不動産投資でマーケティングを駆使して来た理由 大多数と異なる事業スタイルの確立へ
僕の経営する法人は、かねてから、「どことも違う観点で経営を行うこと」を
2015年以降、ずっと、ずっと考えに考えて行動を起こしてきました。
その経営手法の一つとして、ブランドマーケティングを行っていることは
とても大きな差別化となっています。
また、マーケティングを駆使する理由として、
不動産関係の世界では、市場を作る概念で仕事をする会社、人たちを
ほぼ見かけることが無いため、
僕は、誰も気づいてないな・・・
誰もこのような考えで仕事をしていないな・・と感じ
色々な発見をして、この業界で泳ぐために最適な方法を、
答えを早く見つけることができました。
全く違った観点で仕事ができる、そう感じた僕は、今、ブレずに取り組んできた
マーケティングの実績、結果を毎年、年を追うごとに実感しています。
今日は、そのような、事業経営における、マーケティングをどのように取り組んでいるのか、段階的な取り組みの一つの実例をご紹介したいと思います。
不動産業界の習慣慣例に乗っ取った仕事と決別したい これがスタート。
不動産業界で当たり前とされる仕事の流れを排除したかった。
それは疑問の塊だから。
そして、自分らで独自の仕組みづくりを行いたかった。
とにかく、不動産業界が嫌いになる出来事もあり
2014年〜2015年僕はそう強く感じていました。
引っ越しをしたいと思った人は、ネットで物件検索して、色々な不動産屋さんに行く。(仲介店舗)
結局、最終的に仲介に行くという流れ、なんだこれ?!って思った。
まずこれを壊したかった。
仲介に行くということは、仲介で如何ようにも顧客を誘導してしまう可能性が
非常に高いし、色々な物件がそこで決まってゆく。
その一つになりたくないと感じていました。
そしてどの物件も、仲介を介して紹介しているから、
仲介を介さない物件運営を行うには、どうすれば良いかと思った。
まず行ってきたのは、自社のブランドを高める物件づくりから始めた。
いくら追加施行費用が出ようが、思いつく、独自のアイデアと設備、
建物のデザインと外構づくりを通じて、差別化を図った。
そして、立地に関しては
その建物、環境が、幹線道路沿い、生活道路として往来の多い
道路から確実に見える場所に建設するようにだけ注意した。
しかも、建物環境の前、横、後ろに、同規模以上の物件が立たない場所だけを
選定した。
そうすることで作っている間は特に目立つし、そこで集客を初期から取れるアクションを行なった。
そして完成しても、その通り、そのような立地で作る物件は、唯一目立つ存在になる。
まずこのようなブランド価値を表現する物件づくり、そして立地、目立つような場所だけに作ってきました。
そうです、これってのは、
ブランドマーケで重要な、ブランド体現された物件を作り
認知を如何にして獲得するかを、最優先として考えた結果でした。
答えは言うまでもありません。
同様の考えで物件数を大幅に増やして、露出を拡大しました。
そうして、2016年以降、作るマンション、戸建などの環境は、同様の考えで
必ず目に入る、往来の多い生活通りをターゲットとして、徹底的にこだわって
環境づくりを行ってきました。
2016年以降、マンションタイプは6棟の建設を行い、
それらすべて認知が取れる場所。
その結果は、初期入居から、退去から募集に際しても圧倒的な入居率を誇っています(7年間月平均100%)
無論、建物環境にても徹底的にこだわり
独自価値を表現した結果でもあり、マーケティング的にそうなるよなと思う以上の実績を出していますし
その結果、仲介を介さない、弊社独自の入居促進もできるようになり
こちらから客送する仕組みも出来ました。
着工事50%申し込みなども、その結果の一つです。
空室が出た際にも、予約を受け付けるなどして募集するに値しない状態も
生み出せていますし、
ある意味、仲介の仕事を楽にさせるという感じでもあります。
その中から、顧客として相応しい方を選んでご入居いただける状態です。
要は、募集は仲介だけに頼らない仕組みが出来上がっていると言うことです。
ここでのポイントとしては、物件の認知が十分取れていて、
常に目に入る状態から、ブランドのファンを獲得できているからと言う
側面が強く、狙い通りのマーケティングの結果が出ています。
ここで最も大事なのは、
引っ越しを決めた人がネットで物件検索するに対して
弊社の場合は、
物件を見たときに、なんだこれ!?引っ越ししたい!と思わせるような
環境づくりを行い、引っ越しを誘発、需要を喚起させるという、世間と逆の発想であります。
ひと目見ただけで、僕の物件だと誰でもわかるような存在を表現する
これら実績のもう一つの背景に、ブランド認知としてのマーケティングが役立っています。
ひと目見ただけで、僕の物件だとわかるようになったこと
建物環境に、ブランドサイン、掲示とウェブサイトへの誘導を行うような告知物があることは、突然興味を抱いた方々に対して、非常に大きなテンションへと
