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#スーパー戦隊

王様戦隊キングオージャー感想…圧倒的な新しさで原点に還った名作

王様戦隊キングオージャー感想…圧倒的な新しさで原点に還った名作

先日、王様戦隊キングオージャーが最終回を迎えましたね。

一年間の締めとして、メッセージに溢れた最終回でした。
何より毎回本当に面白く、楽しませてもらった全50話、拍手を贈りたいですね。

挑戦的な異色作、かつ「特撮の原点」を描いていた

スーパー戦隊シリーズは宇宙戦隊キュウレンジャーからリアルタイム視聴を始め、キングオージャーで7年目になります。「ルパパト」のようなフォーマットから外れた作品もあ

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キングオージャーVシネマ感想…王様戦隊のWinning Run

キングオージャーVシネマ感想…王様戦隊のWinning Run

春、この時期恒例のスーパー戦隊Vシネマを映画館で観てきましたので、感想をFilmarksから転載して、総括しようと思います。

キングオージャーVSドンブラザーズ

二本立ての一本目、恒例の戦隊合作。

ドンブラザーズ、キングオージャー共に戦隊としては異色作ゆえにどうなるのか、といった事前の疑問があったが、思いきりドンブラザーズに寄せており、ドンブラに放り込まれた王様たち、といった話だった。

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スーパー戦隊シリーズは仮面ライダーシリーズと比べて、本当に楽で簡単なお仕事だと言えるのか?

スーパー戦隊シリーズは仮面ライダーシリーズと比べて、本当に楽で簡単なお仕事だと言えるのか?

最近、改めてスーパー戦隊シリーズを中心に、いわゆる特撮の「文体」について考えているわけだが、よく言われるのは「スーパー戦隊はフォーマットが決まっているから仮面ライダーより楽なお仕事」という言葉である。
これを単に宇野常寛や石岡良治のような批評家・評論家勢や受け手の一視聴者だけが言うのであればともかく、問題は作り手自身がインタビューでそういう発言をしてしまっていることだ。
こちらのインタビューを見れ

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新戦隊『爆上戦隊ブンブンジャー』パイロット感想〜いつでも過去の名作を見られる状況で同じ車ネタをやる難しさ〜

新戦隊『爆上戦隊ブンブンジャー』パイロット感想〜いつでも過去の名作を見られる状況で同じ車ネタをやる難しさ〜

新戦隊『爆上戦隊ブンブンジャー』の1・2話を見たので軽い感想を書いていきますが、とりあえず「ドンブラザーズ」「キングオージャー」よりは画面がスッキリまとまっていて見やすかった。
それがすごくよかったところで、近年というか、2010年代以降のスーパー戦隊はとにかく1話から詰め込む情報量が多過ぎるせいで見る側としても、それから作り手としても余裕が感じられない。
その点で本作のパイロットはまず基本に戻っ

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