子育てパパのアイウエオ

ふたりの娘のレインボーパパ(にじの父親)。趣味は親ギャグ。父親の育児を支援するNPOで…

子育てパパのアイウエオ

ふたりの娘のレインボーパパ(にじの父親)。趣味は親ギャグ。父親の育児を支援するNPOで理事をしてます。五十音順のキーワードで1日1話、子育てと親父ギャグを綴ります。

最近の記事

んがいい

故・松下幸之助さんは面接の最後に次の質問をしたそうです。 「あなたは運のいい人ですか?」 松下さんは関西人なので「あんた、ツイてまっか?」と訊いたと思われます。応募者の学歴は採否に関係なかったとのこと。ご自身は小学校中退で学歴を気にしなかったのかもしれません。 「ツイてまっか?」の質問に対し、「いや、ツイてません。努力だけでやってきました」という人は採用しなかったそうです。逆に、「自分はラッキーつきまくりです。運だけでやってきました」という人を採用しました。 そうして松

    • をわりの始まり

      50音順のキーワードで子育てと親父ギャグを綴るnoteです。残り「を」と「ん」で終わりです。 今回のテーマは「をわり(終わり)の始まり」。 トランジションについて書きます。トランジションとは「移行」の意味で、あるステージから次のステージへ移ることを表します。 コロナ危機に対し、首都圏の緊急事態宣言解除がカウントダウンになりました。次のステージへ移るトランジションが始まります。 「アフターコロナ」「ニューノーマル」といったワードで、次のステージが議論されています。果たし

      • わがママは美しい

        ’my mother’ と書いて「わがママ」と読む。 ママは自分を大事にしよう。 子どものため、夫のために我慢する生き方ではなく、 自分らしく、あるがママに。 第二次大戦時に「贅沢は敵だ」の標語に対して「贅沢は素敵だ」と言った方がいました。それと同じポリシーで、こう言いたいと思います。 わがママは美しい。 My mother is beautiful. 今回お伝えしたかったことは以上で終了。 以下、蛇足の文章です。 ーーー 「わがまま」という言葉には、ネガテ

        • ロマンは不満

          「夫のロマンは、妻の不満」 20年ぐらい前、超大手企業の定年前研修を見学したことがありました。定年を翌年に控えた社員を集めた1泊2日の研修。会場は自社の保養所で、奥様もご招待。 研修の目的は定年後の生活設計で、慰労を兼ねていました。参加者の大半は悠々自適な定年ライフが待っており、研修は定年前の手続きや年金の説明、健康維持といった内容でした。 プログラムに夫婦で行うペアワークがありました。定年後の一日を計画する内容で、0時から24時まで1時間刻みの表にそれぞれ行動計画を記

          レッツ!トモショク

          五十音順のキーワードで子育てと親父ギャグを綴る note です。 ラ行はしりとりでもなかなか出なくて大変です。’れ’の今回は「レッツ!トモショク」。 トモショクとは、共(トモ)に食事(ショク)をすること。2019年にファザーリング・ジャパンがトモショクプロジェクトを始めました。 働きながら、家族が食事をトモにする世の中を創るプロジェクトです。 働き方改革は長時間労働の是正を目標にしますが、労働時間を減らして何をするのか、どうしたいのかを決めておくことが重要です。 業

          レッツ!トモショク

          ルーチンワークの家事

          ルーチンワークとは、毎日のように行なう定型業務のことです。 席に着いてPCを立ち上げる。メールや伝言をチェックする。電話が鳴ったらとる。来客があれば対応する。打ち合わせや商談のアポをとる。日報で報告する。 掃除、洗濯、炊事、買い物といった家事も、毎日行うルーチンワークです。 在宅勤務になって家に毎日いるのに、家事をしない夫がいるそうです。家で会社の仕事ばかりなパパは、家事を「自分のルーチンワーク」にすればいいですよね。 洗剤やトイレットペーパーの在庫を確認し、不足

          ルーチンワークの家事

          料理をする日常

          在宅勤務が広がりました。夫婦とも家にいる今こそ、パパたちは家事と育児をがんばろう! そんなメッセージを込めて、こちらのnoteを綴っていました。 先日、日経新聞の記事「共働きスタイル 再構築の機会に」(2020年5月8日夕刊)を読み、世の中のパパたちはそうでもなかったと知りました。 野村総研の調査で、30-40代共働きの夫で「家事の量・頻度が増えた」は24.5%、「育児の量・頻度が増えた」は27.7%。 家事育児をするようになったパパは3割にも満たない。ガッカリした気

          ライフサイクル・モデル

          子育てと親父ギャグを五十音順のキーワードで綴ります。ラ行に入り、いよいよ終わりがみえてきました。 友人の数名から「本になるのですか?」と質問をいただきました。本当に有難いことです。今のところ、100日後にキャンペーンを開始する予定はございません。 本日は「ラ」で、ラッキーピエロの話しをしましょうかね。函館にあるハンバーガーチェーンで、オリジナルメニューがウマい。全国ご当地バーガー日本一に選ばれています。 ぼくがラッキーピエロに出会ったのは30年前、大学生のときに自転車で

