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読むだけで、卵焼きのバリエーションが50個以上増えるnote

得意料理はなんですか?

料理をしてる人はよく聞かれる質問だ。

「卵焼き」

が、いまの答えかもしれない。


初めて料理を作った小3の時も卵焼き。(薄焼きだったが)
高校3年間、毎日作ったお弁当のレギュラーおかずは卵焼き。
板前修業では朝から特大の卵焼き(1本で卵8個)を大量に巻いた。
弁当販売でも毎回違う味の卵焼きを作った。


何かと、卵焼きと縁があるみたいだ。
そんな思い出と経験の卵焼きを
言語化してみる。


まずは、基本のレシピから。

・基本の卵焼き

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よく弁当に入れた、普通の卵焼き。
冷めても美味しくて、とにかく手軽

材料
卵2個、みりん大さじ1、水大さじ1、粉末出汁小さじ1/2(味の濃さによって調節を)

作り方
卵以外を合わせレンジで加熱。
冷めたら卵と混ぜ、焼く。

・砂糖の甘さはくどい→みりんのみ
・生のみりんを入れると硬くなる→レンチンで煮切る
・粉末出汁だとジューシーにならない→水を入れる
・弁当用なので冷めても美味しく→時間が経ってもしっとりの配合。

みたいな、工夫でこの比率になりました。
とりあえずお試しあれ。


・基本のだし巻き卵

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難易度が上がります。
出来たてほやほやでないと、出汁があふれちゃう料理。
最高に美味い。

・材料
卵2個、出汁70㏄、薄口醤油小さじ1

・作り方
卵をよく溶き、出汁と醤油と混ぜる。
強火でスピーディーに巻く。

巻き方はYouTubeにでも乗ってると思います。

手早くやらないと、卵から出汁が染み出てきちゃう難易度の高い料理。
最初は出汁の量半分で挑戦を。

限界は100cc。
これはもう飲み物です。お吸い物や、茶わん蒸しに近い美味さ。


・バリエーション

卵焼き、出汁巻きの基本がわかったところで、バリエーションについて。
高校時代、板前時代、弁当販売時代、にそれはそれは様々な物を巻きまくりました。

そもそも卵焼きのバリエーションにはいくつかの種類があって

・中心に具を入れるタイプ
・卵に具を混ぜ込むタイプ
・中心にも、卵にも具を入れるタイプ
・餡をかけるタイプ

こんなところかな。
今回はレシピではなく、考え方を伝授していきます。
では、では、みんなで卵に巻かれていきましょう。

・中心に具を入れるタイプ

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王道ですね。
季節の野菜や、魚、肉や煮物、なんでも巻けます。
出汁巻き生地は柔らかい具や千切りの具が向いてて、卵焼き生地は万能と覚えましょう。

具材が少ない時
生地に混ぜるとぼやけてしまう食材
逆に混ぜると強すぎる食材
味に波を付けたい場合
におススメです。

具材が少ない時。
サケフレーク、たらこなどを、中心に巻くのと、全体に混ぜるのでは必要量が変わってきます。

・ぼやけてしまう食材。
具が少ない時と考え方は同じ。
出汁やエキスがあれば混ぜても美味い。
アサリの酒蒸しとか。

強すぎる食材。
香りや風味の強い食材、例えば菜花。
これが真ん中にある分にはよい風味だが、全体にあると、卵の甘さや風味を消してしまう。

味に波を付けたい場合。
香り、味、風味などが、卵焼きと混ざりすぎずに入るので、卵の甘さとの組み合わせが楽しめる。


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