映画へGO!「悪は存在しない -Evil Does Not Exist-」
(※ネタバレあります)
全然異なる設定や題材ではあるのですが、観終わった直後には処理し切れない余韻を残し、心がざわつくのは、「ドライブ・マイ・カー」と同様の感覚でした。
これは濱口監督が狙う、観客との距離感なのでしょうか?くせものですね・・。
前段は、過剰なまでにスローなペースで展開される、舞台となる田舎エリアでの生活風景の描写。
それは、淡々と自然と向き合って生きている主人公とその家族や仲間たちの独特の時間感覚を、意図的に観客にも同じテンポで与えているのだ、ということに後