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移住&独立日記|2021年振り返り

年初はこんな年になるとは思ってませんでした。
あれよあれよという間に移住と独立に至った1年間を振り返りました。

1月

去年末から悩み始めた「今の環境でこのまま仕事してていいのかな?」を真剣に考え始める。
すごくお世話になった「やりたいことの見つけ方」はYoutube動画で2020年10~11月くらいに知って、書籍を購入したのが1月9日@池袋。 これは本当に買ってよかった。

他には「EX」を読んで、どうして会社と従業員の関係性が悪化したのかのメカニズムを学んで超納得。やっぱり今の会社を辞めようと決意した。

意外と影響を受けたのは「一日4時間働く思考法」40歳までには機能都市でしかできない体験をやり尽くして、40才以降は自然の豊かなところに住むライフスタイルがストンと腹落ちした瞬間だった。「人間は結局土から離れて生きていけない」が印象に残っている。

2月

自分の今後の生き方を自問自答してた時期。カフェに籠ってノートに手書きで書いて書いて書きまくっていた。
自分の価値観、得意なこと、好きなことを見つめ直して言語化していった。

2/27 神保町の三省堂書店本店(めちゃでかい)に行って、どんなキーワードに惹かれるのか実験したことも。
どういう暮らしをしたいか考えて自然の中で暮らしたいという思いが強くなり始めたころ。

読んでいたのは「あたらしい森林浴」「山を買う」「パルダリウム」

3月

仕事ひとつじゃない生き方「複業」を模索し始めた。

自分のメディアという資産を形成するために、どういうコンセプトや切り口で情報発信するのがいいか、まとめていた。

タイトルとか全然決まらなくてなかなか前に進まないもどかしい時期。

この頃参考にしてたのはちきりんさんの「自分メディアをつくる」「じぶん経済圏」やブロガーさんの書籍、ブログ、Voicy

イケハヤさんの「武器としての文章術」は書くことを仕事にする生き様のシビアさとかっこよさを学んだ。「結局問われるのは生き様。自分が面白い人間になれ。が読まれる文章を書ける真髄」には痺れました。

一旦会社員としての働き方はキープして、副業で頑張る道を選ぼうと思ってた時期。

サーバーを借りてブログを開設したり、投資や仮想通貨の勉強を始めたのもこの頃。

4月

指が動かなくなった。骨や関節には異常がなくて、多分ストレスや働きすぎ、疲労が原因。指が使えない=仕事にならない=食べていけない恐怖が実感を持って迫ってきた。

身体からの悲鳴サインと捉えて、40歳とは言わず、すぐにでも暮らしを改善しなきゃと危機感。急速に地方移住の検討を進めた頃。

4/24 高校の同級生に連絡とって田舎暮らしを聞いたり、移住促進NPOの方にオンライン相談したり。移住関連の本も読み漁った。(書籍紹介の過去記事はこちら)

移住することはほぼ確定。どこにしようかが決めかねていた。

仕事はどうするか。当時の会社を辞めることは確定。次どこに転職するのか、独立するのかは踏ん切りがつかなかった

5月

昔お世話になった人材紹介会社の社長さんに連絡とって、相談することに。

5/3 「元気でいられないならすぐ辞めたら?すり減るなら回復に時間がかかる。次のステップに影響が出る。現状を聞くと、残る理由がない。人生の無駄遣い。」の言葉に勇気をもらって、すぐに会社を辞める決意。

5/17「キャリアのブランクは気にしなくていい。いくらでも働ける会社はある。まずは好きに自由にやりたいことをやってみたら。「あの時」があってこそ面白い経験が買われて仕事になることもある。結局は人間性」ああここでもやっぱり人間として面白いかどうかなんだと思って腹が決まった。髪もバッサリ切った。

GW明けに組織編成の話が出たので人事と上司に話して、とんとん拍子に退職のカウントダウン(7月末)が始まった。

早急に移住先を決めなきゃということで、アジア〜全国を検討。まずは福岡、屋久島、鹿児島の旅へ。仕事を休まずにワーケーションスタイルで旅ができたのはリモートワーク時代の恩恵。

