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住宅系ライターとして働いてみて、改めて家が好きな理由について考えてみる。

住宅ライターとして働いてみて、大体2ヶ月ぐらいになる。

改めて思うのは、やはり住宅関連の仕事ができてとても楽しい、ということだ。


多数のハウスメーカーの公式サイトに掲載されているコラム記事を主に作成しているが、やはりどのメディアに自分の記事が掲載されているのかを知ることができると、やりがいにもつながる。


おうちづくりの役に立てるように、丁寧に言葉を紡ぐ。

書いているなかで、勉強になることも多々あり、日々成長を感じながらお仕事ができている。


さて、ここで改めて、どうしてわたしが"家"が好きなのか、という理由について考えてみた。




思い返してみると、週末は住宅展示場の間取りを眺めては、未来の妄想をする子供だった。

さらには、無印良品などの家具屋のカタログを眺め、どの家具を買うかといったところまでチェックするほどのひどい妄想っぷりだった。(何なら値段まで計算していたと思う)


一番印象深かったのは、家庭科の間取りを作る授業で、匿名でみんなの前で発表されたことだ。

プリントアウトされて配られた間取りの一つが自分のものだと気が付くと、顔が熱くなり心拍が上がったのを今でも覚えている。

無理もないだろう、たくさんの間取りを見てきて、自分が理想とする家の間取りなども書いていたのだから、なんとなく生活しやすい間取り、まとまりの良い間取りみたいなのをうっすらと感じ取っていたのだと思う。


大人になってからも、家に関する興味は健在で。

特に、1人暮らしをすることになってからは、家の建材やインテリアについての興味も増した。


ようやく自分の城を手に入れられる、となった時は、まず物件選びから力を注いだことを覚えている。

使われている建材、間取り。特にフローリングの色味にはこだわった。


そして、もちろんインテリアも。
IKEAが大好きなので、何度も足を運びながら自分の城を整えていった。


それは、何度か引っ越しても変わらず。

今の家には定住できているが、日々暮らしを整えていくのが楽しい自慢の城になったと思う。(それはもう外出するのが億劫になるぐらい)


まさか、子どもの頃は好きを仕事にすることなど、てんで思いつかなかったのだけれど、すべてのことは繋がっていると感じたのは、ライターとして働くようになってからだった。




家が好きな理由について、考えてみても明確なものはわからなかったけれど、漠然と「理想をカタチにする」という行為が好きなのかもしれない、ということに気が付いた。

妄想・空想癖が強い、と言われればそれまでなのだけど、空想の中ではいくらでも自分の理想の家を設計できる。


あのインテリアいいな。ここの間取り、もっとこうだったらいいのにな。

ある種、"暮らし"の設計が、デザインするという行為が、好きなのかもしれない。


家づくりは、暮らしをデザインするといっても過言ではない。

10人いれば、10通りの暮らしのデザインがあるわけだ。わくわくしないわけがないのだ。


今日も、たくさんの素敵な施工事例を眺めながら執筆したり、理想の家づくりをはじめる人たちに向けたコラム記事を執筆したり。

わくわくを秘めた人たちの姿を思い浮かべながら、今日もわたしは執筆する。


自分の理想を詰め込んだ、大好きなわが家で。

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