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良かった小説

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小説や漫画の中で話が長いものを読むのが苦手。 そんな私が夢中で読めた小説を載せていきます。 最高でした。もっと気持ちは熱くなっているのですが、表現が上手くできません。つまり、とに…
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#夜行バスに乗って

春と風林火山号に乗って #短編小説

春と風林火山号に乗って #短編小説



 とうとうこの日がやってきた。
 直紀は抑えきれぬ想いを胸に、帳面駅バス停に到着した。駅前の掲示板に貼られた一枚のポスターに目をやる。
   春と風林火山号に乗って新宿に行こう!
 弾けるような文字が躍り、そこにはバス乗務員の制服を着た女の子のキャラクターが描かれていた。何度見ても、溌剌とした明るい笑顔が可愛いらしい。
 直紀はこれまで、こういった萌え系のキャラクターには全く興味がなかった。

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【短編小説】ニシヘヒガシヘ~夜行バスに乗って~ 第1話

【短編小説】ニシヘヒガシヘ~夜行バスに乗って~ 第1話

   第1話

21:00 帳面駅バス停 出発

「本日はご乗車いただき、まことにありがとうございます。こちらの夜行バス『風林火山号』は帳面駅発、バスタ新宿行きでございます」

 帳面駅前ロータリーの一角にある路線バスの発着場は、帰路につく人たちが列を作っている。

 それとは反対側の端に停車する鮮やかなデザインのバスに近づき、入り口の前で足を止めた。バス停に立つ制服姿の女性にチケットを見せる。

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小説/おめでとう。卒業と、

小説/おめでとう。卒業と、

卒業の季節、イコール絶望。
卒業式って何だろう。結局一度も参加してないから分かんない。ただ通う場所が変わるだけで、毎日やることは変わらないじゃん。
一体なにから卒業すんの。一体なにが おめでとう なの。

新宿に向かう夜行バスの、カーテンをそっと開けて外を覗く。
景色は真っ暗で何も見えない。こんなド田舎だからダメなんだ。腐った人間ばっかりだ。
すれ違うヘッドライトの数も多くはない。こんな時間だもん

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