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クリスマス限定!Christmas at Kew

Christmas at Kewとは、Kew Gardens(ロンドンにある王立植物園) でクリスマスの時期に期間限定で行われているイベントのことです。
イベントでは園内全体がライトアップされており、散歩しながら光と音のパフォーマンスを鑑賞することができます。

Christmas at Kew の map

上の画像の青い線が散歩コースになっています。食べ物や飲み物を買って飲み食いしながら鑑賞することができます。


私は、2022年12月~2023年1月にかけて行われていたChristmas at Kewに行ってきました。初めての参加だったのですが、パフォーマンスのクオリティが想像以上で驚きました。また、私はデジタルアートに興味があるので、プロジェクションマッピングされた光と音楽のパフォーマンスはとても刺激になりました。実際にイベントに参加してみて感じたChristmas At Kewの魅力を大まかに4つに分けて紹介します。

「もとからあるもの」を生かしたアート作品

Christmas at Kew では、園内にもとからある植物と光・音を組み合わせてパフォーマンスをしています。

白い煙と木に反射する虹色の光


上の画像は、空気中に白い煙を漂わせて、その煙やもとからある木に光を反射させたパフォーマンスでした。幻想的な雰囲気を醸し出す音楽も流れていました。光はランダムに色が変化していました。

白い煙と木に反射するピンク色の光

光は煙の密度によって反射の印象が違って見えました。毎秒ごとに新しい作品が生まれてくるので飽きることなく人々を魅了します。

白い煙に反射する光

散歩しながらの鑑賞なので、ひとつのパフォーマンスでも観る角度によって見え方に違いがあって新鮮味がありました。

遠くから歩いて来るときに感じる「あれは一体何なのだろうか」というワクワク感、光の反射によって印象が変わる煙と植物、そして観る角度によって生まれる発見など、一つの作品で何度でも楽しむことができました。

私はChristmas at Kewの中で、この光のパフォーマンスが最も印象的でしたが、園内のパフォーマンスはすべてもとからあるものを活かしているものでした。

コンクリートの道を活かしたプロジェクションマッピング

池を活かしたUFOのように見える光

様々なテイストのパフォーマンス

Christmas at Kewでは、エリアごとにテーマが決まっていました。
パフォーマンスのテイストが様々だったので、飽きずに鑑賞することができました。

アジアンテイストなエリア


プーさんが住んでいそうなエリア
七夕の短冊のように願い事を書いた紙を木に吊るすことのできるエリア

老若男女問わず楽しめる

私は、このイベントに参加して客層が様々だと感じました。幼い子供のいる家族から成長している子供のいる家族、カップルそして友人同士など、幅広い年齢層の方々を見かけました。私は母と2人で行ったのですが、パフォーマンスのレベルが非常に高いのでアート作品鑑賞として楽しめました。
キャラクターや演者が出てきそうで出てこない雰囲気が、客層を幅広くしているのかなと感じました。

浮かんでいるような光と楽しそうな家族

散歩コースには、メリーゴーランドのような子供たちが楽しめる遊園地のあるエリアや、大人向けにホットワインの売店もありました。


メリーゴーランドを楽しむ親子と見守る大人たち

クリスマスイベントなのでサンタクロースもいました。

子供たちに笑顔で手を振るサンタクロース


パフォーマンスショー

Christmas at Kewのパフォーマンスには、展示のようなものとショーのようなものがありました。パフォーマンスショーでは、誰もが知ってる、または聞いたことのあるような曲に合わせて、光ともとからあるものを組み合わせたショーをしていました。

圧巻のパフォーマンスショーと演者のような像

鳥を飾るパフォーマンスは、光と音楽(Let it goやHome aloneのサウンドトラックなど) と噴水を融合したパフォーマンスショーでした。光と噴水の演出がとてもステキで癖になりました。何度も観たくなるストーリー性や迫力、水のスピード感が良かったです。


まとめ

このようにChristmas at Kewでは、広大な敷地と多様な自然を活かしてKew Gardensだからこそできるパフォーマンスを鑑賞することができます。クリスマスの時期限定なので、12月にロンドンへ旅行する際にはぜひ行ってみてください!
冒頭でも述べたように、私はデジタルアートに興味があります。このパフォーマンスを鑑賞して、プログラミングでシステムを制作し、光や音を操ることの凄さを実感しました。演出自体は無人でも、こんなにも人々を引き付けられるようなパフォーマンスを作ることができるのだと驚きました。
私も大学在学中にこのようなもとからあるものの良さを活かしつつ人々を魅了できる作品をみなさんと作りたいです。


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