新卒四ヶ月適応障害④

〈頑張れ〉

不登校になった時から
「頑張れ」という言葉が
好きじゃなくなった。

今でも頑張ってるよ？
これ以上なにをどう頑張ればいいの？
どうしたら楽になる？
って、

捻くれ者になったのかもしれない。

だから、毎日辛い苦しい
人目気にせず電車で泣くような
大人になった私に

「みんな辛いんだから、頑張れ」

こんな言葉最悪だった。

みんなって誰ですか？

みんなは辛い中頑張れてるのに
弱音を吐く私はダメな人間ですか？

頑張れなくてごめんなさい。
泣いてごめんなさい。

話す相手も選んで
どんどん世界が狭くなっていきました。

追い討ちをかけたのは本配属。

新卒一年目で店長になってしまった。
次々やめていく会社だから
人手不足なんだと思う。

上司の方々に言われる
「期待の言葉」を素直に聞けない。

崩壊してる店だから
そりゃクレームだらけなわけでして、
なにもしらないただ社員という名だけある私。

生徒の人生を握ってる
進路を握ってる
なのに、力はまったくない。

業務と私の持ってる力が見合ってない。

休みの日も明日の仕事の準備。
寝ても覚めても仕事をしている。

対処しきれないクレームの数、
実力にあってない責任、
間に合わないタスクと締め切り、

首がどんどんしまっていく。

そんな私でも、１つだけ徹底できたこと。

生徒の前では絶対辛い顔を見せない。

アドレナリンなのか
生徒がいる間は頑張れた。
生徒が帰るとスイッチが切れる。

みんな頑張ってる
みんな辛い
みんな、みんな、みんな、みんな

みんななんてないんだよ。
私は私の世界しかないんだよ。
みんなが辛いからなに？
みんなが頑張ってるからなに？

捻くれて行く。

だから、親にも黙り、
信頼する友1人と、彼氏だけに
通院しながら、安定剤に頼り、
希死念慮の日々を送るようになりました。

沢山の愛と、沢山の経験と
助けをもらいながら
色々な方があっての今の私なのに

こんな落ちこぼれてしまってる。
なにも活かしてない。
金だけ消費して、生み出していない。

ごめんなさい

つづく