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読書

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#エッセイ

衝撃の二文字。

衝撃の二文字。

今、私は夕飯に手を付けずにこの記事を書いている。
衝動的に書いている。

本日、所用で最寄りの書店に図書カードを買いに行った。

カウンターにて図書カードをくださいと伝え待っていると、ふとレジ横のボードに付箋や寄せ書きが見えた。

「今までありがとう」

「お疲れさまでした」

「よく利用させていただきました」

「ここが無くなるとほんとに困ります…」

ここが無くなると……??

そのボードのタ

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初めてMy本棚をお出迎えした日と本棚紹介。

初めてMy本棚をお出迎えした日と本棚紹介。

先日、本好きな私にとって「居場所」とも呼べるものをお出迎えした。

真っ白な本棚である。
見ての通り、とても綺麗だ。

家具のアウトレットセールにて一目惚れした。ただ、アウトレットとは言ってもちゃんと相談した上で決めたオーダー品である。

収納ボックスを天井近くまで取り付けたかったので、寸法を調べてサイズオーダーで注文してみた。

待つこと一か月弱。
遂にその日を迎えた。

配送業者さんが我が家の

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棚下に広がる秘密。

棚下に広がる秘密。

古本市には時として陳列される棚の下に名著が潜んでいることがある。

木製の本棚タイプではなく、台車の下に空間があるタイプの陳列棚は、慣れない人は素通りされるコーナーだ。

「そもそも棚下の商品は手を出してはいけないのではないか?」

自分も初めはそう思っていた。

しかし、とある古本市で熱心に陳列台を覆うテーブルクロスの下を覗き込むおじさんがいた。

「あそこは探っちゃダメだろう。」

そう思って

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本が読める幸せ。

本が読める幸せ。

もともと文章にしたり口に出して表現することが好きではない。

何より下手だから。

その代弁として、頭の中で考えている表現したいことや同意するフレーズを探すように本を読んでいる。

しかし、自分だけがしっくりくるフレーズを見つけて思わず昇天だけしているのは実にもったいないことだと考えるようになった。

今自分が本を買って読んでいることがどれだけ幸せなことか、ふと噛みしめる。

もともと本は好きだっ

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