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鑑賞ログ「ザ・クリエイター/創造者」

231115


友人に勧められて鑑賞。
色々候補はあったけれど、元々興味もあったので鑑賞することに。

近未来の世界では人類とAIの戦いが起きており、人類はAIを駆逐するため、その源である”クリエイター”のもとに特殊部隊が向かう。その中の一人が主人公のジョシュア(ジョン・デビッド・ワシントン)。亡くした妻を探すことと引き換えに任務を引き受けた彼が向かった先にいたのは…小さな子供だった。果たして、戦いを終わらせるために彼がなすべきこととはーという話。

まず、やっぱり主人公役のジョン・デビッド・ワシントンがセクシーよね。救世主役のマデリン・ユナ・ボイルズ、かわいい。特にほっぺた。あと、主人公の恋人役のジェンマ・チャン。この人は既視感ある!と思ってたら「エターナルズ」の人だった。

冒頭からいい感じで始まって、アクションもあるし、エモいドラマもあるし、ハラハラドキドキで作品としてはよくできてるなーとは思う。けれど、AIと共存するのがアジアっぽいところで、もうAIだろうが人だろうがバンバン殺していく感じが、なんだかベトナム戦争を彷彿とさせる世界観でちょっと居心地が悪い。
常に自分たちに正義があると信じて疑わない、主人公が属する特殊部隊の感じもちょっと感じが悪い。
こういうのって無意識にはできないと思うんだよな…。でも敢えてベトナム戦争っぽくすることでなんのプラスがあるんだろうか。
主人公は黒人で、アジア的要素を使って、なんかポリポリコレコレしてるような気もするし、敢えてベトナム戦争っぽくしてるなら、壮大な意図がある気がする。
ま、本当のところはわからないけれど。

監督のギャレス・エドワーズの過去作品を見ると、ゴジラとかクリーチャー系と、SFが好きっぽいな。今回の作品とも繋がる志向。
作品を見終わった後の率直な感想は、なんか宇宙部分が宇宙戦艦ヤマトとか、ハーロックとかの世界観に通じる感じがして、松本零士っぽかったな…ということ。うまく言語化はできないんだけれど、根底には男女の愛があって、そこにSFが絡んでくるからかなぁ。銀河鉄道とか、宇宙戦艦ヤマトとか、ハーロックとかの世界観と通じる感じがする。松本先生がこの作品を観たら何ていうだろうか。

とはいえ、ちょっと期待はずれというか。なんか想像を超えるものがなかったというか。ちょっとだけいうと、ガラスがちょっとキズ?汚れ?で濁っていたのが残念だったな。宇宙空間ってそんなにゴミがあるのかな?あそこはこだわってほしかったな。
うーん。総合的には「ジョン・ウィック」を見逃したことが悔やまれる感じだったな。

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