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テレビについて㉔「コロナ対策スタッフ」を、エンディングに見つけた。

 ここ何年かの、テレビ東京の深夜のドラマは、特にバリエーションが幅広く、その意欲みたいなものが、うれしくなることがある。

「おしゃ家ソムリエおしゃ子」

 部屋をおしゃれにできるような、結婚相手としての男性を追い求める主人公という設定が面白くて、だけど、気がついたら、「2」になっていた。

 ドラマを見ていて、主人公の演技のようなものが、あまりにもオーバーアクションで、原作はギャグ漫画なのかもしれないし、「1」が好評だから、「2」もあるのだから、これを支持している人たちも少なくないのだろう。

 部屋のおしゃれさを分析するような、ドラマの内容が面白かったのだけど、妻と見ていて、このオーバーな感じが、馴染めるかどうかに自信がなく、もう少し見て、これから見続けようかどうかを決めよう、などと相談しながら見ていたら、番組のエンディングになった。

 見ていたのは、どうやら「1」の再放送らしい。

 そこに流れているスタッフの中に「コロナ対策スタッフ」というクレジットがあった。

コロナ禍のドラマ

 毎日のように流れているテレビドラマは、コロナ禍がなかったように作っているドラマと、コロナ禍も前提にしているような演出と、どうやら2通りに分かれているようだけど、今のところ、コロナ禍のこともドラマの設定として、取り入れているドラマは少ないように思う。

 それは、俳優がマスクをする姿が多くなるので、出演者か、演出側か、それとも視聴者の、どこかで、もしくは全部で、抵抗感が強いせいかもしれない。

 いずれにしても、今は番組の最後に「感染対策は万全にして撮影しています」といったテロップが表示されることが多い。

コロナ対策スタッフ

 まだ、多くのドラマを確認していないから、何とも言えないのだけど、「コロナ対策スタッフ」とクレジットが入るドラマは、珍しいのではないだろうか。

 視聴者として、勝手に想像してみると、「コロナ対策スタッフ」がいる現場と、「感染対策を万全にしています」とテロップが流れるドラマとでは、どちらが「感染対策万全さの度合い」は、上なのだろうか。

 というよりも、このドラマの「1」は、2020年の7月放送なので、その時期だけ、「コロナ対策スタッフ」がクレジットされた、という可能性もあるかもしれない。

 それでも、わざわざ「コロナ対策スタッフ」と表示されているのだから、そのスタッフは、とんでもないプロで、他の番組では想像もできないような「対策の方法」を知っている、ということはないだろうか、と夢想してしまう。

 まだ、詳細が分かりきられていない「新型コロナウイルス」について、ドラマは、「密」の状態を避けられないだけに、ドラマ現場でしか知られていないような「コロナ対策」が存在し、その象徴が「コロナ対策スタッフ」だった場合には、その時は内密にされたような、その成果が、もうすぐ、もう少し広く伝えられる日も来るかもしれない。(と想像する)。

忘れられる可能性

 ただ、このドラマの「2」では、オープンニングでも、エンディングでも、「コロナ対策スタッフ」という文字はなかったようなので、もしかしたら、2020年のコロナ禍が始まった頃の混乱の中にだけ存在した、とても珍しいスタッフだった可能性もある。

 これから何年も経ち、コロナ禍のことも記憶が薄れ、その時に、古いドラマとして「コロナ対策スタッフ」というクレジットを見た時に、懐かしい気持ちになれるのだろうか。それとも、何年経っても、コロナ以前のようには戻れないから、「コロナ対策スタッフ」は、日常的な存在となり、わざわざエンドロールなどでクレジットされることがなくても、さらにノウハウは磨かれていくのだろうか。(全部、勝手な想像です)。


 ところで、すみませんが、このドラマを何回か見て、あくまでも個人的な好みですが、オーバーアクションの演出に馴染めず、ウチでは視聴を中止しました。
 話題にしたのに、なんだかすみません。




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