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ジョブホッパーが転職を唯一おススメする理由

これだけ転職をして来たんだから、もうええがな、と。心からそう言える。ここまで転職を重ねる必要はあったかというと、多分無いのだろう。ただ、転職はそもそもした方がいいものか、というとそれは人による。(いつか前述)

 独りよがりですが、人によらない、万人がこう言う時は転職した方が良い時ってあるのか、ということを考えてみる。
 まず、この場合の転職の定義を一端の社会人と言いますか、いわゆる生活上の保険を企業側にある程度支払ってもらえる正社員という立場から、同様の条件の企業に移動する事象とする。複雑に言いすぎたかも知らないが、要はパートタイムジョブ的なものは含めないということ。なぜか。基本的にパートタイムは時間を切売りしてお金に変えることであり、本質的にはサラリーマンとは何も変わらないが、企業負担が小さく、責任の範囲や仕事の範囲は限られるべきなので、嫌、或いは他に条件が良いところがあれば辞めるのが当たり前という前提という理解だからです。これは世間的にも多少はそう認知されていることと思う。(不安だが)

 つぎに本来、なぜ転職がおすすめできないかというと、これは単純に社会の認知が最大の要因。辞めても世間がケセラセラと認知してくれているのなら、あまり転職にはリスクがない。ただ、残念ながら日本社会においてはどんな理由であれ3社ぐらい跨いでいると「意外にやってるな」と思われ4社目からのハードルは高くなる。恐らくこの先10年以上この感覚は変わらないような気がしている。
 すぐに辞める人材を企業が敬遠するのは当たり前ではあるが、雇われる側も転職回数には限りがあるということを前提に。転職は何度も振れる魔法の杖ではないということを理解しなければならない。というかジョブホッパー的には極力しなくてもいいとさえ思っている、というのが今日のお題。ただ、どんな時はした方が良いのか。すぐに頭に浮かび、本質的なのは以下二つ。
 一、給料が著しく低い時
 二、自分の身体を害してしまうほど、勤務が苦痛である時

「なんだ、つまんね。やっぱりそれかよ」と思ったアナタ。そうです。真実は思ったよりも単純です。上記に逼迫性が或る時に、転職をは推奨される。
 ただ、お金がないことに逼迫性があるとはどういうことなのか。例えば「将来給与が上がらない」とか「今よりもっと裕福な暮らしを」というのは一般的な転職の理由としてありだが、そんなことはこの世の中の誰もが思っている(なので転職者が後を絶たないのだが)。なのでジョブホッパー的視点からはあまりに実質的な賃金が低く、自身が耐えられない時には転職をした方がいいと考える。具体的には生活費をある程度切り詰めているのも関わらず、何らかの援助が無ければ現状が維持できない耐えられない、などだ。
 こんなことを言うと、正直時給255円で働いているどこかの除霊屋さんの助手ぐらいしか思い浮かばないが(知る人ぞ知る)多くのサラリーマンはそういう状態にはないと仮定し、実質的には二番目の項目のみがジョブホッパーの私が思う、転職の理由足り得ると思ってしまう。

 多くの場合が人間関係かもしれないが、体調は決してそれだけではない。マネジメント不足(言うて人)による業務負荷の過多、拘束時間が長すぎることによる睡眠不足、栄養不足、など複合的に体調を崩してしまう理由はたくさんある。本来、病院に通わなくても良いが、身体に影響をきたしてしまうような場合は重症化しないまでに転職をしても損は無いというか、転職しようとジョブホッパーの私が背中を押す。

 世の中には命を懸けて仕事をしている人はいるし、それは否定しない。しかし多くの人にとって仕事は命を懸けてやるものでもない。生きて、生活してこそだ。

良い、就業を。

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