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「寝具」を考える

こんにちは。うつ病休職エンジニアの三十郎です。

人生の1/3は眠って過ごしますが、皆さん布団にお金をかけていますか? たいした時間も使わないのに、車にはお金をかけている人はいませんか? 車を10万円安くした分、寝具を10万円高くした方が人生のコスパが良いです。今回は、寝具にお金を使うべしを話したいと思います。

1.寝具と健康の関係

「寝れりゃ、どんな布団でも関係ない」と思っていませんか? いえいえ、寝具によって睡眠の質は変わるし、体にかかる負担も大きく違うのです。「私も寝れりゃ関係ない」派だったんですが、腰痛を患ってから考えを改めました。寝ている間の体への負担は無視できないのです。

寝具

決してエアなんちゃらの宣伝をしたいわけではありません。逆に、あちらはアスリート用ですので、肉体を酷使する人の疲労回復には優れていますが、一般人には逆に寝づらくなる可能性があります。

私は、体圧分散型の布団が合っていたようで、布団を変えてから腰痛がよくなりました。もしかしたら、腰以外にも体に負担がかかっているたも知れません。そんな状態で、質の良い睡眠は取れないでしょう。

私の経験則から、健康に対する優先順位は、1に睡眠、2に栄養、3に運動です。睡眠が脳を休めるのに特に大事で、翌日のあらゆるパフォーマンスに影響を及ぼします。

アスリートの中には海外遠征でマイ寝具を持って行く人さえいます。運動パフォーマンスへの影響が大きいことを熟知しているのでしょう。

寝具は、一般人にも、毎日のパフォーマンスへ影響を与えています。そして、それが蓄積されると、年を取ってからの健康面で大きな差が出ると思います。決して馬鹿にしてはいけません。

布団なんて10年ぐらいは使えます。高くてもシングルサイズで10万円もしません。お金をかけるべきところが、間違っていませんか?

2.自分に合った寝具に巡り会うため

先ず、敷き布団の選び方ですが、人によって千差万別なのです。同じ人でも年齢が変わると最適な布団も変わります。いろんなサイト(広告を除く)でチェックして、試してみるしか無いです。寝具屋さんに行っても、寝転んだだけじゃ「ぴったり」と思っても、一晩使ってみないと本当に合っているか分かりません。当然寝返りも打ちますしから、試すときは寝返りのしやすさも重要なポイントです。

「これだ!」と狙いを定めて、やっぱり堅すぎた、柔すぎたとなったら、それはお客さん用に回すとか、トライ・アンド・エラ-が必要です。こればかりは個人差が大きいので、プロでも見つけてくれるのは難しいかと思います。体に負担がかからず、朝の目覚めがすっきりする物を基準に選んで下さい。

掛け布団も、住んでいる家や地域の気温が大きく影響します。部屋の中の温度や湿度が違えば、適した掛け布団も違います。季節によっても変える必要もあります。

掛け布団の目的は、体温調整です。入眠するときは、寒い、暑いの不快感を感じさせないことが大切です。入眠してからは、レム睡眠、ノンレム睡眠を繰り返しますので、体温がそれにつれて変化します。暑すぎない、寒すぎないの丁度良い保温性が必要です。

また、部屋の中の寒暖差が大きい場合、寝相が悪い人は、暑いと布団を蹴飛ばし、明け方に冷えると風邪を引くパターンが多いです。寝入るときは、やや涼しいくらいが良いかと思います。熟眠に入ると、どうしても発汗しますので、そのときに暑すぎないよう気をつけて下さい。

掛け布団は軽いに越したことは無いですが、寝相の悪い人は重めが良いかと思います。

更に、枕選びも馬鹿にできません。私は睡眠時無呼吸症候群の手前の体型です。既にいびきが大きく、気道が狭まっているので医療用呼吸補助器:CPAPのお世話になっています。なので、気道が狭くなる仰向け時に、枕が高すぎると気道を圧迫されるので、低めに設定しています。

ご老人には、誤嚥性肺炎のリスクも出てきます。自分のつばが、気管に入り肺炎を引き起こすのです。低めの枕が良いでしょう。

3.寝具だけでは良い眠りは来ない

熟睡するには、生活習慣が大切です。24時間の体のリズムを、できる限り一定に保つことを目標として下さい。

肝要なのは、起きるタイミングです。これを一定にするよう心がけて下さい。週末の寝だめは、睡眠負債が溜まっている証拠です。無理をしてでも平日の睡眠時間を確保して下さい。

夜更かしをしても良いですが、起きる時間をそれに合わせて、後ろにずらすことは止めて下さい。無理にでも同じ時間に起きるよう心がけましょう。睡眠不足ぎみのときは、お昼寝などで調整して下さい。でも、お昼なは寝過ぎてはいけません。入眠時間に眠りにくくなります。

それと、眠る前の2~3時間は飲食を止めて下さい。現代人にとって、その生活リズムは難しいでしょうが、太りたくない方は、夕食軽めか、全くを抜いてもかまいません。睡眠前の食事は、体を動かすわけではないので必要ないですし、内臓に負担をかけるだけ、エネルギーを使わないので太るだけです。その分、昼をがっつり食べた方が、体にとって理にかなっているのです。

また、睡眠前の運動は、効果的です。体が疲れて滅入りやすくなるし、筋肉をつけておくと睡眠が深くなりますし、心のストレスを回復しやすい研究結果も報告されています。筋トレと睡眠は相性が良いのです。(ただし、筋トレは週2回まで)

4.豆知識

横綱「白鵬関」は、睡眠時間が16時間だそうです。普通の睡眠が10時間、昼寝が6時間。やはり、常人と違います。あれだけ驚異的記録を作る人は、睡眠時間も驚異的なのです。

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