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クアラルンプールのコスパの良さ
先日シンガポールからフライトで1時間のキョリにあるクアラルンプールに友人と行ってきました。シンガポールに近くにあっても、クアラルンプールは都会で便利のわりにまだ物価がそこまで高くないことを改めて実感しました。
ちなみに他の東南アジア諸国(インドネシアやタイなど)と比べても発展しているわりにまだ物価が安い方の国でもあります。
また両者の国はどちらもドンキホーテ(親組織はパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)があって、日本食は手に入り日本食レストランも多いので日本人にも住みやすいところです。
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ちなみに今回滞在したところは50階からペトロンタワーを見渡せるプール付きのビューのホテルが一泊1万円くらいでした。ちなみにシンガポールで1万円ほどのホテルでもスリースターのごく普通のホテルがほとんどです。
![](https://assets.st-note.com/img/1680361699265-s6jnZ9YJBx.jpg?width=800)
東南アジアに住んでいればあたりまえの内容かもしれないですが、外からは意外と知られていないシンガポールとクアラルンプールの住環境と仕事のテーマを比較していきます。
実際にこれからシンガポールやクアラルンプールに行く前に知っておくべき内容となっているので、これから渡航を考えている方は要チェック。
① 住環境
シンガポールとクアラルンプールでは家賃相場についても大きく異なります。
クアラルンプールでの家賃は(ひとり暮らし)月6ー12万円ほどでコンドミニアムのワンルーム部屋を借りられる
ざっくりですがシンガポールでのシティでは35万円くらい、シティ外でも20万円は最低かかるほどかかります。
それぞれの家賃市場
→ マレーシア: コンドミニアムは供給過多でいくつもの物件から選べる状態
シンガポール: 供給が限られてるので安い値段で探せるオプションが少ない
②仕事
ポイントはシンガポールの就労ビザの方が基準が厳しいけれど、平均給料はマレーシアの2倍以上はあります。そのため同じ業種の仕事をしてもシンガポールの方がお金は稼げるのは事実です。
シンガポールの平均月収58万円(S$5,783)、平均月収の中央値46万円(S$4,563)
*1ドル(SGD)を100円計算
クアラルンプールの平均月収20万円(6,590 MYR)、平均月収の中央値19万5千円(6,450 MYR)
*1MYRを30円計算
また上記はシンガポールの就労ビザの方が最低賃金の要件が厳しいのも関係しています。
シンガポールでは2020年から22年の間でも複数回就労ビザ(EP)の基準が上がって、現在(2023年2月)の最低月額給与はS$5,000。
一方で直近で大手IT企業やカスタマーサポート系のBPO企業では本社をマレーシアに移転する動きも出てきてます。こちらはAIで替えのきく仕事やシンガポールでなくてもマネージできる仕事が対象になりやすいのが特徴です。
またシンガポールの人件費やオフィスの住宅費の高さも主な要因です。コロナでオンラインで仕事ができるものは、本社をあえてシンガポールに置く必要がないことも見えてきたからでしょう。
なので個人レベルでは、シンガポールで就職する方がより専門性やスキルセットは必要になります。むしろこの点を満たしている場合はシンガポールで働いた方がより稼ぐことができるでしょう。
ただシンガポールで働く上で気をつけた方がいいことは、
(個人的な経験で)シンガポールのように給料が高い国の稼ぎに頼りすぎて貯金をしていないことです。それが途絶えたとき(解雇や仕事が合わなくなったなど)が赤信号だからです。
つまりシンガポールは家賃や物価も高いので、会社からの給料が突然途絶えたらトラブル(家賃の支払いなど)になる要素が多いです。なのでシンガポールで働くときは、定期的に自身のスキルセットや市場の変化と向き合う必要があります。
まとめ
それなりに都会で便利なところで住環境のコスパがいいクアラルンプールにすむメリットもあると今回の滞在で実感しました。またクアラルンプールで長く生活してくには、会社以外からそれなりに自分で稼げるか(月に20万円以上)がポイントになりそうです。
逆にそれさえできれば金銭的に余裕を持ってシンガポールよりも住宅費を抑えられて広いスペースの環境に住めるのが特徴です。
というのも私も含めてシンガポールの周りの友人もひとり暮らしのコストが高くて、シンガポールでひとり暮らしをするとお金を貯金するのが難しくなりやすいという現状があるからです。
今回の例のシンガポールやマレーシアのどちらが良いというわけではなく、複数の国の特徴を見ておくことが経験上重要だからです。そういった体で様々な国に旅行へ行ってみるのもありかと面白いでしょう。
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