28歳

今わりといい感じなのかもな。すごく普通で。前は向上心燃やしてがむしゃらやってるのが好きだったから、何の努力もしていない自分が受け入れられなかったけど、今は頑張ってない自分の方が良いと思えてる。最近あんまりむりしてない。自炊もだいぶ長いことしてないし、彼氏がいても積極的に手料理振る舞ったりもしない。一緒に作るのは楽しいけど。仕事はほとんど定時で上がれるけど、社歴も長くなってきて、以前ほど退屈ではなくなった。私も勉強しなくちゃなと思わせてくれる人がいる。どこにも居場所がないと意味なく心を閉ざすことはままあるが、一方で、たまに飲みに行きたい同僚もいる。2年ぶりに帰省してから、お正月以外も実家に帰るようになって、母とも時々電話してる。自分にとっての「普通」と相手にとっての「普通」の違いを優劣と捉えずに個性として認めるために努力できるようになった。なんでどうしてと苛立つよりも、あー、私の好きになった人はこういう考えの人なんだなあ、って受け入れられるようになった。とてもひとりよがりで、良い恋愛だったとは言えないけど、私には絶対に必要な時間だった。今のあなたならきっと誰とでもうまくやれるよって友達から言われたの支えになってる。良い人がいたら紹介してくれと言って回ってるけど、本当はそんなに必要ないのかも。なんでもいい。天気の良いお休みに、隣駅のジム行って、思ったより天気いいから電車乗らないで歩いて帰ろっかな、お腹すいたな、松屋となか卯どっちにしよっかなー、とかやってるだけで、ものすごく満たされてしまう。一人でいるより楽なことないんだから。

10年は長い。一人でいるには。毎日の生活に自分以外の生き物を組み込んで生きてみたい。そんで、誰かの生活の中に組み込まれていたい。理解者なんて今更いらない。間に合ってるんで。私が一番私を分かってるんで。ずっと馬鹿みたいだったよ、たった一人がいると固く信じていたから。幻想だと理解できるようになってからはだいぶ楽になったから、やっぱ大人になってよかった。誰だって人間やってるわけで、運命の人が実在するなら、相当人間離れしてると思うよ。私だって人間なんだよ、舐めんなよコノヤロウ、とか思うなら、相手も人間なんだよ。機械じゃないし、私の召使いでもない。特別なたった一人が欲しいなら鏡と喋っとけばいい。私は私。あなたはあなた。それでも、同じテレビ見ながらご飯食べたり、一緒に眠ったり、したいよ。出来るだけ一人を守りたいなって思うけど。たまにさみしいから。一緒にいる方がさみしかったとしても、いいよ。

必要な時に、必要な人間に、出会うようにできている。だから頑張って探しに行かなくていい。自分を大切にしていればいい。みんなそれぞれに生活しているから、求めてくれる存在なんて、求めてもらえる場面なんて、しょっちゅうあるもんじゃないから。そこじゃない。土台にすべきはそこじゃない。自分に置こう。私が私のこと見てあげないでどうするの。私が一番に私を大事にしてあげないでどうするの。自分を抱きしめてあげるの、前より上手になったよね。そのためのnoteだよね。ここがあってよかった。書くという選択肢があってよかった。短歌もだいぶ溜まったから、いつか一冊にまとめたいなあ。簿記に2回も落ちてるから、そっちのが先かなあ。