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バックグラウンドサウンド
ある日、少女は校庭でタンバリンを拾う
地面の書き置きには枝が一本
「打てば鳴る二面の楽器」
【家】
対話する女:もしもし もしもし……(カチャン) 道でも川でもなんでもいいわ 山だったかもしれない どこにどんなガラクタが落ちていても宝物に見えて放っておけない 無差別的な収集癖の人っているんじゃない それがあの子 絶え間なく快活な日のもとで、居心地の悪そうな帽子の影の子 拾ってきたのは 鈍色のペン
奇跡的に予定になかった連休が取れた!!!!しぬ!!!!→そして関西へ行ってきた
道のない城跡で「起」をタイトルに任せたまま置き去りにしてしまった 矢印が見えるなら旅のエッセイに帰れ そして再び砂原を訪れて、土産に好きなタイトルの話でもしてほしい 私は私で全国を巡る動機が必要だ 今回の動機はこういったところ→天守閣を描いたから、百聞は一見に如かずになるか試しましょう
物を買うのが苦手だった だから一人暮らしを始めてみたら全然家具が揃わなかった 炊飯器は床に直置き、テーブルは段
冬 しゃびすぎです、あい
ここに12月26日0時すぎに産まれた娘がいる 手前はクリスマス 女の子にプレゼントを渡すという古今東西頭を抱える謎の解から逃れるため、父が「同じようなものだし誕生日を25日にしてくれない?」と八百屋の大根ぐらいのつもりで聞いたところ、立派なお医者さまは私の代わりにきちんと断ったらしい わが親ながら誕生日を値切るやついるんかい (カチリ) そう、そんな間抜けな冬から始まる旅
季節が人に手心を加えら