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ようこそ、こちら201号室、Mihoの部屋。

 はじめまして。
 今日からnoteを始めました、Mihoです。

 少し、自己紹介をさせてください。
 私はソーシャルワーカーという、日本ではまだ聞きなれない仕事をしています。誰かの人生に伴走して、その方が自己実現しながら生きるために世界の調和をはかる、そんなお仕事です。
 ずっと携わってきたのは、子どもと家族に関わる現場で、気がつけば現場の最前線はもう後輩ばかり、という年齢になってしまいました。

 この仕事を続ける中で気がついたことは、子どもの成長には「安心な居場所」が必要なこと。そして、それと同じくらい、子どもの成長を支える大人たちにも「安心できる拠りどころ」が必要だということです。

 私自身、拠りどころ、は人生のとても大きなテーマで。

 こんな仕事をしていますが、私にとって家族、は、決して安心できる居場所ではありませんでした。
 なんだか本当に、色々なことがあって。褒められた人生は送ってこなかったなあと、つくづく思います。特に体を壊した5年前から、また前向きになれた今年までは随分随分、沢山転んだものだなぁと思います。
 転んで転んで転がり落ちて。だけど人って、生きていかなければいけないのです。というか、不思議なことに眠れば明日はくるし、外に出れば家族以外の大切な人たちと繋がっていくし、ご飯は結局の美味しいし。そうやって、生きていくのです。
 転ぶときって、必ずしも自分で転ぶだけではなくて、誰かに転ばされることってあるけれど。そこから立ち上がるかどうか、転ばせた人を傷つけるか否かは、自分自身で決められることなのだと思います。

 立とうと、何度でも思えたのは、同じように傷つきながらも生きている人たちがいることを、仕事を通じて知っていたから。
 報復したい怒りを消化していけたのは、信頼できるたくさんの繋がりによって自分自身を見失わずに済んだから。

 37歳、ようやく、色々なことが落ち着いて。
 随分、穏やかになりました。

 これまで感じた色んなことを、ことばにする作業を、今年はしていこうと思います。
 これだけ多くの人間がいるのに、どこか孤独な現代の中で、この201号室が誰かの「安心できることばの拠りどころ」となりますように。


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