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本駒込4-千駄木4「動坂(堂坂)」
駒込病院から千駄木、田端方面に下る坂。坂上には明治12年に感染症(コレラ)を診療するために設立された駒込病院(現在は東京都の感染症とがん診療の拠点)、坂下には輸入食品やコーヒーを扱うJUPTER本社がある。
この坂の由来については下記の通りである。
『千駄水に動坂の号あるは不動坂の略語にて、草堂のありし旧地なり』』(江戸名所図会)
元和年間(1615-1624)万行商人が伊勢の国赤目山で不動明王像を授けられ、衆生済度のため諸国を回り、駒込村のこの地に庵を設けた。その後三代将軍徳川家光により現在の本駒込1丁目に移された。(現南谷寺)この保温損は江戸時代から五色不動(赤・白・黒・青・黄 ) として有名である。
その跡には日限地蔵堂がたてられ信仰をうけていたが、現在、地蔵は徳源院に移されている。明治26年お堂の修理中地下より土器・石器が発見され、昭和49年には駒込病院敷地からも多数出土している。
『動坂は田畑村へ通ずる往来にあり、坂の側に石の不動在り これ目赤不動の旧地なり。よりて不動坂と称すべきを上略せりなりと言う』(御府内備考)
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