飲む・食べる・挽くを体験し、よりお茶が好きになった堺のお茶イベント
南海電鉄 地域発見クリエイターズ課で活動中の未来です。
6月23日、大阪府堺市にある紙カフェ主催の「堺・茶の湯ばなし特別版」というイベントに参加してきました。
「堺・茶の湯ばなし」では、堺の老舗茶舗・西尾茗香園の5代目当主である西尾 晋造さんがお茶についてお話を聞かせてくださいました。
日本茶の歴史やお茶の種類については知らないことも多く、勉強になりました。
また車や鉄道がなかった時代に京都の宇治茶をどのようにして堺に運んでいたのか、茶の湯を確立した千利休は政治との関わりが強かったなどのお話は、とても興味深かったです。
さて今回のイベントの中で一番印象に残っているのは、抹茶挽き体験をできたことです。
お茶屋さんの広告を作っていたことがあり、お茶が好きな私は、いつか抹茶を挽いてみたいと憧れていたので、石臼が目の前に現れた時はとても興奮しました。
西尾さんのお手本を見せていただき、いざ私もチャレンジ!
あれ? すごく重い。西尾さんはあんなに早く回していたのに、全然回らない。筋トレか!? でも楽しい! 抹茶ができてる!
抹茶を粉にするのってこんなに大変だったのですね。これはやってみないとわかりませんでした。
そして、普段使っている細い棒のようなお茶の茶葉を粉にするのだと思っていたのですが、抹茶の茶葉は丸っこくて違うものだということを初めて知りました。
抹茶挽きの後は、なんと挽きたての抹茶をすぐ点ててくださり、飲ませていただきました。挽きたてほやほや、自分で挽いた抹茶は、格別な味わいでした。
今回は特別版ということで、西尾茗香園さんの「極 抹茶だし」を使ったにゅうめんとその抹茶だしで漬けたきゅうりのお漬物もいただきました。
「堺・茶の湯ばなし」
聞いて、見て、学んで、飲んで、食べて、挽いて、内容盛りだくさんの本当に楽しいイベントでした。
実際に経験することで「おいしい」や「大変」や「こんな違いがあるんだ」などを実感でき、「知っている」が「わかる」に変化しました。
知識として知っていたことも、実際に経験し実感すると、どこがどう良いか、なぜ面白いのかがわかり、自信をもって言葉にできるようになるのですね。
そして、分かるとますますお茶の文化、堺の歴史に興味が湧いてきました。
これからも歴史を学べ体験もできるようなイベントに積極的に参加してみたいなと思います。
ちなみに次回の「堺・茶の湯ばなし」は10月13日(日)です。茶歌舞伎というお茶のテイスティングゲームをするそうです。
予約はこちらから!
*=====================*
〈番外編〉
紙カフェでは、イベント当日「平地和広 堺の風景一筆箋 原画展」も開催されていました。
堺の現在と過去の風景がとても優しく、あたたかく描かれていて、どの原画も見ていると心がほっこりしました。
堺で暮らしていた今は亡き祖父母にも見せたかったなぁ。きっと懐かしんで、いろいろな話を聞かせてくれたと思います。
なんとその日は、イラストを描かれた平地和広さんが紙カフェにいらっしゃっていました!
お話をさせていただいたのですが、とっても優しく、素敵な方で一瞬でファンになっちゃいました。
すると紙カフェのお店の方が「ひらさん!サイン書いてあげなよ」と急遽サイン会がスタート。
なんと私がひらさん(皆さんからそう呼ばれているそう)の一番目のサインをいただいてしまったのです!
一緒に写真も撮っていただき、とても記念になりました。
ありがとうございました!
ひらさんのインタビューが載っています ↓
堺は人や技術、文化が集まり、商人を中心に栄えたまちです。
紙カフェでその堺のお茶の歴史や文化を体験し、ひらさんやお店にいた方々とワイワイとサイン会を楽しませていただき、昔の堺もこんな風に人情に溢れ、賑やかで楽しいまちだったのかななんて想いを馳せてしまいました。
今回のおでかけも人の輪が広がって、たくさんの気づきや学びがありました。
梅雨本番。ジメジメや雨でおでかけが億劫になりますが、どんどん外に出て楽しい発見をしていきたいです。来月はどこにおでかけしようかなぁ。
Instagramの投稿では、スポットの詳細や抹茶挽き体験の動画も発信中です。
ぜひこちらもご覧ください!
前回のおでかけのお話はこちらから。
地域発見クリエイターズ課として活動をさせていただくにあたり、意気込みや思いを書いた記事はこちらから。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!サポートはもちろん、スキやコメントがとても励みになります。