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坂道編〜文京台東荒川あたり

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本郷台地と上野台地のはざまで。文京区、台東区、荒川区の境目あたりの坂道コレクション。
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#坂道コレクション

湯島「無縁坂」

湯島「無縁坂」

湯島から弥生をつなぐ。坂上には東京大学、坂下には岩崎庭園、不忍池がある。

日暮里「紅葉坂」

日暮里「紅葉坂」

日暮里と谷中をつなぐ。別名「幸庵坂」。坂上には天王寺、谷中霊園、坂下には日暮里駅南口がある。天王寺が紅葉の名所だったことから。

坂上の旧町名は谷中天王寺町。

千駄木「大給坂」

千駄木「大給坂」

本郷台地の保健所通りと不忍通りをつなぐ。坂上には安田楠雄邸庭園、坂中腹の公園に大給邸跡の大銀杏、坂下に如意輪観世菩薩の社がある。
かつてここに子爵・大給家の屋敷があり、後に内閣総理大臣になる大平正芳が住んだこともあった。

西日暮里「向陵稲荷坂」

西日暮里「向陵稲荷坂」

田端の切通から西日暮里をつなぐ。開成高校と中学校の間を通っており坂上には向陵稲荷神社がある。

谷中「螢坂」

谷中「螢坂」

初音の道と六阿弥陀通りをつなぐ。別名「三年坂」。
坂上には加納院、築地塀で有名な観音寺が、坂下には萩で有名な宗林寺、岡倉天心記念公園、谷中コミュニティセンターがある。
界隈の旧町名は谷中初音町二丁目。

西日暮里「ひぐらし坂」

西日暮里「ひぐらし坂」

西日暮里から田端をつなぐ。坂上は駒込あたりまで続く切通し、坂下には西日暮里駅、開成高校がある。途中、道灌山遺跡が発掘された場所があり古くから人が生活していたことがわかる。界隈の旧町名は日暮里渡辺町。

佐竹屋敷と渡辺町

道灌山遺跡

第一号住居址

西日暮里「富士見坂」

西日暮里「富士見坂」

日暮里、諏訪台通りから千駄木方面に下る。坂上には諏方神社、坂下には花見寺(修性院・青雲寺)がある。

弥生-根津「弥生坂(鉄砲坂)」

弥生-根津「弥生坂(鉄砲坂)」

弥生一丁目と二丁目をつなぐ坂。言問通り。坂上に東大の本郷キャンパスや「弥生式土器発掘ゆかりの地」石碑、坂の両側には弥生キャンパス・浅野キャンパス、坂下には根津駅があり、そこから上野台地への上り坂「善光寺坂」に続く。界隈の旧町名は向ヶ丘弥生町。

弥生-池之端「暗闇坂」

弥生-池之端「暗闇坂」

弥生坂上から池之端をつなぐ。坂上には東京大学弥生門、坂下には池之端門、弥生美術館、竹久夢二美術館がある。坂に沿って東京大学の本郷キャンパスの重厚な建築が見られるのがよい。坂名の由来は不明。界隈の旧町名は向ヶ丘弥生町(下記リンク参照)。

弥生「異人坂」

弥生「異人坂」

弥生2-13の北側に位置する。根津神社裏からおばけ階段をのぼり、弥生坂に抜ける坂。カーブや途中上下に分岐する箇所があり起伏に富んだ坂。昭和54年に擁壁が改修されている。

弥生「おばけ階段」

弥生「おばけ階段」

根津神社と異人坂を結ぶ階段。不思議なカーブと途中から階段が途切れる部分があることからこう呼ばれたのだろうか?

根津「根津裏門坂」

根津「根津裏門坂」

坂上には日本医科大学、坂下には根津神社北門がある。界隈の旧町名は根津西須賀町。

本駒込4-千駄木4「動坂(堂坂)」

本駒込4-千駄木4「動坂(堂坂)」

駒込病院から千駄木、田端方面に下る坂。坂上には明治12年に感染症(コレラ)を診療するために設立された駒込病院(現在は東京都の感染症とがん診療の拠点)、坂下には輸入食品やコーヒーを扱うJUPTER本社がある。

千駄木2-千駄木3「団子坂」

千駄木2-千駄木3「団子坂」

白山・本駒込方面と千駄木駅(根津側出口)をつなぐ坂。江戸川乱歩『D坂の殺人事件』のD坂とはこの団子坂のことである。坂上には鴎外記念館、本郷図書館、坂下には千駄木駅がある。