常運動について取り上げていきます。

正常運動のおさらいも収録されていますので、そちらをご覧いただいたあと、異常運動について学んでいきましょう。


< 目 次 >

正常運動
1. 正常運動:肩甲上腕関節
2. 正常運動:関節包の緊張肢位
3. 正常運動:関節包・靭帯の伸張肢位
4. 正常運動:腱板筋群の伸張肢位
異常運動
5. 異常運動:関節可動域制限
6. 異常運動:評価肢位
7. 異常運動:制限因子(+筋力低下)


■□■□■□■□■□■□■□■□■□

画像1


1. 正常運動:肩甲上腕関節

正常運動として、肩甲上腕関節について解説していきます。

画像2

まず、肩甲上肢関節の特徴についておさえておきましょう。

画像3

凸面、凹面、関節分類、形状機能相似分類、連合回旋、自由度、締りの肢位、緩みの肢位について記載されています。

肩甲上腕関節は非常に自由度の高い関節と言えます。

また、四足歩行から解放され、手を使った巧緻動作がその他の動物よりも発達しています。

ここから先は

3,270字 / 12画像
この記事のみ ¥ 1,980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?