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武器としての会計ファイナンス 1

ファイナンス思考力を活用する2つの方向性
①ファイナンスの視点(考え方=理論)を現場に取り入れる
②全社のファイナンスの実務(ファイナンス戦略)を深く読み解く

ファイナンスの理論は、ある程度再現可能で、実務に応用できる。

なぜファイナンスが必要なのか?
ファイナンスの役割:資金調達・事業投資・資金繰り・利益計上・配当のマネジメントに関する意思決定を行い、企業としての価値を高めていく。

貸借対照表(B/S)…会社が資金をどのようにして集めてきて、それをどう投資したかを示す財務諸表。

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画像引用元:https://diamond.jp/articles/-/90888?page=2

負債は、銀行などから借り入れた資金の明細が表示。純資産は、株主がその会社に対して投資してくれた資金などの明細。利益余剰金(内部留保)も表示。資産は、現金や売掛金、建物などが表示。

損益計算書(P/L)…売上高から費用を差し引き、利益を計算するための財務諸表。

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画像引用元:https://valuekabu.net/value-investment-pl/


キャッシュフロー計算書…会社における現金の収支を表示するもの。

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画像引用元:https://kantan-tax.com/kaikeikiso9/

営業活動、投資活動、財務活動にかかわるキャッシュの動きが表示される。

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画像引用元:https://gentosha-go.com/articles/-/5149

利益とキャッシュフローを読み解く
売上高の増減にかかわらず、一定額が計上される傾向を持つ費用のことを「固定費」。一方で、売上に比例する形で増減する性格の費用を「変動費」と呼ぶ。

固定費型ビジネスは変動率が低く、限界利益率が高くなる。(ハイリスク・ハイリターン型の利益構造。利益を出すためには、大きな売上が必要)逆に、変動費型ビジネスでは変動費率が高く、限界利益率が低くなる。(ローリスク・ローリターン型の利益構造)売上の金額が増加しても、利益はそれほど増えない)

売上高が総費用を上回った差額分が利益となり、下回った差額は損失となる。そして、等しくなる点を「損益分岐点」と呼ぶ。

※費用なのにキャッシュ・フローには影響を与えない項目:減価償却費
※キャッシュ・フローに関係するのに費用ではない項目:棚卸資産の増減

・キャッシュ・フローを増やす方法
①利益を増やす
②売上債権の回収期間を短くする
③無駄な棚卸資産を持たないようにする
④仕入債務の支払い期間を長くする

資本コストとは何か?

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画像引用元:https://keiei.co/shihon-cost/

資本コスト…銀行や株主がその会社に対して期待するリターン
インカム・ゲイン…配当
キャピタル・ゲイン…株価の値上がり

資本投資を上回る利益を上げなければならない

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