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涙の意味
娘が短時間登校を始めた。
教室へは始業式の日から行けなかったが、放課後登校してみたり、一時間だけ保健室登校してみたり…と、今も試行錯誤の途中。
今は2時間目から4時間目の途中まで少人数教室にいて、オンラインで授業をみたり、課題をやったりしているみたい。
たまに同じクラスの友達と顔を合わせてお話したりはできているみたいだけど、大人数に緊張するみたいで教室へはまだまだ行けない様子。
親は振り回されていて送迎のために何度も何度も学校へ行っている…正直面倒。
でもそれにも慣れてきた。
この子のペースで…
まぁ大丈夫だろう…
勉強は気になるけど、なんとかなるだろう…
そうは思っているけど、たまにブチギレる。
「勉強はしなよ!」「家にいるなら手伝って!」言ったら止まらなくなり、みんなに当たり散らす…。
あまりにも色んな事を言い過ぎているのか「ママ最近言ってることがコロコロ変わるから…」と娘に言われる始末…。
深呼吸してぐるぐるしてる思考から離れよう
…と思っても引っ張られる…
ある朝、いつもどおり下の子を登校班まで連れていくとお友達のお母さんが、「娘さんどう?元気?」と声をかけてくれた。
そう。声をかけてくれたのだ。
私は娘がみんなと同じじゃなくても大丈夫ですよーと言う感じにして、バリアを張っているのだと思う。聞かれても回答に困るし…
だから周りの方々もあまり、娘の事には触れずにいてくれてるのが、ヒシヒシと感じていた。本当にヒシヒシと感じる。
感じてはいるけど、もうこちらはいっぱいいっぱいなので、正直見ないふりして放っといてた。
そんな私に声をかけてくれたのだ。
朝から泣くまい!と思っていたこころが話の途中で弾けたように涙が止まらずハンカチもないのに号泣してしまった…
家に帰ってきても娘がいるから洗面所で鼻をかみ、ファンデーションで赤くなった部分を塗りたくった。ヨレるはクズレるは…笑っちゃうほど顔はひどいものだった。
でもまだ涙が止まらない。彼女は私に「頑張れ!大丈夫!」と励ましてくれた。「よくやってるよ。本当に…」とも褒めてくれた。
ありがたいし、嬉しいし、前向きにもなれた。
ただ、なぜ私は涙がこんなにもたくさん出るんだろう?と疑問に思った。
別の日、娘をいつもどおり学校へ連れて行った帰りにご近所の優しさの塊のような方にお会いした。
その方も私に声をかけてくれた。
お孫さんが聴覚過敏でお嫁さんが大変だったことを話してくれた。「いつかパァーっと目の前が開けてくるときが来るからね。」「余計なお世話とは思っていたんだけど…」と、うちの子や私のことを気にかけていくれていた。
…またもや朝から涙がとまらなくなってしまった…
家に帰ってきて、ほんとに!もう!泣いちゃうから優しくしないでよ〜(笑)…と、ポロッと言葉がでてきた
そうなのか…泣きたくなるのを私は我慢していたのか…
私は子供がどうあろうが全然大丈夫です〜ふふふ〜ん♪…とありたいのに、現実はふふふ〜ん♪どころか、本当は先が見えずにオロオロしている。
答えはわかっているけど解き方がわからない。
そんな理想と現実のギャップをさらされてがっかりしている涙なのかな〜。
…とかなんとかかんとか涙の意味を一生懸命さがしたけれど、そんなものに意味づけしなくたっていいのかもしれない。
私や娘のことを気にかけてくれて、応援してくれて本当に感謝の気持しかない。
感謝だけではないけれど、目に見えない人の優しさにふれると色んな思いも含まって涙は出てしまうものなんだ。
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