自己紹介⑧公務員退職、そして起業。

自分の中で起業したいという思い確実に大きくなっていきますが、そのスタート地点に立つためには、公務員の身分を捨てないといけません。

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都庁に受かったと言った時、両親はどんなに喜んだか。

そして私自身はどんなに安心したか。

公務員になれた時の気持ちを思い出すと、辞めることがやっぱり怖いです。私、辞めたら何もなくなってしまう。。。これまで働いてきた中で辞めようと思ったことは何度もありました。しかし、安定を捨てることへの恐怖や、果たして自分は独立してやっていくだけの能力があるのかという不安に苛まれ、退職に踏み切ることはできませんでした。

でも前回の私と違うのは、政治や行政の世界にイメージコンサルティングを持ち込み、政治への関心の向上や地域創生を実現したいというビジョンがあることと、普段行っている業務からは全くの別領域であるイメージコンサルティング業界で我ながら一生懸命勉強してきたという自負があったことでした。

にもかかわらず、なかなか退職を切り出せないでいる自分に相当苛立っていました。苛立ちの原因として大部分を占めていた理由は、育児休業中の身であり戻る場所が用意されていたことです。こんな恵まれた身で辞めたいと思うこと自体職場にも失礼だし、手当てまでもらって、本当にモラルのかけらもない人間ですよね。

でもある日、こんなことを思いました。

戻る場所があるのに、誰よりも恵まれた環境にいるのにこんなに悩んでいるということは、自分の中でもう答えは出ているのではないか。ぼんやりとした思いであれば、公務員を退職するという決断は先のばしにするだろうけれど、なんで私はこんなに悩んでいるんだろうと。。それに今退職しないで復帰したら、一時期は仕事と子育ての両立の中で、起業したいという気持ちは忘れてしまうかもしれない。でも、いつかその気持ちをふっと思い出した時、私は起業しなかったことを後悔するのではないかと。

考えに考え抜いて、意を決して職場に退職したい旨の電話をかけました。在職中に私のことを理解してくれていた上司にまずは一報を入れ、その後に管理職へ連絡をしました。

電話口では、あれほど怖くて出なかった「退職」の2文字がすらすらと出てきて、自分でもびっくりでした。育児休業中の退職であり、当初の予定と異なった結果になってしまったこと。その間いただいていたお手当のことなど、全て謝りました。全て言い切った時、泣いてました。吹っ切れたようになってました。

職場の反応は、

あなたが決めたことだから、こちらからは何も言えません。むしろやりたいことが見つかってよかったじゃない。

というものでした。一応、(表向きは)円満退職だと思ってます。

そして今、都を退職し、個人事業主として活動しています。イメージコンサルティングのニーズは確実にある！と感じつつも、それを浸透させるためにはかなりの月日と労力が必要であることも痛感しています。それに加えて新型コロナ。。これはもう起業した身として、何かを試されているとしか思えません。

退職するしないで気持ち的に不安定だった時期に、亮子先生から言われた、

「これから起業して活動していく中で、あの時退職しなければよかったと思った時は、今の自分はヒマなんだなーって思ってください」

という言葉のとおり、毎日が試行錯誤の連続で、退職を後悔する瞬間なんて今のところ1秒もありません。身体は休んでいても、あれをこうした方が良いとか、次はこういうことをやりたいだとか、脳は常に動いてます。でもそれが全然いやではないのは、イメージコンサルティングで社会を変えるという志があるからだと思います。この記事を数年後見た時にその時の自分がどう思うかは、これからの頑張り次第です。将来出会うたくさんのお客さまに最高のサービスを提供できるよう、そしてイメージコンサルティングを通じて少しでも社会貢献できるよう、知識面でも技術面でも常に学ぶ姿勢を忘れないようにしようと思います。

退職するという決断に注いだエネルギーはこれまで生きてきた中でかなりの量でした。私はそのエネルギーを無駄にしたくないので、将来の自分が笑顔でいられるようにこれからも地に足を付けて頑張りたいです。

自分の行動を正解にできるのは自分だけですから⭐︎

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