JUDGEMENT UNIVERSE

雨の日、濡れて居る君に、傘を、あげた──本編主人公マレの、父親の、青春を、描くLOVE…

JUDGEMENT UNIVERSE

雨の日、濡れて居る君に、傘を、あげた──本編主人公マレの、父親の、青春を、描くLOVE。聖人は、殺戮を、望む──黙示録と、偽りの救世主を、描いたSAINT。原子力研究者論文の、謎を、追え──原子力と、平和を、問うNUCLEARなど。JUDGEMENTシリーズ外伝小説。

マガジン

  • JUDGEMENTシリーズ

    シリーズ本編はこちらから

  • [2040年代小説]REDESIGN

    JUDGEMENTシリーズ 外伝小説

  • [2040年代小説]QUANTUM

    JUDGEMENTシリーズ 外伝小説

  • [2040年代小説]WITCH

    JUDGEMENTシリーズ 外伝小説

  • [2040年代小説]CIRCUS

    JUDGEMENTシリーズ 外伝小説

最近の記事

  • 固定された記事

シリーズ本編・登場人物紹介はこちらから

©︎ Card Master

    • [5分小説]REDESIGN-公益-

      REDESIGN-公益- 2030年。ヒエムスはVR空間で公開会議public meeting®︎を続ける。 「ポストヒューマニズムで人類はポストヒューマンを認めるか?」 50代会社役員が答える。 「認めざるを得ない。」 ヒエムスが問い掛ける。 「オリジナルヒューマニズムで生身の人間の良さを再認識するか?」 20代主婦が答える。 「生まれる命も人間らしさを学んで欲しい。」 ヒエムスが問う。 「ハイブリットヒューマニズムでポストヒューマンと良好な関係を築けるか?」 80代老人

      • [5分小説]REDESIGN-公共-

        REDESIGN-公共- 2030年。ヒエムスはVR空間で公開会議public meeting®︎を開き答える。 「今日皆と議論したいのは未来のソルの話だ。」 ヒエムスが問い掛ける。 「ハイブリッド資本主義のベーシックインカムを如何思う?」 60代会社員が答える。 「社会的弱者保護の観点から導入すべきだ。」 ヒエムスが問う。 「自己実現社会で人々は自己超越欲求で生きるか?」 20代学生が答える。 「そんなに上手く行くか?」 50代会社員が答える。 「小さな利他からで良いんだ

        • [5分小説] REDESIGN-企業体-

          REDESIGN-企業体- 2023年。テレワーク中の30代前半の公正取引委員会の審議官ヒエムス・インスラ・ウェルテックスの耳に謎の声が聞こえる。 「モナルカ・アウクトーリタース家はお前とお前の父親を殺すと決めた。」 ヒエムスは考える。 幻聴にしては明白で聞き耳の左耳から聞こえる。音響兵器か? モナルカ・アウクトーリタース家を名乗る声が答える。 「我々はソル人を大量虐殺して居る。」 「お前の知り合いも酷い目に合わせて来た。」 モナルカ・アウクトーリタース家を名乗る声が続ける

        • 固定された記事

        シリーズ本編・登場人物紹介はこちらから

        マガジン

        • JUDGEMENTシリーズ
          1本
        • [2040年代小説]REDESIGN
          3本
        • [2040年代小説]QUANTUM
          3本
        • [2040年代小説]WITCH
          3本
        • [2040年代小説]CIRCUS
          3本
        • [2040年代小説]OLD
          3本

        記事

          [5分小説]QUANTUM-波動-

          QUANTUM-波動- カードジョーカー♦︎クローンの服を着たヒエムスと姿を消したヴァニタスを元カードエースムーヌスが出迎え室内闘技場に案内する。 ムーヌスが答える。 「此処は研究動物が戦う闘技場だ。」 ヒエムスが問い掛ける。 「何時気付いた?」 ムーヌスが返す。 「カードジョーカー♦︎クローンは黒色肌のベルルム人だ。」 偽ヴァニタスがムーヌスの横から姿を現す。 ヴァニタスが姿を現し答える。 「私が自分の偽物の相手をする。」 《透過》 ヴァニタスが姿を消す。 《透過》 偽

