100円のコーラを1000円で売る方法 まとめ

チャネル戦略(流通戦略)
最も一般的な顧客体験にフォーカスし、どのチャネルであっても同じように最高の体験(価値の最大化)が得られるよう、チャネルを統合する必要がある。

オムニチャネル…オンラオンライン・オフライン関係なく、シームレスな購買体験を提供すること。

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画像引用元:https://markezine.jp/article/detail/29722

バリューセリング(価値重視)とプロダクトセリング(商品重視)
バリューセリング:サービスの向上をし、高価格を狙える(見えない価値)

プロダクトセリング:価格重視の為、徹底してコスト削減を行う(価格競争に陥りやすい)

コストを徹底的に下げて価格勝負する戦略は、市場リーダーにしかできず、世の中のほとんどの企業は、本来、価格勝負をしてはいけない。

カスタマー・マイオピア(顧客の言ったこのとのみを鵜呑みにする)から脱却すべき。

■参考動画

コミュニケーションの戦略的一貫性
ターゲットの顧客に対して、正しいメッセージが、正しいメディアを通じてちゃんと伝わる必要がある。

ターゲットを明確にして、目的を決定する。そして、目的を実現するためのコミュニケーションの方法を設計して、メッセージを伝えるチャネルを選択する。

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各接触ポイントに一貫性を持たせるとともに、カスタマージャーニーマップを示すことで顧客視点を第一に考えるスタンスを共有可能。

イノベーター理論

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画像引用元:https://boxil.jp/mag/a2991/#2991-2

イノベーター…真っ先に買う。
アーリーアダプター…実際に良さそうだったら買う。
アーリーマジョリティ…良さそうか証明されたら買う。
ラガード…周りが持ち始めたら買う。

キャズム理論

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画像引用元:https://boxil.jp/mag/a2991/#2991-2

キャズム…アーリーアダプターからアーリーマジョリティへ製品が行き渡る際に存在する障害のこと。

ニーズが異なるので、キャズムを超える為にマーケティング施策を別で考える必要がある。

大友的編集後記
物語調とは、知らずに購入してしまったが、ザ・ゴールのさらに優しい版といった印象。2巻、3巻とあるようなので気が向けば読んでみようと思う。

表題の100円のコーラを1000円で売る方法は、自販機では液体として購入するので100円だが、ホテルでグラスに注いでいれば1000円で購入。それは体験含めて価値が上がっているという結論。
つまり、価格を下げるのではなく、価値を上げなさいというもの。

現代でもCXであったり、価格を下げれば淘汰されるといった議論がなされるので、至極平凡な議論ではあるが、いざ実践となったときに価格戦略で悩まれると思う。
しかし、本書でもある通り、マーケットリーダーでなければ、価格を上げていかないと、ビジネス上でも戦えなくなるので思考を変える必要がある。

価値を上げる上で、カスタマーアクションを注視しなければならない。
例えば、品揃えは、顧客に対してのサービスである。キャズムを超える場合は、非顧客に向けた新アイデアも必要になってくる。

Q:なぜできないか?
A:既存概念(業界風習・既存顧客)が邪魔しているから

マーケティングデザイン…既存概念でを壊し、新しい視点で物事を見ること

プロダクトセリング(モノ思考)を破壊して、行動思考でマーケティングを変える必要がある。
行動で市場を区切ることで、戦い方を変えることができる。

後半は参考動画の内容ではあるが、本書の延長にある考え方であると共感し、視点を変えてマーケティングを実践していこうと思う。


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