見出し画像

#14 あちらの世界に帰った日。

どれくらいの日が経っただろう。

日常生活を送りながらも
あちらの世界を思い出していた。


一体どうやったら
またあちらの世界に戻れるのか。

あのアンティークな扉が現れたときの状況を
自分なりに再現してみたりもした。


街を歩いている時も
おしゃれなカフェやお店の
アンティークっぽい扉を見ると
自然と目が行っていた。

不思議なのは、見てすぐに
この扉は違う。
と感じることだった。

アンティークっぽい額縁でさえ
あちらの世界に繋がっているのでは…
と期待も込めてジッと見てしまう。

これもまた、
違う。関係ない。
とハッキリ感じていたのだが。

画像1


どうして私はOliviaに
なぜあちらの世界に行けたのか、
どうなったらこちらの世界に戻るのか、

を聞かなかったのだろう。

Rajeepなんて、3か月前から
何度か来ているような感じだったが
こちらの世界とあちらの世界を
行き来する方法

何よりも先に確認しておくべきだった。


後悔してもしきれないと思いつつ、
あの鍵前回持ち帰ったもの
眺めていたその時、
玄関の方で何かが光った。


あの扉に違いない!
慌ててあの鍵と鞄を持って玄関に走り、
扉を開けた。

思った通り。
あの広場へ続く道だった。
そして急いで広場へ向かった。

広場にあるカフェの中のOliviaを見つけて
手を上げると、
それに気付いたOliviaも
中から大きく手を振ってくれた。


ホッとした。

何がそうさせたのかはわからなかったが
とにかく、またあちらの世界へ
本当に戻ることができた
のだった。


これが
再びあちらの世界に戻った時のおはなし。
続きはまた次回に。


最後までお読みいただき
ありがとうございます。

サポート、フォロー、スキしてくださった方
応援のお気持ち大変嬉しいです。
ありがとうございます。


あちらの世界で仕入れたものは
minneにてアクセサリーにして
販売しています。

他、ギャラリーの裏側なども
SNSにて発信していますので
ご興味あればこちらもご覧くださいね。

twitter:@3count_m
Instagram:@3count_m

この記事が参加している募集

スキしてみて

サポートは、あちらの世界での仕入れやパーツ、活動の幅を広げる為の資金にさせていただきます。