          [5分小説]QUANTUM-波動-

          [5分小説]QUANTUM-射影-

          QUANTUM-射影- パッシオがsmart handgun®︎のグリップで偽ウィースを殴り尋問する。 偽ウィースが答える。 「知らない。」 審議院仮庁舎にアナウンスが流れる。 「カードマスターの姿をしたテロリストたちが仮庁舎に居る模様です。」 偽ウィースが返す。 「仲間が来た。」 ウェヌスタがsecret message®︎の量子暗号通信でアナウンス室に連絡する。 「事態解明の為我々は仮庁舎前に出る。」 ウェヌスタ、パッシオ、クレーメンスが審議院仮庁舎前に出る。 審議院仮

          [5分小説]QUANTUM-射影-

          [5分小説]QUANTUM-固有-

          QUANTUM-固有- 2040年。スートの組織迎撃から2ヶ月後、ヒエムスは臨海副都心オーケアヌスの審議院仮庁舎で報告を受ける。 聖人事案。 (報告1)同時多発複合災害・同時多発核攻撃から1ヶ月後、審議院議員仮庁舎で国内最大手RPGゲーム企業game社のreal fantasy®︎の預言が議題になった。 (報告2)このゲームはダウンロードコンテンツが予定されており一神教クルクス教の黙示録と聖人復活の話だった。 (報告3)公正取引委員会の審議官ヴァニタスは3大副都心カステッル

          [5分小説]QUANTUM-固有-

          [5分小説]WITCH-冥府-

          WITCH-冥府- オーケアヌス警察署留置場に魔女3姉妹長女プラキドゥムが訪れ答える。 「ソル当局に手を回した。釈放よセーリウス。」 セーリウスが答える。 「お姉ちゃん。」 マレに50代の短髪ダンディーな審議官パッシオから量子暗号通信secret message®︎で連絡が届く。 「3姉妹が姿を消した。」 マレはスートの組織の次の目的を知る為、死者のデータと対話するVR空間アプリghost meet®︎を起動しスートの組織被害者から話を聞く。 「魔女3姉妹を知って居る?」

          [5分小説]WITCH-冥府-

          [5分小説]WITCH-妖-

          WITCH-妖- マレの1年間の長期休暇中、相棒の猫オーケアヌスはバーポルトゥスの店番をして居る。 オーケアヌスがマレに話し掛ける。 「俺も2、3日休暇が欲しい。」 マレが答える。 「分かった。」 オーケアヌスはフォンス郊外に行く。 オーケアヌスは歩きながら昔を思い出して居た。 路地裏で生まれた日。 母猫が居なくなってしまった日。 土砂降りの中お腹を空かして居た日。 幼馴染の野良猫との日々。 車に轢かれそうになり14歳のマレに助けられた日。 「ニャー。(来ないで)。」 雌

          [5分小説]WITCH-妖-

          [5分小説]WITCH-魔女-

          WITCH-魔女- 17歳の少女マレは審議院仮庁舎より与えられた1年間の休暇を公立スコラ高校で過ごす。 再来年の大学進学を目指し仕事と学問の両立をして居た。 マレは休み時間クラスメイトと談笑する。 クラスメイトがマレに話し掛ける。 「また彼見てるよ。マレの事好きなんじゃない?」 マレが答える。 「違うよ。」 マレを見て居たのはスコラ高校2年の同級生トレランティアだった。 トレランティアは片親で働きながら高校に通って居た。 マレが話し掛ける。 「仕事と両立は大変?」 トレラン

