見出し画像

料理をする日常

在宅勤務が広がりました。夫婦とも家にいる今こそ、パパたちは家事と育児をがんばろう!

そんなメッセージを込めて、こちらのnoteを綴っていました。

先日、日経新聞の記事「共働きスタイル 再構築の機会に」(2020年5月8日夕刊)を読み、世の中のパパたちはそうでもなかったと知りました。

野村総研の調査で、30-40代共働きの夫で「家事の量・頻度が増えた」は24.5%、「育児の量・頻度が増えた」は27.7%。

家事育児をするようになったパパは3割にも満たない。ガッカリした気分になりました。

「子どもの世話は妻任せ。夫は会社にいるときと同様に家でも仕事に没頭し、昼だけ妻が作ったランチを食べに食卓につく。そんな妻の嘆きも聞いた」

記事で紹介された妻の嘆き節が聞こえてくるかのようです。

ぼくは2月末から家にいます。娘たちも休校中で、家にずっといます。

ステイホームの間、おうちのお昼ごはん当番を名乗り出ました。

以前のnoteで「お昼ごはんづくりをパパが担当するのはいかがでしょう?」と提案した手前。

前から時々は家で料理していました。でも、毎日は行っていませんでした。

ぼくが料理するのは、妻の帰宅が遅くなる日に代打で登場するか、気まぐれで料理したくなったとき。レギュラー扱いではありません。

今回、ステイホームのおかげでレギュラー定着しました。日々是料理が実現。

一日のなかでごはんを作る時間が、生活リズムを整えるのに良い具合です。たまに出かける食材調達の買い物お出かけも、ほどよい気分転換に。

ぼくには料理の師範がいます。パパ料理研究家の滝村雅晴さん。滝村さんのブログ「ビストロパパ〜パパ料理のススメ〜」は14年間毎日連続更新中。

滝村さんが主宰する「パパの料理塾」を受講した翌日は、習ったメニューの復習を家で行いました。

料理の習得は、気づき・理解・実践・行動・習慣化のステップで。以下、「パパの料理塾5W1Hメソッド」より引用。

1・気づき →Whoパパが。Why料理をするのか。食卓を囲む回数が有限なのか。男性・父親が料理をすることの本質に気づく。
2・理解  →Howどうやったら料理が作れるのか基本と公式を料理塾で学ぶ。
3・実践  →Whatパパ料理レシピの作り方を見て食べて、味を知り作る。実習時に撮影したプロセスフォトは受講生で共有。
4・行動  →Where自宅キッチンで復習料理を作り家族に食べてもらい評価を受ける。
5・習慣化 →When受講後2週間以内に。復習料理を作ったらSNSで共有。講師と仲間からフィードバックを受けモチベーションアップと習慣化に繋げる。

ステイホームで毎日パパ料理になり、ばっちり習慣化できた感があります。

そんなに凝った料理はしません。冷蔵庫の残りものを使い、パパっと作るのがパパ料理。

焼きそば、うどん、カレー、パスタ、親子丼、オムライス、肉野菜炒め、麻婆豆腐、回鍋肉、等が定番メニュー。メイン一品と味噌汁を作ります。

画像1

作った料理を食卓に並べると、次女が大きな声で「いただきます!」と口にして、わが家の食事が始まります。

料理を毎日つくっていると、気持ちが落ち着きます。心が満たされる感覚がある。こうした感慨に到達できたのは外出自粛のおかげ。

家族で毎日こうして食事ができるのもステイホームのおかげです。家族で食事をトモにする世の中を創る「トモショクプロジェクト」のことも追って書きたいと思います。

緊急事態宣言を解除した地域があります。いずれ子どもたちの学校が再開され、ぼくも仕事を始めます。おうちでお昼ごはんを作って食べる日々は、まもなく終了(のはず)。

いまは非常事態中なのですが、ステイホームのパパ料理が身体に馴染んで日常感覚になりました。

元の日常に戻れる(たぶん)ことにホッとしつつも、少しさみしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?