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2025完成 ブランドマンション建設のマーケティング的記事 真の顧客を定義する意味意図。

2024年春着工、2025年春完成予定のブランドマンション計画を進めています。
今日はこの計画、建設におけるマーケティングプランをどのように進めてきたのかを記してみようと思います。
簡単なマーケティング的な知識も必要な記事となっていますので、不動産開発にマーケティング要素を用いる方には、ぜひ参考にしてみてください。

また、この記事をご覧いただく際には、僕の法人のブランドマーケティングの理論と実績構築を読んでいただけると理解度は増すかと思います。

過去作ってきた物件と分譲マンションが仮想敵。

2021年の作品。分譲をある意味超えることができた2LDKの構成。独自アイデアは38種類導入。

これまで建設してきたマンションタイプは、自社、他者含めこの10年間で16棟。
それら経験は一般の不動産投資家では成しえられないような内容を積み重ねてきました。建築に常に疑問を抱き、簡単に作られないように、業界や習慣慣例を無視できるよう、ある程度こちらも知識を蓄え、向き合ってきました。
また、他社、他者の誰も気づかないようなインサイトを気付き、アイデアという形を数多く生み出してきた結果、僕の作る物件は、内部に一見では分からない使いやすさ、思いやり、優しさを表現したアイデアが無数に存在します。

また、デザインに関しても師匠の作る作品を常に意識し、インスパイアし、僕らしく独自観点で再構築し表現してきたものが、2020年以降の建築作品となります。

2020年完成の賃貸マンション 1LDK10.2LDK10 入居率100%を維持。

デザインの力は凄まじいことは強く理解しています。
どことも違う、誰が作った物件とも違う、そのような見ただけで僕が作ったとわかるような開発を常に行ってきました。
その建設における根幹の仮想敵は、過去作ってきた物件であり、他人が作った物件は完全に無視できる状態を築いてきました。

そして、これから建設するマンションの真の敵は、自社物件だけではなく、
分譲のマンションです。 それらの仮想敵に対抗する為、物件をデザイン、アイデア、革新性、将来の拡張性、様々な未来に備えた工夫を詰め込んだマンションこそ、僕が最後に作ると決めた、一切の妥協を排除した物件となります。

過去作った物件を超えられないのは、成長を建築で表せないことになり、僕からすると怠慢です。 対して進化していない物件を作ろうものならば、それは収益から入ったものであろうことから、すぐに価格競争に巻き込まれ、実績のない物件を作る人こそ、市場理解は厳しいと感じます。

埋まらなくなっててきているからこそ、個性が今こそ必要であります。

マーケティング理論に基づいて常にターゲットユーザーを意識してきました。

イノベーター理論において、上位16%だけを意識した開発を続けてきました。

マーケティング理論において、ターゲットの顧客の定義は、大きく分けて4つ(ないしは5つ)。僕の法人のTGTは、紛れもなくイノベーターとアーリーアダプターの2タイプのみ。

世間一般的に、物件のターゲットなどを聞くと、ファミリー、単身向けなど言われることでしょうが、僕からしますと、それは結果論であり、真のターゲットではありません。

初期導入層の特性を理解し、彼らのお眼鏡に適う物件、プロダクトを作る意義は、そこにあります。だからこそ、それら上位16%層に、どのようにアクションを起こし、ブランドを露出し続けて、認知を獲得するかを過去7年間集中して行ってきました。

そして近年、特定の地域にて、僕の法人のブランドの認知、そしてブランド価値の向上により、すべての物件の入居率も100%を7年間維持した上で、キャンセル待ちなどの状態を作り出してきました。

さらに着工前にも関わらず、50%以上の申し込みをいただける状況まで、受け入れられている事実に業界関係者は異常だ、あり得ないと多くの方々に言われるようになりました。

TGTを明確にし、特性に刺さるような物件づくりと、その背景にある、ブランドのイメージ、実績、そしてブランド体験ができる環境づくり全てが機能した状態になってきています。

イノベーター、アーリーアダプターに刺さらない、普通の物件を作っても何の意味もないということを理解して実践してきたという訳です。

この写真だけでもアイデアが5箇所もあります。気づかないでしょう・・・

妥協を排除した最後のマンション建設の真のTGTとは

2025春完成のデザインの一部

これから建設が始まるマンションの真のプロダクトの目的は、キャズム以前のイノベーター、アーリーアダプターをTGTとしつつ、未来のスタンダードを感じてもらうため、ブランド会社が作る、普遍的な価値を表現するというコンセプトを表現する事です。

この、文脈でわかる方はもう刺さる訳です、これが大切であり、付随する建築に込める物語や、ブランドの進化の過程を作ってきた物件が表現してきました。
Webサイトへの掲示だけではなく、建築時にも常に現地の仮囲いにもラッピングを実施して、様々な告知を行います。

2016年以後のマンション建設から、仮囲いにラッピングを施し、露出による認知の獲得とと情報提供を行い、Webサイトへの誘導を促進しています。  


コンセプトを認識できる方が、真の顧客であり、ブランドの価値に、信頼をいただけることに繋がります。それらの方々がロイヤルユーザーとなりますので、その方々を創出することが、常に求められます。

一般の賃貸住宅を経営している皆さんとは、考え方がまるで違っていますから、話の理解は難しいでしょうけど😅

弊社物件は、住まわれる方の忠誠心の高さも相まって、クレームや、トラブルというものは非常に少なく、また低いものです。
また、入居審査を厳しくしている為、誰でも住まわれることはできない状態です。

だからこそ、一見しデザイン力が低かったり、アイデアもなく、どこにでもあるような物件づくりをすると、ブランド価値を毀損します。
そこがいい意味で裏切ることが、常に求められ、完成度の高さを見せつけることが最もブランドの価値を高めることに繋がります。

家賃は相当高いですけど。中身は相当すごいという側面を見た目だけではなく、中身でも、空気感でも、その環境全てで表すことは分譲を常に超えてしまう状態になってゆきます。 

マーケティングの世界言う、ポートフォリオの構築にも注力しています。

黒塗りは御愛嬌😅 まだみぬ開発も進捗しています。 

ブランドを守る、ブランドの価値を体現する不動産開発を心がけている人は、
日本で僕ともう一人、師匠くらいでしょう。
そこに理念がない人はきっと理解不可能だと思いますが、僕らが行っていることは常に市場に高い関心を放っていると多く聞きますし、作られる物件自体は常に見られていることを感じています。

それも最大手や、大手ゼネコン、不動産会社、建築系など様々です。
そうなったのは、ブランドマーケティングを軸に一切のブレをせず、直向きに行ってきた実績があるからです。

それら実績は、ブランドポートフォリオである、プロダクト(建設計画)のポートフォリオを明確にしていること、期待値を常に超えること、そしてブランド価値を幾年も超えうるような事業の進め方を行っていることで積み重ねてきました。

金融機関理解は当然ながら、特定の地域でのプレゼンス向上から、土地取得が非常にやりやすくなっています。
あなたに売ると、素晴らしいものを作ってくれるから、売主冥利に尽きる
そう言っていただけることは、期待があるから、実績があるから、常に見てこられていたかだらと感じています。



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