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「劇薬の仕事術」 まとめ

-正しいキーワードを見つける
マクドナルドは、マクドナルドらしくすべき。
キャンペーンの打ち方について、自分から発信するだけでは、あまり信用されないし、効果も低い。同じメッセージでも、自分たちで広告として発信するよりも、メディアやお客様という第三者から発信してもらった方が、圧倒的に信頼感があるし、身近に感じてもらえる。

-「モノ」を売るのではなく、「コト」で話題を作る
ディスカウントはやったことがあるので、ひとまず数字は取れる。
しかし、利益を毀損するし、客数が増えるのは一時的なので麻薬のよう。
限定品は高付加価値を追求。レギュラー品の極端な安売りはしない。
→期間限定品は、売上が安定せず、売上規模も少ない。収益性も低い。
→ファンは、ほぼレギュラー品を食べる。

商品ではなく、コミュニケーションを変える≒話題にして、行きたくさせる。
→良いニュースをたくさん出していく。

-ヒントは世界中の成功事例にある 
モノではなく、コトを意識して、話題の喚起を狙う。
海外ん成功事例に目を向けるとか、過去や他業界の成功事例を紐解いてみるのも、新しい「コト」のアイデアを見つける一つの方法。

-キャンペーンはシンプルを心がける
話題になりそうなもののキーワードの一つが「対立構造」。
→活発に意見が出て盛り上がる。
 
-マーケターは何もできないと認識する
突っ込みどころが満載といのが、話題化のポイントの一つ。
 
マーケティング担当者が一生懸命やっているだけでは全然ダメ。
社内外の人たちの協力があってこそ、いろんなアクションが起こせる。
 
-いろんな経験が、大胆な決断を可能にする
ブランドは構築する活動と消費する活動しかない

-経営を安定させる軸足を増やしていく
一本足では、経営が不安定なので、二本、三本と増やしていく。

-求めらるのは「継続性」
リーダーは2年後、3年後を考えていないとダメ。
例えば、人が信頼を失った時に、回復するために、連続的に、継続して、努力をし続けるしかない。
失敗はあって当たり前。大事なことは、仮説に基づいて施策を仕込み続けること。

-無難にやっても会社は変わらない
結果を残すマーケターは3つの役割がある。
①「扇動者」
→人の心に影響を与え、結果として行動に影響を与えるような、人心操作をする人。
②「プロデューサー」
→自分の責任範囲外だろうが、それをすべて拾って、仕事を進めてく。
③「経営者」
→単発ではなく、継続的にビジネスが成功するような仕組みを作る役割。
組織を動かすには3つの要素が、以下の順番で必要。
「感情」…仲間になる。
「結果」…成功体験を作る。
「KPI」…組織の目標値としてやらなければならないことにする。

マーケティングは「企画」より「実行」が大切。ちゃんと実行できれば、効果が圧倒的に高くなる。 

大友的編集後記
著名なマーケターの足立さんの著書。全体感としては、足立さんのキャリアの背景を時系列で進むので非常に読みやすい。その時々の足立さんの考え方や意識、失敗に関しての受け入れが描かれているので、自分ごと化してみると面白いと思う。

マーケター論的な部分は所どころあるが、現場向けの個人でどうというよりも経営事かしているマネジメント向け。もちろん、2年後、3年後をリーダーは考えろとある通り、リーダーシップ含め視座を上げる、経営者視点は求められるので、考え方や動き方を吸収していきたい。

マーケターは、何もできない。これはなかなか受け入れたくはないww
自分の経験上は、「何でも屋」「魔法使い」そんな扱いと自分がわからないでは、業務が進まないのでプログラミングも知らない広告媒体もツールも何でもやった。アウトソース前提であれば良いのだが、インハウスで中小企業の場合は、そうもいかない。これは、「コト」まで考えていないからだと今は思う。

会社は、何を提供すべきか、目標値はなんなのか、あとは自分がどう導きたいのかを紐づけて実行していくことで、結果も出てくると思う。その前に、感情で人に協力してもらえる体制を気づくのも重要。
特に事業会社は、感情も入るし、結果でしか判断してもらえないので、少なくとも論理を持ち、KPIの実行をし、次の挑戦ができる準備を常にできると良いなと本書より学んだ。


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