アドリブで答えること

本当に苦手なもの。


わたしは、本当にアドリブが苦手。
変な角度から質問されると、とても考え込むこともある。

仲の良い人に対しても、
「(その質問の意味は何だ?何の答えを求めたいのか?)」
と悩む。

それが、単なる顔見知りで相手のこと(キャラ、特性など)を知らない場合は更に質問内容を答えること自体に悩む。

特に、お金に絡む質問を投げられたらどう思うだろうか?

わたしは、はっきりとは答えなかった。
お金の問題については、本当にその人の置かれた環境や状況でどれだけの額があれば生活できるかが違う。

その上、そういう話は仲の良い人であれあまりしたくないと思うもの。

わたしは、質問される側に立って改めて失礼なことをしていたのだということに気付いた。

質問する側だった際、お金に関する質問は聞いてみたいとは思っていた。

実際、お金の問題は気になるところ。
障害者雇用は、そもそもフルタイムであれ給与額は健常者よりも低い。

その額では、実家暮らしで家にお金を入れない人なら余裕だろう。
けれど、身寄りもない独り暮らしの人にとっては生活を維持するのに普段なら不要なところにまでお金を払わないと生活はできない。

そういう理由もあるから、はっきりとは答えない。
いや、答えられない。

わたしと同じ境遇の人は、そんなにはいないと思うし、働きたい人の気持ちを削ぐ言動はしたくない。

質問する側の時、失礼を承知でお金に関する質問も事前にしていた。
けれど、事前にしてもアドリブにしても、デリカシーに欠ける失礼な質問が存在するんだということを学べた。

改めて、わたしが気分を害すること=相手にも気分を害することなのかもしれないと思った。
不躾な質問をしてしまった方々には、本当に申し訳ないと感じた。



アドリブ力は、とても必要なもの。
けれど、質問内容や仕方によってはデリカシーに欠けるもの。
その失礼な一瞬が、足元を掬われ、わたし自身のイメージすら歪められてしまうものだと気付いた。

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