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自分の強みが分からない人へ「No.1ではなく、My.1を探そう」/自分イノベーション

こんにちは。

自分には優れたところなんて1つもない・・・と感じている方に言いたいです。

「んなこと、絶対ないっすよ!」

誰しも必ず強みがあります。
そしてうまく強みを見つけて活かせると、仕事でうまくいくことが増えて、自分に自信がついていきます。

自分に自信を持ち切れない人こそ、強みを見つけることからはじめてほしい。今回は、強みの見つけ方・活かし方について書いてみたいと思います。

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心の底から「強み」だと思えること、ありますか?

後輩や自分のメンバーに「採用面接のときには、●●が強みって言ってたよね?」と聞くと、
「それは面接用に言っただけなので・・・」という回答が返ってきます。
つまり、本当は「これが強みだ」と思えていないけど、何か言わなきゃいけない場面があったから、無理やり言っただけ、ということです。

表面的に強みを決めておくことには、何の意味もありません。
大事なのは、心の底から「これが自分の強みだ!」と思えていることです。

No1の特技を見つける必要はありません。そんなもの、持っている人の方が少ないです。強みは、自分の中で得意なことでいいのです。

人と比べて優れていないのに、自分の強みだと胸をはること自体に、違和感を持つ人もいるかもしれません。
でも、今から書く方法を実践すれば、自分の中に自信が少しずつ湧き出てくることに気づくはずです。
人と比べることなんて、意味がないと思えるはずです。


振り返りは”振り返り方”がめちゃ大事

僕が若手の頃から今まで10年以上毎日やっていること。それは「振り返り」です。これが、自分自身を客観的に把握することや、把握した特徴を活かして成果を出すことにつながっています。

一言で「振り返り」というと、「それくらいやっている」という人もいるかもしれませんね。大事なのはやり方です。


■ 「なぜうまくいったか」「なぜうまくいかなかったか」「どうすればよかったか」

振り返るのは、この3つです。
「楽しかった」「辛かった」という感情は、一旦置いときましょう。
僕も昔は小学生の感想文みたいな振り返りをしていたのですが、途中で意味がないと気づきました・・・。

たとえば・・・

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NG例:今日は思うように仕事が進まなかった。仕事もたまっているし、明日はもっと頑張って、資料作成をしよう。

OK例:計画していた仕事が終わらなかった。緊急度が高くない仕事を優先してしまったことが要因だな。明日はどの仕事を何時から何時までやるか決めて取り掛かるようにしよう。

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NG例:今日は商談が盛り上がってよかった

OK例:自分の趣味の話や最近のマイブームの話をしたら、お客様と盛り上がり、その後の商談もうまくいった。別のお客様との商談でも自分の話をしてみよう。
→別のお客様で実践してみたら、全く盛り上がらなかった。相手のタイプによって、見極める必要がありそうだ。今日のお客様のようなタイプだと、いきなり要件に入った方がスムーズかもしれない。明日の商談のお客様はこのタイプだから、まず要件から入ろう。

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たったこれだけでも大きな違いです。
”なぜ” と ”どうする” を意識してみましょう。


■ 失敗も成功も、自ら作り出す

「今日は、うまくいったことも、いかなかったことも、何もなかった」と
思う方もいるかもしれません。

そんなときは、この2つを試してみてください。
1.計画通りに完璧なら、できた要因を振り返る(成功を作り出す)
2.もっと早くできなかったのか?もっとうまくできなかったか?を考えて、できなかった要因を振り返る(失敗を作り出す)


1は「計画通りに」というのがポイントです。
計画、つまり「成功の基準」「失敗の基準」を決めていなければ、成功も失敗も何もない1日になってしまうのです。
自分にとってはアタリマエのことでも、計画通りに問題なくできたのであれば、なぜできたのか? 前からできていることなのか? できなかった時との違いは何か? いくらでも成功として振り返ることができます。

2は「もっと」というのがポイントです。
明らかな失敗をすることは少ないと思います。
ですが、「もっとできたのでは?」と基準を引き上げて、失敗ではないものを自分の中で失敗だと捉え、振り返り、学びを得る機会に変えてしまうのです。
いつも自分は失敗ばかり…と卑屈になる必要はないですが、失敗の疑似体験をしてみましょう。


■ 共通点を見つけ出す

こうして振り返りを繰り返していると、
・成功する要因は、●●ができたとき
・失敗する要因は、●●ができていないとき
という共通点が見えてくると思います。

これをするためには、毎日の振り返りだけでなく、1ヶ月程度の中くらいの振り返り・半期ごとの大きな振り返り・・・等のいくつかのPDSを回すのがポイントです。

例えば若いころの僕の場合は、
・A社への提案がうまくいった。協働者が親身に相談に乗ってくれたからだ。協働者がこの案件にたくさんの時間を割いてくれたのは、僕のスピーディな報連相により仕事が進めやすかったかららしい。
・お客様から予算が余っていることを教えてもらえた。「いつもスピーディに質問に答えてくれてありがたい。チャンスをあげたかった」と言っていただけた。
このように、スピーディな対応のおかげでうまくいった案件が続きました。
自分としてはアタリマエ行動として即レスを大事にしていたのですが、このスピード対応は強みなのかも?と捉えるようになりました。

スピード対応が強みだと捉えたからこそ、信頼構築のキーだと認識したからこそ、どんなに忙しくても実践し続けることができました。
認識していなかったら、つい後回しにしてしまっていたかもしれません。

これが、強みを認識する意味です。
強みを活かす環境を自ら作れたり、強みを促進する行動をとれたり、普通の人だったら諦めてしまう部分で踏ん張れたり…こうした行動の1つ1つで成果に差が出てくるのです。

中堅社員になって成果につながることが増えてからは、
・本にこないだ書いていたことを実践したから。
・先輩に昔教えてもらったことを意識したから。
・類似した状況を経験したとき・見聞きしたときの学びを活かしたから。
そんな振り返りが続き、自分の強みは経験学習サイクルを高速で回せることだと捉えました。
経験(やってみる) → 省察(振り返り) → 言語化(学び)を高速で回す…まさにこうした記事を書いたりすることもその1つですね。

今でも、これが自分の強みだと胸を張って言えます。


もちろん、条件が満たされても100%成功するということはないでしょう。
だからといって、「強みとは言い切れない」と思う必要はありません。

まずは「こういう行動がとれれば、かなりの確率で成功することができる」と思えること。
そして、なるべく強みが発揮できる環境を自らつくりだすこと、
そしてもしうまくいかないパターンがあるなら、それをまた振り返り、成功確率をさらに高めていくこと。

これが、強みを理解し、活かすということなのです。


終わりに:

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
さらっと書きましたが、僕自身、振り返りを習慣にして「経験学習」という強みを見つけるまでに、10年位かかりました。
スピード対応力かな?とか、人を動かす力かな?とか、いろいろ変遷してきた歴史があります。
明日にはまた新たな強みを発見しているかもしれません笑

簡単なことではないかもしれませんが、少しでも自分に自信を持てる人が増えたらうれしいです。

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最後になりましたが、これまでは、しくじりマネジメントと題して、マネジメントの悩ましい場面について、僕のこれまでの葛藤やノウハウについて、まとめてきました。

(例:会社を辞めてほしくないなら、ひきとめるな

今後はより多くの人の参考に何かもっとできないかと思い、

・しくじりマネジメント
マネジメント場面における悩ましい場面の失敗談をベースにしたナレッジ

・自分イノベーション(←今回の記事)
仕事を通じて、自分を変えるための考え方や習慣に関するナレッジ

を発信していきます!

引き続き、よろしくお願いしまっす!

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