繋がる活動ができています。
このような手法を不動産で用いている方々は、僕は見たことも聞いたこともありません。また、著名な投資用マンション会社ですら、物件自体でどこのブランドかを
判別することも不可能な状態。
師匠と僕の作る環境は、認知において、他とは圧倒的に違う空気感を作り出せているからこそ、それが出来る訳です。
こだわることは、ブランドの為でもあり、認知が取れれば、入居も苦労しないと言うマーケティング理論を実践しただけのことです。
だからこそ、他と似たような物件を作ることは、ブランドを毀損する行為なのです。
ブランドの価値を施設運営とドミナントで加速させてゆきます。
ブランド価値を認知させ、入居を取ってゆく考えとして、何も建物環境を作れば済むものではありません。
ブランド認知の重要な側面としては、ブランド体験がまた非常に重要です。
その為、物件が気になった方がすぐに調べられるように、Webサイトの運営も重要。
また、弊社のブランド体験をいただける環境として施設の運営も行っています。
この施設運営を行うことで、弊社の物件に住みたい、何か行ってみたい、遊びに行ってみたいと感じていただけることが、ブランドの価値を底上げしています。
施設運営においては、地域、自治体、行政(市政)などとも連携、連動することも
出てきていますから、地域だけではなく、幅広くブランドの認知が施設からも発信できてると言う訳です。
誰も行っていない分野でもあり、ブランドの価値を高め、認知の先にある、イメージの向上を常に行っていると言う感じです。
誰も真似ができない領域に突入しています。
不動産業界の習慣、慣例に従わず、独自の価値観で、集客を行えるようになってきたことは、不動産業者大手にとっても、珍しい、面白いと近頃捉えられてきました。
取材の依頼もですが、大手不動産会社数社から見学の申し込みや、開発相談なども来るようになりましたが、すべてお断りです。
このようなスタイルが行えたのは、業界が嫌いだからですし、
世間と同じように客付けされる、仕組み化された不動産業界の状況に
常に違和感を感じていたからこそ、実現できたもの。
仲介業者が紹介してくれなくても済む、自社で完結する、業界の仕組みを利用しないで、新しい価値観で事業を安定的に行って行ける状況に、
金融機関からも信頼をいただいています。
空室対策は不要
入居付けに苦労しない
不動産業界の仕組みを利用しない
自社で完結し安定的な実績が出せる
広告を出す必要もない
世間の不動産賃貸の業界では異端児だと言われます。
しかし大多数と異なる強みを持っていることのベースは何かと問われると
それはブランドマーケティングを駆使してきた結果だと考えます。
妥協しない物作り(建築、環境)
認知を取る
施設を運営しファンを増幅する
物件、Webサイト運営から顧客を誘導する
次期開発に対して期待値を高めることができる
このような流れは独自のものであり
大手数社も参考にしたいと言われています。
マーケティングで重要のなのは過去の情報を知ることではない 未来のあり方を見つけること
マーケティングリサーチと言う、今日以前の情報を知る機会は時として良いと思いますが、重要ではありません。鵜呑みにできないからです。
僕らが行っているマーケティングは、世間の誰もが、気づいていないような側面を発見することです。
それをどのように弊社が取り組み、表現するかで、新しい市場創造ができます。
今日までの結果が、それをすべて物語っています。
大多数が見落とす情報を発見し、世間でいう歪みを見つける、なぜそうなのかを
探求することが、行動の答えにつながっています。
ブランドマーケティングは、心理的価値であり、大きな差別化です。
ある意味、信頼もですが、期待値が高いのです。
だからこそ、リサーチはほぼ意味を為さずに、
未来の価値をクリエイティブな思考で、読み取って形作ることが望まれます。
これができる人が不動産の世界に沢山いたら、僕の出番はないと思いますが、
誰もいないから、できている訳でもあります。
賃貸住宅新聞社は、過去僕の取材で、このような話をした時、
そんな経営している人は聞いたことも、見たこともないと言われ、
誰にも参考にならないから、記事にできないと言われました。
僕はその方の感覚は正しいと思います。
これから先のブランドマーケティングにおいて、成長期に入る訳ですから
より地域に深く関わるような環境づくり、関わり、そして
新しいマーケティングの形を披露するかありません。
次の一手は、年末には公開できると思います。
それがどんな意味を持つのか、聞いただけではきっと理解できないでしょう。
将来の、いわば十手先を見れば、答えを知ることができるでしょう。
マーケティングは、思想ではなく、理論でもなく、表現する体現することで
理解される世界の話です。
これから先も、大多数と全く異なるスタイルで経営を持続可能で
安定的な成長を進めてゆきたいと思います。
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