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突撃!初見の昼ごはん(生姜醤油編)

スタンダード

基準、標準。定評がある。定番(ていばん)
一般の。ありふれた。
普及版商品の商標に用いられる名辞の一つ

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia』

世にあふれるー
とは違うのかもしれないが、我が地方においてはすでに市民権を得ているスタイルが存在する。それはある料理のベースとなる味付けパターンの一つ。国民食といっても過言ではないほどに、私たち日本人が慣れ親しんだ味。

食の探求…..






ラーメンである(キリッ)

結局、行き着くランチはラーメンである。決して手抜きではない。

味のバリエーションに富み、提供スピードが速く、何より安価で流通している日本食の王。いまや国民のみならず、訪日外国人にも受け入れてもらえるコスパに優れたラーメン。

皆さんはお好きだろうか?

私はラーメン評論家でも、ラーメンVlogをUPしているわけでもない、ただの下級スキル持ち村人Bなのだが、私が観察したところによると日本には変わり種を含めると実に多くバリエーションがあるようだ。

ベースを大きく分けると
しょうゆ、みそ、しお、とんこつ、鶏…

そこから追加・細分され
牛骨、坦々、あごだし、貝だし、麻婆、咖喱…etc

さらに食べ方のスタイルは
つけめん、油そば、焼き、冷やし、バリカタ…

トッピングまで書き出したらきりがない。
また各地方によって独自のスタイルが展開され、B級グルメとしても広く知られている。そこで本日の記事の冒頭に戻る。

地方のスタンダード

県内には”5大ラーメン”といわれるものが存在する。それは県民が「フガフガ」と鼻息も荒く分類した王道のベースパターンである。

1)あっさり醤油
2)濃厚味噌
3)背脂
4)カレー
5)生姜醤油

県内でもさらに地域性が強く、
それぞれに老舗有名店が存在している。
だが実は鼻息が荒いのは一部だけで、県民でさえも「?」と首を傾げるものもある。3・5に関しては全国にも知れた有名店もあり、TV番組や芸能人がお忍びでも訪れるほどの認知度。
4に関してはここに肩を並べるほどの大それたものではない。もっと極々狭い地域で知られた庶民の味。

1・2に関しては実は知らなかった。

他と比べると認知度としては格段に落ちる。
聞いたことないぞ!だ。
だがしかし食べたことがないわけではない。
ちゃんと食べてからの感想でいえば、なんというか、こういった企画ものというかプロモーションをかけるときは、多方面に気を使わなければならないんだなぁ.…というのが素直な意見だ(私的感想也不要叩責)

ほわ〜ん

我が地方に伝わる秘術:生姜醤油ラーメソである。
このジャンルのTOPに君臨する店でこそないが、今回はそこそこ人気のある老舗を選んだ。2年前くらいに新しく移転オープンしたらしいが、訪れるのは初めてだった。

駐車場は広く、十分なスペースが確保されている。
私はラーメンごときに並んでまで食べるということを良しとしないので、たくさん停めれて、たくさん入って、たくさん食べれるのは、とても良いことだとおもいました。

文章が突然馬鹿みたいになってしまったが、それは私のスタンダードなので驚かずに読み続けてほしい。

店内はとても広く、フードコートを想起させるほど。相席上等な4人掛けテーブル席が1、2、3、4、5….どこまであるんだ?キッチンの裏へグルっと回りこんでカウンター席もある。

聞くところによるとテーブル+カウンター合わせて
90名収容可能!なんそれ。もはやフードコート。

大型店、そして店内外はシンプルで清潔感がある!
入口とは別に喫煙室がある!店内には券売機が2台、
メニューは
・ラーメン
・チャーシューめん、
・ギョーザ

それだけで90席を毎日回す、昼時老若男女満席。

厨房に5人の戦士

全身白装束を纏いし英雄5傑。
インナーに長袖を着込むが結局全員が腕まくり。ただし、それぞれの担当カラーがあるのか、黒・緑・臙脂・橙・黒別Ver.といった具合にインナーで楽しんでいる(?)その20~60代の男性職人たちは、手が空いた時は冗談を言い合いながらワイワイやっている。こういった内部コミュニケーションが上手くいってる店は真の名店といえるのです。


そんなに旨いのか問題

地元民の私からすると生姜醤油ラーメンに特別感はない。昔から慣れ親しんだ味で、ラーメンといえばこういうもの。

しかし、年齢を重ねれば重ねるほどに、原点に立ち返るというのが人間というものなのかもしれない。奇を衒ったものよりも定番、スタンダード、基本のキ。あらためてこの生姜醤油ラーメンを考えてみると
確かにほかのラーメンと違うところが1点ある。

そしてその1点こそが、
定番のNo.1として君臨し続ける理由。


毎日食べても飽きない

それは言い過ぎである。

スープが沁みたチャーシュー

だが、日本人の慣れ親しんだ醤油、刺激を与え身体を温める生姜、澄んだ鶏がらスープ、赤身と脂身が程よいバランスのチャーシュー、これが薄切りなのでスープに脂が溶け出し旨味を爆発させる。甘みがありつつ全体の味を邪魔しないメンマ、口の中をリフレッシュさせてくれるほうれん草、シャキシャキのねぎは生姜醤油にこそ合う!

ヤサイマシマシじゃないし、アブラカタブラじゃないし、ニクはゴロゴロしじゃない、トッピングが天高く越後山脈を表しているわけでもない。

しかし、これでいいのだ。シンプルで胃からじんわり温まる生姜醤油は控えめでクドさがないので、麵がなくなった後もスープとお冷を交互に飲み続けるという永遠ループに陥るのだッ


だッ

ただ1点、あげるとしたら

ココは麵が柔らかいのよぅ!
茹ですぎなんよぅ。確かにお子さんとかお年寄りとか消化を考えたら、中太縮れ面を柔らかくするのはいいかもしれないんだけど、ちょっと柔らかすぎんのよぅ。

モッチモチ中太麺

客の好みの問題だから、
嫌なら来るなと言われればそれまで。
こういった人気老舗店で職人たちの機嫌を損なうわけにもいかないので、ただ食券をカウンターに出して待っていた。すると隣を一つ空けた席に男性客が座ってきた。


その刹那

客 「麺カタメ」
職人「あいよッ」


やられた。

オーダーできんのかぁい!!!
次回はそうしよう。






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