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「広告コピー」を生み出すためには

みなさんこんにちは、ヘルスケア&フィットネスのビジネスや学びをサポートしている工藤です。

本日のテーマは「広告コピー」です。

こちらの書籍をベースにお話いたします。

ここらで広告コピーの本当の話をします。(小霜和也、宣伝会議)

著者の小霜和也氏は、当時クリエイティブディレクター(広告制作の責任者)でした。

博報堂でコピーライターやクリエイティブディレクター等のキャリアを積み、その後独立。

現在は株式会社小霜オフィスの代表を務めています。

私はジャンルを固めて読書をすることが多く、先日も同じくクリエイティブディレクターの佐藤雅彦氏の書籍を紹介していました。

なぜ私がクリエイティブディレクター関連の著書を読んでいるかというと、マーケティングの仕事に役立つヒントが欲しいからです。

どうしても身近な環境だけでは得られる情報に限りがあるので、活躍しているクリエイティブディレクターの情報はとても参考になります。

 

本書はタイトルにもある通り、広告コピーについてその基本がまとめられた本になります。

広告コピーの基本(王道)をまとめた本は意外に少ないです。

そのため、本書も体系的に情報が網羅されてはいるものの、著者独自の考え方や経験も反映された内容になっています。

小霜氏は穏やかそうな佐藤氏と対照的で、若干口調が乱暴かな?と感じることはありましたが、そのような方は切れ味ある発想ができるのかもしれません。

全体を通して、自分自身では思いつかないような発想が豊富に含まれていました。

 

では、「広告コピー」とはそもそも何でしょう

私たちも日頃広告コピーを目にしていて、そのいくつかに反応していることもあると思います。

TV、スマホ、PC、街頭や店頭の広告物などなど。

この本にも帯が付いていて、そこにもコピーが記載されています。

「コピー1本で100万円請求するための教科書」

私はこちらのコピーに刺激されたわけではありませんでしたが、人によってはこの帯が購入のきっかけになることもあるかもしれません。

 

本書では広告コピーについて下記のように定義しています。

モノとヒトとの新しい関係に気付かせてあげる言葉。
価値が最大化されるように商品を「定義づけ」するもの。

確かにその通りだな…と思いました。

モノやサービスは、ただそこにあるだけでは価値が伝わらないことが多々あります。

 

誰が使うのか?

何のために使うのか?

いつ、どうやって使うのか?

 

商品の価値を、短い言葉で伝える。

その言葉に情熱を集中させる。

コピーを生み出すには、トップ画像のようにアイデアに対してナイフを突きつけるような、ヒリヒリした感覚が必要とされる…。

広い情報をコピーに凝縮させる。

それがコピーライターの仕事です。

 

限られた広告コピーの中に、深く商品を知る過程があります。

本書ではそのプロセス全体を学び、マーケティングに役立てることができます。

マーケターではないビジネスパーソンにも有用な一冊だと思います。

 

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