6月

九州や離島はやっぱ遠いなと思って東京100キロ圏内に移住先を絞った。群馬、栃木、茨城、山梨、長野、静岡あたりを検討。

6/19~20 1白2日の山梨県下見旅行。笛吹市、韮崎市、甲府市を回って、次の日は北杜市へ。色々なサイン(いいなと思う瞬間との出会い:人、景色、食べ物、ゆかりのあるキーワード)があって、第一候補に。

ほんとに山梨でいいのかを確かめるために、長野へ。6/26~28 2泊3日の旅で、長野市、上田市、小諸市、佐久市、軽井沢を回った。いいところだけどサインがなくて、やっぱり山梨だ、と決意。
「なんで山梨なんですか?」とよく聞かれるけど、結局最後は「直感」。

7月

7/10~11 ふたたび山梨へ。今度は具体的に住む部屋を探すために訪問。7月末に会社を辞めるのでもう早く引っ越ししないと!と若干の焦り。
甲府市の中で1日目3~4物件見たけど決められず。結局条件にあう(ペット可・甲府駅徒歩30分圏内・即入居可)物件が一択しかなくて迷わず決められた。

この頃読んでインパクトが大きかったのは西野亮廣さんの「ゴミ人間」。会社員の駒として労働力を消費されながら、自分自身が浪費と消費しかしない人生ではなくて、価値を生み出す側の人間になりたいと強く思わされた一冊。

仕事の方は立つ鳥跡を濁さずを徹底してしっかり引き継ぎを頑張った。会社は辞めたし、他の社員もそのあと続々と辞めたけど、今も付き合いが続く「この人と一緒にもっと仕事したい」と思える人間関係との出会いがあったのはよかった。

7月最終出社日の直前でコロナに感染。一歩も家を出られずひたすら自宅待機しながらの引越し準備してた時期。

8月

コロナ後しばらくは体調(嗅覚、味覚)が万全ではなかったけれど、通常生活に戻れた。東京で最後に行っておきたい場所、食べておきたいもの、会っておきたい人との時間をぎゅーぎゅーに詰め込んだ。

8/10 猛烈に暑い日に引越し。初の猫連れ引越し。父に車を出してもらって助かった。

東京タワーと高層ビルと繁華街の夜景が見える都心の築浅デザイナーズマンションの8階から、
360°山に囲まれて富士山が見えるエレベータも天井照明もついてない甲府の3階建てアパートへ。

毎日表情を変える山々の景色に心が洗われる日々。

知り合いは1人もいないし、縁もゆかりもない土地だけど、新しい人生の幕開けにワクワクしてた。

仕事勤めから解放されて、しばしニート生活を満喫。浪費に気をつけて慎重に買い物して、今までできなかった(後回しにしてた)ことを楽しむ。ただただ仕事に関係のない小説をカフェで読み耽ったり、大人の塗り絵を無心に塗ったり。(心が荒んでいる時におすすめです「大人の塗り絵」)

ブログも精力的に書いてたな。

自転車を買うまでは毎日1万5千歩とか歩いててやばかったw けど夏の暑い日に熱中症手前で駆け込んだ喫茶店で素敵な出会いがあったりしたので悪いばかりじゃない笑

8/24 中古の自転車を6000円で購入して、行動範囲が広がりました。

洗濯物は外に干すようになりました。

ニートにも心の余裕が必要で「34歳無職さん」「20代で隠居生活」には助けられました。

9月

まる1ヶ月以上「敢えてのニート」をやっていたら、仕事のことを考えたくなりました。やっぱり気になってしまってビジネス書や実用書の読書を増やした時期。「アフターコロナのニュービジネス」で世界各国のビジネスアイデアに刺激をもらって、私なら山梨で何ができるかな?と考えたり。「WORK SHIFT」を読んで、やっぱり再就職じゃなくて個人で稼げるフリーランスを頑張らなきゃと思いを新たにしたり。「無理ゲー社会」を読んだ日に甲府のハローワークに行ったもんだからなんだかモヤモヤを感じたり。

どうにかこうにか携帯のテザリングでごまかしながら使ってたインターネット環境も限界を迎えて9/19 ポケットwifiを取り急ぎ導入。(ここから光回線開通までは長い道のりだったけど別記事に書きます)

9/22 ついに色々な覚悟と整理がついて、税務署で個人事業主の開業届を提出。フリーランスとしてのキャリアを開始。今まで下準備してこなかったものだから、慌てて名刺作ったりウェブサイトやサービス設計などをし始めた時期です。仕事モードが加速して、専門書籍を購入したり、iMacも9/28に到着。

