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「アンモナイトの目覚め」を観た

古生物学者の観る

19世紀英国の古生物学者メアリー・アニングの話
生涯独身だったようですが同性愛については
事実なのでしょうか?

メアリーは能力認められながら男社会の学会から
疎外され人間不信な女性です
この男社会からの疎外はほぼスルーですが
ポイントかな~と思います
心に穴が空いた女性です

その穴を埋めるのがシャーロット
彼女の夫も実在の地質学者のようです。
忙しい夫に相手されずやや心病んである意味
男から疎外されてる女性です

男社会19世紀英国で男から疎外されてる女性が
互いの穴を埋め合う話です
二人の熱量と性格が微妙に違うのでエンド
はあんな風なのかなと

陰のメアリーに陽のシャーロット
心の闇回復したシャーロットがこの時代の女性に見えず
何か違和感有ったが疎外されながらも自己主張する
女性像に敢えて設定したのかも
とことん籠るメアリーが自己解放するには必要な
キャラかもしれません

心が体に進むのは熱の高さをアピールしたいのか
今の風潮に乗りたいのか正直どうでもいいです
何故惹かれ合ったのかが肝で、そこは充分に伝わってた

海辺二人でシャーロットが靴下を脱ぐ。
多分、夫と一緒では出来ないと思われるので男からの
解放の象徴かと
じっと見ていたメアリーも後日同じ様に
このシーン良かった

男権英国社会の陰でひっそりと闘う女性の物語でも
終始ややダークな映像好きです

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