音楽が好きとは?
今回は、音楽が好きという気持ちとは?
この点について、私の経験を交えて記事を書いてみました。
音楽の受け手側から届ける側へ
最近は、日常に音楽が満ちあふれる、本当に素敵な世界になりました。
弾き語りシンガー、アイドル、オペラ歌手、ピアニスト、ドラマー、音楽クリエイター、様々な音楽の形がありますね。
私も、現在も趣味程度に 音楽を嗜むのですが、よく耳にすることがあります。
“ピアノ弾けたら、カッコイイよな!やるぜ!”
“歌好きだから、練習しようかな?”
楽器演奏や歌を 聴くだけでなく、自分もプレイヤーとして挑戦しようとする姿、本当に素晴らしいと思います!
ですが、音楽を聞くのと実際に音楽を表現するのとでは、全然違うのです。
厳しい現実にはなりますが、アマチュアの音楽の世界において、三日坊主はかなり多いです。
音楽を極めるには、本当に長い年月と、たゆまぬ努力が必要になります。
この点は、他の勉強やスポーツと変わらないかもしれませんね。
本人が思っている以上にできていない残酷な現実
たとえば歌の分野でいうと
特に、カラオケで歌を楽しまれている方に多い印象ですが、
家族や友だちからは上手いと言われてきた人でも、
プロの先生にみてもらったら、実は基礎的な部分でさえも全くできていないレベルだったということは、かなりあります。
実際私も、そうでした。
小さい頃から、楽器もそれなりに自分で弾ける能力はあり、
学校での音楽の成績も常に良かったです。
ですが、実際にレッスンに通って、本格的な指導をしてもらったところ、
自分がやっていたのは、本来の音楽とは程遠いものだったのだと悟りました。
たとえばボイストレーニングでは、
リズム、ピッチ(音程)、発声、発音、呼吸、姿勢…
他にも山ほどの弱点を、目の前に突きつけられ、呆然としました。
想像以上に、自分は音楽のことを理解していませんでした。
単なる“好き”という気持ちだけで音楽を聞いてきた自分が、恥ずかしくなったし、衝撃が走った瞬間でした。
自分はみんなから褒められて、上手いと思っていたのに・・・
プライドがズタボロにされる経験です。
単なる“好き“ではなくなった音楽
単に好きなだけでは続けられない。
音楽の奥深さや、厳しさを知って、
だからこそさらに、音楽を本当の意味で好きになりました。
真剣に音楽をされてる方ならご存知だと思いますが、
練習のほとんどは、地味で辛い、基礎練や曲の部分練習。
延々と自分と向き合い続ける、孤独の時間です。
何時間も、何日も、何ヶ月もかけても、できない。
壁が大きすぎて苦しくなる。
だけど一つずつじっくり研究して、練習して、一歩ずつ進んでいくうちに、いつの間にか壁を乗り越えていく、そのプロセス。
そして、その時々でできる最大限の力で、誰かが感動してくれたり、元気になってくれたときの、喜び。
音楽はこういうところに、本当の楽しさがあるんだと感じました。
まさに、音楽を聞くのではなく、聴くようになった瞬間です。
なぜ音楽が好きですか?
あなたにとっての音楽とは?
あなたにとっての音楽が好きとは?
これからプレイヤーとして音楽をされる方にとっては、
大切なポイントになってくるところかと思います!