見出し画像

SaaS事業プロダクト広報として取り組んでよかったこと3選

皆さん、こんにちは!
スリーシェイクで広報を担当している徳山です。

スリーシェイクには2020年に入社し、最初は、営業資料・サービス資料の作成、エンジニアリングのサポート業務、契約まわりの管理や請求処理など、さまざまな業務に携わっていました。

しかし、2021年...、
予想もしていなかった「広報担当」に突然任命されました。


スタートアップの一人広報...一体何から手をつければいいのか...。
スリーシェイクの唯一の広報担当として、当時の私は何をどのように進めるべきか戸惑うばかりでした。

しかしそんな中で、広報の先輩方が公開しているnoteの記事や広報コミュニティへの参加を通じて多くの学びを得て、広報の仕事を理解し進めていくことができました!
知識や経験の共有がいかに有益かを実感し、私もスリーシェイクでの広報活動で得た知見を皆さんと共有したいと考えるようになりました。

私は、2022年よりスリーシェイクのSaaS事業、セキュリティサービス「Securify」とクラウド型データ連携ツール「Reckoner」のプロダクト広報担当として活動を始めたのですが、この記事ではその中で感じた3つの取り組んでよかったことをまとめました!

この記事が、皆さんにとって少しでも役立つ内容になれば幸いです。


1.継続的にプレスリリースを配信すること

まずは、なんと言っても「プレスリリース」です!

プレスリリースは企業が出す公式文書であり、第三者によってメディア掲載されているため、読者からの信頼に大きく寄与します。
これは、いくら莫大な資金を投じて広告を出しても、得られない成果だと考えられます。

広報の仕事は多岐にわたるため、企業によっては、プレスリリースに力を入れすぎる必要はないと言われることもあるかもしれません。
しかし、私は、プレスリリースが最も重要であり、まず最初に取り組むべきことだと考えています。

メディアの記事を目にしてサービスを事前に知っていたら?
検索した時に主要メディアに取り上げられている記事をみたら?
CVRは大きく変わると思います。


上司の言葉を借りて言えば、「たかがプレスリリース、されどプレスリリース」
プレスリリース代行のように専門家がいるぐらい奥が深い世界です。

しかし、プレスリリースを配信するには、まず、プレスリリースを出せるネタがないといけません。

後述していますが、私は、プロダクトのデイリーミーティングに参加し情報をできる限りキャッチアップするようにしていますが、キャッチアップや一人の企画力には限界があり、やはりプロダクトチーム側の協力なくして、継続的なプレスリリース配信は難しいです。

もし、プロダクトチームとの協力体制が構築されていない場合は、プレスリリースの成果を数値で示すことが効果的だと考えています。
スリーシェイクでは、スプレッドシートとあわせて、Google Analyticsの数値をLookerダッシュボードで管理しています。
アプローチなどのアクション数、パブリシティ数や広告換算額などは、以下画像のようにスプレッドシートで管理しています。

セッション数、ユーザ数、CVなどは以下画像のように、Lookerダッシュボードで視覚化しています。

また、休眠顧客が検索を通じてプレスリリースを見て再び問い合わせをしてくれたなどの詳細の情報もまとめ、これらの情報をプロダクト責任者やチームに共有します。
これによって、プレスリリースが情報発信の役割以外に、実際のビジネス成果にどのように寄与しているかを明確に示すことができます。

このようにプレスリリースの成果を数値で示し、その影響を実感してもらうことによって、チームからの協力を得ることができると考えています。

2.プロダクトミーティングに自ら足を運ぶ

スリーシェイクでは、広報チームが他の部署とは独立して機能していますが、私はこの「距離」を縮めるために、積極的に各プロダクトチームのミーティングに参加しています。
基本的にオンラインミーティングなので「足を運ぶ」というのは表現で使用していますが、時には、オフィスでの飲み会に勝手に参加することもあります...(ただのお酒好きってこともありますが。笑)

例えば、営業ミーティングに参加することで、クライアントの反応や他社サービスとの比較点など、貴重な情報を得ることができます。
マーケティングの定例会議では、マーケ担当者が何に取り組んでいるかを理解し、広報としてどう援護射撃できるかを考えることができます。一つの施策が他の活動に影響を与えることもあります。

そして、前述した通り、プロダクトミーティングはプレスリリースのネタの宝庫です!
導入事例、機能のリリース、イベントの開催など、発表するべき話題が数多くあります。

しかし、最も重要なのは、ミーティングへの参加が、異なる部署や職種のメンバーとしてではなく、同じプロダクトの成功を目指す一員としての団結力を築くことです。これは単なる情報収集以上の価値があり、広報活動においてもチームとしての一体感と協働を強化すると実感しています。

3.導入事例の記事を作成する

スリーシェイクでは現在、マーケティング担当者が導入事例を進行管理していますが、以前は私が導入事例記事のディレクションを担当していました。
実際にお客様のもとを訪れ、約1時間のインタビューと写真撮影を行います。
インタビューでは、お客様が直面した課題、製品を選んだ決め手、競合製品との比較について、生の声を直接聞くことができます。
しかし、それだけではありません。

ある時、お客様から「スリーシェイクさんのサービスは本当に素晴らしいですね。私たちも頑張るので、スリーシェイクさんも頑張って、このサービスを永く使えるようにしてくださいね。お互い頑張りましょう。」という言葉をいただきました。
その瞬間、カスタマーサポート担当者とともに感動でうるうると目頭が熱くなりました。

インタビュー記事を作成する過程で、プロダクトへの理解はもちろん、プロダクトへの愛をより深めることになり、プロダクト広報担当者としての目標や志向がより鮮明になっていったと感じています。
お客様の声を聞くことで、私たちが提供するサービスの真の価値を再認識して、その魅力をより広く伝えるための意欲にもつながりました。

▼ディレクションを担当した事例記事

おわりに

この記事では、私が、プロダクト広報担当者として取り組んでよかったこと3選をまとめました。

第一に継続的なプレスリリース配信の重要性、第二にプロダクトミーティングへの積極的な参加とその価値、そして第三に導入事例記事の作成によるプロダクトへの深い理解についてです。
異なる職種のメンバーたちとも、プロダクトの成功という共通の目標を目指すチームとして、ともに協働することで、大きな成果を達成できると考えています。

初めて広報担当に任命された時、私は戸惑いと不安でいっぱいでした。
しかし、時間がたつにつれて、広報の仕事の深みとその魅力に魅了され、今では広報として携われることに大きな喜びを感じています。
これまで多くの挑戦と失敗を経験しましたが、それぞれが私の広報としての視野を広げ、スキルを磨く貴重な機会となりました。
得られたノウハウや知見は、今後も、スリーシェイクnoteで共有していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


この記事が参加している募集

広報の仕事

仕事について話そう

仕事のコツ

with 日本経済新聞