          [5分小説]WITCH-魔女-

          [5分小説]CIRCUS-開演-

          CIRCUS-開演- 2035年。アルスで20歳の青年アウルムと少女アルガーリータはcircus社のテントから脱走する。 アウルムが問い掛ける。 「何処まで行く?」 アルガーリータが答える。 「貴方となら何処までも。」 2人は高速鉄道land speed®︎で酒造都市スピーリトゥスに行きウーウァ農園を歩く。 老婦人が彷徨い疲れ果てた2人を助ける。 農家アグリコラが問い掛ける。 「此処に居れば良い。農園を手伝ってくれないか?」 2人はウーウァ農園見習いになる。 3月、今期が幕

          [5分小説]CIRCUS-開演-

          [5分小説]CIRCUS-演劇-

          CIRCUS-演劇- 首都空港ウェントゥスに1人の女が到着し部下が報告する。 「レベリオー教授弟子たちとカードマスターが接触、我々は9つ目のパスワードファイル未入手です。」 女が問い掛ける。 「テネルは?」 部下が答える。 「フォンス郊外の病院で治療中です。」 女がフォンス郊外の病院を訪れ答える。 「酷いやられようね。」 執行官テネルが答える。 「長官。」 ベルルム執行省長官マグニフィクスが返す。 「私が引き継ぐ。」 ドクトゥスでウェヌスタとヴァニタスはレベリオー教授の弟

          [5分小説]CIRCUS-演劇-

          [5分小説]CIRCUS-享楽-

          CIRCUS-享楽- 2025年。アルス首都郊外オドルで10歳の少年アウルムと少女アルガーリータが遊ぶ。 アルガーリータが問い掛ける。 「何でトップスターになりたいの?」 アウルムが答える。 「俺たちには国が無い。自分で生きていきたい。」 アウルムが問う。 「君の夢は?」 アルガーリータが答える。 「アウルムのお嫁さん。」 アウルムが頬を赤くする。 2040年。アルス首都コンプタで世界最大のサーカス団circus社が公演しアナウンスが流れる。 「トップスターのアウルムとアル

          [5分小説]CIRCUS-享楽-

          [5分小説]OLD-成長-

          OLD-成長- 2030年。ジャングルをフォルティトゥドーとウィースは歩く。 フォルティトゥドーが呟く。 「原生植物の宝庫だ。」 ウィースが答える。 「腹が減った。」 フォルティトゥドーが答える。 「色が強烈な植物は避けろ。舌上30分置き痺れ・痛み無しなら繰り返し少しずつ食え。」 木の上に枝を組み簡易ハンモックを作り1人が仮眠、1人が警戒し再び歩き出す。 ウィースが何か踏む。 大蛇に似た10mは有るセルペンスだ。 セルペンスがウィースの片足に巻き付き引き摺られる。 フォルテ

          [5分小説]OLD-成長-

          [5分小説]OLD-壮年-

          OLD-壮年- 2030年。フォルティトゥドーとウィースはエレパースに到着する。起業都市オルトゥスで2人はエレパース高官と話す。 フォルティトゥドーが答える。 「貴国はドラコーと並び悠久の歴史・文化を持ちソルとの関係も長い。ソルの神社道は貴国のアエストゥス教と関係しドラコーを通じ流入した仏陀教も貴国で生まれた。」 エレパース高官が答える。 「古き友よ。」 新産業分野予防業界の協議をする 。 フォルティトゥドーが答える。 「ワイヤレス自由聴診・内蔵デジタルシグナルプロセッサ心

          [5分小説]OLD-壮年-

          [5分小説]OLD-青年-

          OLD-青年- 2040年。40代半ばの国内最大手報道局broadcast社ジャーナリスト公正取引委員会の経済産業分野の潜入審議官フォルティトゥドー帰国。 フォルティトゥドーが審議院仮庁舎で答える。 「師匠、10年ぶりの帰国だ。」 クレーメンスが答える。 「生きて居たか。」 2030年。18歳のウィースの前で窃盗犯が女性からバックを奪いウィースが追いかける。 窃盗犯がナイフを出しウィースが右腕を切られる。 散歩中の70代の公正取引委員会のカジノ・賭博分野の審議官クレーメンス

          [5分小説]OLD-青年-