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Chapter6:お金のブロック


○ お金のブロックが生まれる訳 ○


ぼくが持っていた『お金のブロック』は、ぼくが映像作家を目指していたことと大きく関わっていました。


それまでのぼくは、お金よりも心のほうに価値があると本気で信じていて、そう思える自分の価値観が「とても素晴らしいものである」と本気で信じていました。



ア ート作品を作るときは、『お金と言う概念』のない世界で想いを形として取り出し、創作活動をしていました。



だからこそ、『時空を超えたもの』『神聖なもの』『時間やお金と言う概念に縛られないもの』を生み出すことができたのも、事実でした。


そのときに作っていた作品はこちらになります。


こちらの動画だけ、サイズのままでは貼り付けできなかったので、
リンクをのせておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=Tm5mfj9ATIM





これらの「創作時間」は、ぼくにとってはとても幸福な体験をもたしてくれました。


そしてぼくは、そういった夢中になっている時や深く集中して創作しているときにこそ、


『自分を生きている』


そんな、この世界に存在している実感を得れていました。



でもその状況は『主観を離れて見てみる』と結局、

「お金の存在を一時的に忘れること」で限られた集中できる時間を使って、創作活動をしている、

という状況でしかありませんでした。


つまりそれは、作品を創る間だけ「お金の呪縛」から逃れることができ、その創作活動が終わればまた『お金の呪縛の世界=現実世界』に戻されるということになりました。


そんな日々を過ごしていてぼくはある時、とても『重大なこと』に気がつくことになりました。



それは、こんなライフスタイルを繰り返していても、

自分が『本当に望む理想のライフスタイル』には、永遠に到達することができない。ということでした。



この時に初めて、ぼくの中にある『お金のブロック』を揺るがすことができたのかもしれません。


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