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「せきとくしゃみが気になってきた晩秋」。2021.11.27.

 最近、働く中で、初めてに近く、人間関係の憂うつを知った。
 お恥ずかしい話だけど、組織にいる時間が短かったことと、これまで恵まれていたことが、分かった。

青空

 そんなことがあって、なんだかよく眠れなかったけれど、でも起きて、出かけなくてはいけない。
 それでも天気はいい。

 出かける時に、妻が「しんどいかもしれないけど、私は味方だから」と言ってくれる。
 ありがたい。
 
 今日、午前9時前に出かけて、駅までに向かう道に人通りが少なく感じるのは、いつも、ここを通る高校生がほとんどいないからだと思う。

 病院の前に一人だけ待っていて、もう完全に冬の服装になっている。通り過ぎる人たちは、自分も含めて厚着をしているから、体が少し大きく見える。

 寒い。

車両

 駅に着いたら、ホームに20人ほどいる。
 電車が来て、乗った。窓は少し開いている。

 人は多め。だけど、距離は保てる。
 なんとなく活気はある。

 座っている男性が、とても大きなくしゃみをする。
 全く違う場所から、せきの声がする。

 なんとなく、くしゃみやせきが増えてきたような気がする。

せきの声

 終点で、違う路線に乗り換える。

 今日も、改札の中のアルコールポンプを使っているのは、見ている限りは、私だけだった。

 電車が来て、乗り込むと、あわてて降りるスーツの男性が、こちらの体に当たって、降りていったが、何もなかったように去っていく。
 ぶつかられたことも、無視されたことも、久しぶりだった。

 電車に乗る。

 走り出す。

 せきの声。
 違うせきの声。

 場所が違う。左だったり、右だったり。

 今日は、増えているように思う。
 
 そして、また違うせきの声。
 さらに、違うせきの声。

 たぶん、全部違う人のだと思うのは、車両のあちこちから聴こえてきているせいだ。

 ちょっと怖くなって、車両を替えた。

ワクチン

 車内広告は、エステと美容整形のものが目立つ。
 
 電車が止まる。目的の駅で降りる。

 改札を出て、駅の外へ出る。ひなたは、日差しがまぶしいけれど、日影に入った瞬間、体感温度が急に下がり、寒くなる。

 公共の建物には、今日もワクチン接種の案内板を首からかけている青年が半袖のポロシャツで立っている。そばを通りかかったら、私は、ワクチンと関係ないのに、頭を下げてくれたので、こちらも会釈をした。

夕方

 午後4時過ぎ。外へ出たら、すでに少し暗くなっている。

 人の流れは結構ある。

 寒い。

 表現でいえば「謀りごと」がぴったりするような出来事が今日あって、世の中には、本当に意地悪で、人を貶めるようなことばかりを考えている人がいることを、改めて知る。

 日本史上、ある意味では、最も陰謀が陰険だったのは「平安貴族」とも言われているらしいので、その末裔なのかもしれない、と思った。

おかえり

 電車の中には、人が、かなりいる。

 乗り換えて、また違う電車に乗る頃には、すでに外は暗くなっている。

 最寄り駅に降りて、歩いて、家のそばに戻ってきた頃に、5時の音楽が流れ始めた。

 家に帰ったら、妻が「おかえり」と迎えてくれた。
 柔らかい空気を持っている人が、一緒に家にいてくれるのは、ありがたい。



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