プライベートのサークル活動の関係で月に一回東京に通ってました。

10月

9月からコワーキングスペースを本格的に利用し始めたんだっけな。

知り合いが増えてきて、ランチや飲み会など誘ってもらえる機会が増えました。
早くも仕事が軌道に乗りそうな気配に舞い上がって「なーんだ、意外といけるじゃん」とタカをくくれてた時期w (まあ実際にはそんなにうまくいきませんでしたがw)
無料のオンラインセミナーで勉強できて、地方にいても全然大丈夫な時代になったなと。

山梨名産の枝豆に感動したり、地元の美容院で思いっきりヘアカラーしたり、ハロウィンイベントで趣味のサークル活動を紹介しつつがっつり仮装して自分をさらけ出したり、少しずつ現地に馴染もうとしました。

自然の近くに行きたくて移住したはずなのに、車がないとなかなか山に行く機会がない。自然補給に富士の樹海に散歩に行ったら市のおじさんたちにめちゃ心配されたりしてましたね。

11月

37歳の誕生日を迎え、秋の西沢渓谷の紅葉を堪能。久しぶりに恋愛勘を取り戻すために女性漫画を読むようにしたり(「青の花 器の森」おすすめ)

なかなかうまく進まない仕事に危機感を覚え、営業を学んだり。この頃読んで勉強になったのは「気持ちよく人を動かす」「会わずに売れるメール営業」など。

農家さんのお手伝い体験も面白かったなあ。

12月

12/6 悲願の光回線開通。快適インターネット環境の大切さを痛感。

枯露柿に出会い大好物に。

12/18 サークルのイベント本番に向けて佳境の準備。例年と違うのは距離だったり、移住と退職を見通してあえて減らした物足りなさだったり。でもできないことはないことがわかってよかった。

年末の猥雑で賑やかでゴミゴミした新宿から、甲府に帰った時の笑っちゃうくらいの人気のなさ、シーンとした空気に安らぎ。

街のクリスマス感はないけど、クリスマス会に呼んでいただき甲府に来て初めてのホムパ参加。今日の大晦日も別の方のホムパにお呼ばれ。まだ関係性はそこまで深くないけれど、移住4ヶ月で「大人のお友達」が増えたのは嬉しい。

12/27 はじめて東京から親友が遊びに来てくれた。北風の寒い日だったけど、甲府を案内してすごく楽しい時間が過ごせた。

12/28 6人で一つの作品を創って発表する試み。反省もあるけど伸びしろ。むしろ東京じゃできないことに挑戦できている面白さ。

2021年を振り返って

今年の初めには自分が山梨県民になるなんて、1ミリも思っていなかった。
たくさんの決断をして、行動をして、変化を起こしてきた1年だった。

周りを見渡しても、今身近にいる友人の様子と比べても、

我ながら勇気があり、行動力がある方だと思う。(計画性がなく、楽観的とも言うw)

移住して4ヶ月半経った今、山梨に来たことは全く後悔していない。

むしろ楽しくなるのはこれから、の予感。来年はもっと自然と近くで楽しみたいな。

仕事は23歳で社会人になってからずっと会社員としての働き方しかしてこなかったことを考えれば、

180度違う道を歩んでいる。

でも時代の流れや自分の心の声に従った結果だから、きっと間違っていない。というか「正解にする」と思っている。

来年から初の本格案件の仕事が始まる。気合を入れて結果に繋げていきたい。

今年の変化を起こすきっかけや後押しをしてくれた人や本に感謝。

今年このブログにご縁があった皆様に感謝です。

来年の漢字

1年の漢字を一つ決めるといいと言う話をワーママはるさんのVoicyで聴いて、真似して考えてみました。

朝の川でふと思いついたのは「自」。

来年2022年は「自」を意識していく。

「自分軸」を大切に、「自信」を持って「自身」を大切にする。

「自惚れ」「自画自賛」を「自負する」「自慢する」「自分勝手」くらいでちょうどいい。

「自立」「自律」した「自由」で「自給自足」な生活に少しでも近づく。

無理してガシガシ追い詰めるツライやり方ではなく、

「自ら」「自ずと」の「自然な」方法であるべき姿に近づきたい。

「自動化」「自家製」にも挑戦したいな。

来年もより良い1年になりますように。

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