          ライフサイクル・モデル

          4つの育ジ〜イクメンからイキメンに

          子育てって、子どもを育てているようでいて、親の方が育てられているところがあります。「親育ち」「共育」と表現する人もいます。 父親が育つと「育父」。孫ができれば「育爺」に。 「3つのイクジ」という話しを、パパサークル・ねりパパから教わりました。 一つめは、普通の「育児」です。自分の子どもを育てる。 二つめは「育自」。親が自分自身を育てる。子育てを通して親の自己成長を図る。 この二つのイクジで十分なのですが、どうせなら、もう一歩先に進みたい。 三つめは「育地」です。「

          4つの育ジ〜イクメンからイキメンに

          夢と感謝

          ファザーリング・ジャパンが一番大切にしているメッセージは、よい父親ではなく「笑っている父親」になろう。 笑っている父親になるためのポイントが二つあります。 一つは、表情。表情筋を柔らかく。目を大きく開けて、口角をあげる。スマホみながらの能面無表情ではなく、笑顔で子どもと向かい合う。 もう一つは、口グセ。ポジティブな言葉を使い、楽しい話しを口グセにする。笑っている父親はいつも前向き、プラス思考です。 ぼくも昔そうでしたが、「疲れた」が口グセになっている人がいます。親が「

          やっぱりパパが好き

          昔のCMで「タンスにゴン。亭主元気で留守がいい」というのがありました。 いまは「ステイホーム。亭主元気で在宅がいい」となっているでしょうか。 ステイホームが始まる前のこと。パパ講座でよく「仕事で家に不在がちなパパが見極めるべきポイントがある」と伝えていました。それは・・ パパが家にいないときに、ママ(妻)がパパのことを子どもにどう説明しているか 昭和の時代、父親の家庭不在は普通のことでした。父親がいつも仕事で家にいなくても、母親は「パパが家族のために稼いできてく

          やっぱりパパが好き

          もはや産後ではない

          前回は、男と女のちがいがテーマでした。親になる準備段階でも、男女の差があります。 男性が父親になるプロセスは、わりと情緒的です。浜田省吾は『I'm a father』の曲で、「かつて夢見る少年だったこのオレも今ではFather」と歌いあげました。 一方、女性が母親になるときは身体的。妊娠すると胎動やつわりがあり、出産のドラマを経て、授乳する。女性は出産育児でホルモン分泌量や体重が大きく変動し、身体の変化を伴う形で母親になる自然のプログラムがあります。 男性には、そうした

          もはや産後ではない

          メン・アンド・ウーメン

          前回は息子と娘の話しでした。今回は「メ」で、メン&ウーメン。男と女のちがいがテーマです。 「男とは」「女らしさは・・」といったステレオタイプの言説を生理的に受け付けない方がいらっしゃると思います。その場合は是非、読み飛ばしてください。 ぼく自身は姉二人・妹一人の女家族で育ち、学校は共学で、就職して女性が多めの職場を経験し、いま妻一人・娘二人の家族と過ごしています。女性との関わり方では人一倍苦労しました。 そうしたなかで、男女のちがいに関連する書物を30冊以上読みこみ、実

          メン・アンド・ウーメン

          息子と娘

          「おおきくなったら、お父さんとけっこんするの」 ・・本日も、家庭内キャバクラ開店中。  (西原理恵子+父さん母さんズ『ああ娘』より) 西原理恵子さんの『ああ息子』と『ああ娘』が抜群に面白いです。 男の子と女の子の子育てあるあるエピソードが満載。サイバラ流の毒を吐きつつ、おもしろうてやがて悲しき情感あり。 ハウツーの話しはないのですが、親の気持ちがラクになる不思議な育児書です。 パンチ力があるのは圧倒的に『ああ息子』。 男の子の野蛮っぷりが爆発です。愛すべきバカ息子た

          みんな一緒でなくてよい

          みんな写真とるよー。こっちおいでー。 子どもたちの集合写真を撮ろうとして、中に入ろうとしない子どもがいました。「一緒に入りなよー」と大人が呼びかけるも、写真を撮られるのが嫌だと言って動きません。大人がその子に近づき、手をとって中に入れました。 あー、これが同調圧力の正体なんだ、と思いました。 外れていた子を中に押し込んだ大人は「記念写真はみんなが揃っているべき」といった信念に基づいて行動したわけで、悪気はありません。 むしろ、その子のためを思って「こういう場面では皆と

          みんな一緒でなくてよい

          ままならない子育て

          子育ては修行だ、と思っています。 どんな修行かというと「子どもを親の思いどおりにしようとしない」という修行。 親は子どもに期待しますから、よかれと思う方向に誘導したくなるものです。わが子のことは親の自分が一番分かっているからと、つい口を出してしまいます。 親の思惑を手放して、子どもにあれこれしようとしない修行。 実際のところ、子どもは親の思うとおりには決してなりません。自分自身が子どもだったときのことを考えても、そういえます。 子どもは親の分身でもなく、持ち物でもな

          ままならない子育て