見出し画像

宝物

今週は、何日もビクビクソワソワモヤモヤしていた。彼の機嫌の悪さ。他の人には分からないであろうレベルでの私への威圧。こんなにしょっちゅう翳った気持ちで一緒にいなきゃいけないのか。一緒にいられるのか。私は私を大事にしてくれる人といた方がいいんじゃないのか。なんでこんな人のために頑張っているんだっけ。なんで一緒にいたいんだっけ。なんかもう、どうしたらいいんだ。分からない。

自分ひとりではどうしようもなくなった時、誰に相談しようか、いつも悩む。すごく悩む。たくさん考えて、友達で、先輩で、戦友の彼女に、連絡をした。彼女は既に結婚して何年も経つ。

友って人生の宝だ。彼女に話して良かったと思うのは、彼女がただ私の傷に反応して同調するのではなく、問題点を多方向から照らしてくれるからだ。いつも。私が見えていないことをきちんと気づかせてくれる。そして、一瞬の躊躇もなく、「私はあなたが大事だから」と言える人。私がどんなに彼を悪く言っても、私視点の物事でなく、本質をちゃんと解ろうと努めてくれる人。

彼とは付き合って7ヶ月。1年記念日まで、もうちょっと頑張ってみることにした。40分の電話を切る頃には、とてもすっきりとした気持ちだった。

以下、彼女が言ってくれたことで、覚えておきたいこと(忘れる前に書いてしまいたかったので、特別に支離滅裂)

・彼への困りごとについて私が一頻り話し終えると、彼の良いところについても聞いてくれて、彼という人間の輪郭を掴もうとしてくれた。私だけでなく、職場の人たちが彼をどう思ってるかも質問してくれた。一緒に彼を悪く言って被害者になるのではなく、あくまで事実を知ろうとしてくれた。

・「話を聞くと、機嫌が悪くなるポイントっていうのが決まってそうだよね。お家では落ち着いてることが多いって言っていたけど、会社だから、お家だからっていう場所の問題ではなさそう。」
→仕事の愚痴に意見したりとか、快適なお家タイムを妨げるようなこと(暑い中の外出とか)がある時、機嫌が悪くなりがち。お店の人や関係のない人に当たることはない。
「なんか話聞いてると、意外とそこまで情緒不安定な人ではなさそう。怒るタイミングがまったく分からないなら対処しようがないけど、そういうわけじゃないのかも。"そういうことが嫌"なひとなのかな」

・「共感してほしいことがある時はやっぱり女の人に話した方がいいんだろうね。寄り添ってくれるのなんて最初のうちだけよ、相手も、もちろんこっちも、はじめは頑張ってるからね」

・「聞いてて思ったけど、彼はあんまり人に興味ないひとなんだね。でもさ、その、人に興味のない彼が、7ヶ月〇〇と一緒に過ごしてきたわけじゃない?〇〇が彼に感じてるように、彼も〇〇といるのが居心地良いと思ってるからこそよね。嫌なところはお互いあって当たり前だけど、それでも一緒にいるのを選んできたんだもんね」

・「怒ったら"お、また来た来た"って波みたいに思っておく」

・「そんなに何日も怒りを引き摺れたり、同じ温度感で愚痴を言い続けられるって、物の見ようによっては、すごいことじゃない?私とか怒ってても数時間ですぐに忘れちゃうし、何日も怒り続けるようなことできない。集中力があるというか、こだわりがすごくある人なんだね。信念があるというか。なんかもったいない。そのエネルギーってものすごいことだと思う。彼の気を怒りからうまく逸らすことができれば、凝り性も活かせるし、きっといいと思うんだけど、どうにか他で発散できないのかな」

・「(彼が文句ばかりで驚くほど何の行動もしないことについて)私たちはね、たぶん人より行動力のある部類よ。私たちの方がそこはちょっと異常(笑)。だから、そういう人もいるのよね、そのくらいでも案外普通かもよ」

・「どこで線引きするか難しいけど、〇〇が本当に気が滅入ってしまうほど負荷が大きいのなら、その時は考えた方がいいと思う」

・「将来を考えていて、子供が欲しいってなったらちょっと話は変わってくるかもしれないけど…不安定に怒る親だったら、子供に絶対影響すると思うから」

・「一周年まで頑張ってみるっていうの、いいんじゃない。たとえば一年付き合ってみて別れるとしても、今別れるよりも絶対得るものたくさんあるし、経験も学びもあることだと思うよ。7ヶ月付き合ってようやくそういう人だってわかってきて、教科書出来てきたとこだから、もうちょっと続けてみるのもいいかもね」

・「彼が行動できない人な分、行動派のこっちが動いてあげるとかね」


以下、彼女が気づかせてくれたこと、思い出させてくれたこと

・人と人は分かり合えない。そう簡単にいかない。難しくて当然。ぶつかって当然。そんなもん。

・最初と違うのは当たり前。お互い様。嫌なとこあるのもお互い様。そんなもん。

・それでも良いなって思えるところがせっかくあるならそれはとても大きなこと。だれに対しても抱けるものではない。

・私の普通は相手の普通じゃない。相手のことを自分ごとにしない。

・ちっちゃい目標を繰り返してみる。一年まで頑張る→一年半まで頑張る→二年まで頑張る
好きという気持ちがある限り、少なくとも一年は付き合ってみる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?