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11月に読んだビジネス本約30冊から選ぶおススメのベスト5

今月も11月に読んだ本の中から、お勧めしたいビジネス本を紹介したいと思います。寒くなってきましたので、家でのんびりする際の読書の参考になれば幸いです。

※あくまで自分の備忘も兼ねた個人の感想であり、偏見に満ちた感想とランキングですので、ご了承ください。


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第5位
サステナブル資本主義
著者:村上誠典

https://www.sun.s-book.net/slib/slib_detail?isbn=9784396617653

「サステナブル」という言葉や「資本主義」という言葉から、難しそうな印象を与えるかもしれませんが、サステナブル(つまり持続可能)な経済社会になるためには何が必要であるか、どんな考え方が大事であるか、ということが分かりやすく書かれた本です。
これまでの経済社会では投資家たちが企業に資金を提供することがベースであるのに対して、今後はいち消費者の購買活動によるお金の流れに注目すべきである。ということが書かれています。どういうことかというと、仮に今は不完全なサービスであっても、世界はこの方向に進むべきであるという投資家マインドを持った消費者の共感と消費行動が、企業の躍進を支えていくということです。特にスタートアップの企業ではより一層この考え方が求められるのだと思います。
今の自分が提供しているサービスの価値は何であるのか。どのような価値をこれから世の中に提供していきたいのか、更に高めるためにはどうしたら良いのか。これからの企業に求められることであり、組織のリーダーに求められる発想だと思います。事業経営、事業開発に携わる方だけではなく、自社のサービスを届ける営業、サービスを作る開発者の皆様に読んでいただきたい一冊だと思いました。


第4位
観察力の鍛え方
著者:佐渡島庸平

https://www.sbcr.jp/product/4797398229/

変化の激しい昨今の環境において、OODAループという考え方の重要性が取り上げられますが、その一歩目である”観察”の重要性や磨き方が紹介された一冊です。
これからの組織のリーダーに求められるのは方程式を解いて、問いの答えを出すことではなく、問いを立てることだと思います。そのためにも環境・状況を観察・理解し、仮説を立てることが重要だと思います。一方で、問いを立てるのに邪魔をする”メガネ”というものが誰しもあり、認知するたびにバイアスがかかってしまいます。バイアスを完全に排除することは難しいものの、バイアスがあることを自覚すること。そして、主観と客観のスイッチを適切に切り替えること。が重要であると本書を読み、改めて思いました。
組織を率いるリーダーの方々には、自らの仮説を磨く1つの考え方として、ぜひ読んでいただきたい一冊です。


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第3位
パーパス 「意義化」する経済とその先
著者:岩嵜博論、佐々木康裕

https://publishing.newspicks.com/books/9784910063171

パーパスとは直訳すると”目的”ですが、ここではもう少し突っ込んで”社会的存在意義”と捉えて、これからの時代に求められる企業姿勢について書かれた本です。
これまでのようにビジョンやミッションで企業が目指す姿を一人称で語るのではなく、共感するステークホルダーも含めて三人称的に描くことが重要であることが書かれています。これからの時代は製品の性能、品質だけではなく、その背景にある”意義やストーリー”が重要になるのだと思います。
また、この考え方は事業経営に限ったことではなく、個人に対してもいえることだと思います。注目される人というのは、仕事がデキる人ではなく、本人なりのパーパスがあり、そこにストーリーがある人だと思います。ビジョンやミッションで正論ばかり吐いていても誰の心にも響かなくて、自分の言葉で自分らしく、パーパスを語ることが人の感情に届きやすく、心を動かしやすいのだと思います。
ビジネスの捉え方だけではなく、個人の生き方についても考え方を学べるお勧めの一冊です。


第2位
勝間式生き方の知見
著者:勝間和代

https://www.kadokawa.co.jp/product/322102001384/

仕事やお金等、様々な観点から幸せに生きるために、どのような考え方をすると良いのか、人生の知見ともいえる考え方がまとまっている一冊。
個人的には、リスクとは不確実な可能性への投資であること。と言うのはまさに本質だなと思いました。冷静に最高な状態と最悪な状態を天秤にかけて、判断することって大切だなと思います。よく仕事で「失敗しても命が取られるわけでもクビになるわけでもない」と言われますが、最悪な状態になったとしても大したことではないので、だったらチャレンジしてみる方が得られたときに会社も本人も嬉しいのではないか、と思います。
また、仕事の知見というアジェンダの中には、強みは掛け合わせるということが書かれています。強みを生かすことが大事と言われますが、誰にも負けない強みなんて、なかなかありません。ただ、いくつかの強みをかけ合わせれば、オリジナルな強みが発揮されると思います。
また、コントロール思考というアジェンダの中には、常に複数の仮説を立てることが大切ということが書かれています。問題解決を目指す際にはこうすると解決できるということを定義し、もっとも確からしい解決法としての仮説をたくさん準備し、それらを検証する。ひとつずつ実践・検証することで自分にとっての最適解をみつけることが重要であることが書かれています。
非常に金言的というか、本質的な考え方が詰まっている一冊でした。


第1位
イマドキ新人はこう育てる
著者:仮谷泰祐

独断と偏見の順位ですので、今月の1位は僕の著書でした笑
昨今の新人・若手は育った環境が上司の世代とは大きく変わっています。そしてビジネス環境の変化も目まぐるしいものがあります。そのため、これまでと同じようなマネジメントのあり方ではうまくいくはずがありません。変わらないといけないのです。
イマドキにあわせたマネジメントのポイントとは何であるのか。本書ではケースワークを交えながら、ポイントを解説しています。
新人をマネジメントするということは、新人がどのような仕事観をもつか。仕事に向き合うスタンス等、この先のビジネス人生にも大きく影響を与えます。その重責を担い、覚悟をもち、関わることが必要だと思います。
新人をマネジメントする上司、先輩社員。新人のOJT担当者。人事。の方々に参考になる超おすすめの一冊です笑


終わりに

いかがでしたか? 興味のありそうな本はありましたか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
繰り返しになりますが、僕自身の独断と偏見による勝手なランキングですのでご容赦ください。

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普段はしくじりマネジメントというタイトルで、マネジメント場面における悩ましい場面を失敗談をベースにナレッジも発信しています。
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