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賢治さんには、4人の弟妹がいました。1922年に、賢治より2歳下の妹、トシさんが24歳で亡くなります。賢治さんの悲しみは、とてつもなく大きかったのでしょう。それから7か月ほど筆をとることなく過ごされ、その後の作品にも大きな影響を与えたようです。『銀河鉄道の夜』も、そのひとつ。
おはなしを朗読して、亡くなったとしても、この世から天上へ行くまでに、銀河鉄道に乗って、楽しく過ごしてほしいという、賢治さ
今回は、盛りだくさんです。訪れる何かによって、ジョバンニの心持ちが変化していきますね。
オーケストラベルは、NHKの番組、のど自慢のとき、鳴らされるチャイムです。ジロフォンは、木琴のこと。一尺は約30センチです。また、新世界交響楽は、「家路」という合唱曲にもなっていますね。歌があるといいなと感じたところは歌ってみました。
ジョバンニの「ああほんとうにどこまでもどこまでも僕といっしょに行くひとは
今回は車掌さんが登場し、ジョバンニの切符が特別なものだとわかります。それから、鳥捕りが去り、船の海難事故に遭った、3人の乗客が加わりました。賢治さんは、1912年に起きたタイタニック号事故をモデルにされたようですね。
おはなしに出てくる讃美歌は、はっきり何番とは書かれていません。多分そうだろうと思い、讃美歌320番「主よ御許に近づかん」を歌ってみました。これは、タイタニック号沈没の直前まで、演奏
賢治さんは、「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」と言われていました。それはつまり、「みんなが幸せになれば、自分も幸せになれる」ということなのでしょう。
みんなを幸せにするために、日蓮宗の布教をされたり、農民のために無料の私塾を開いてみえました。童話を書くことも、そのひとつだったかもしれません。わたしには、賢治さんの「幸せ」のひとつが、童話のような気がするのです。
賢治さ
『銀河鉄道の夜』2回目は、段落の四から六までです。ジョバンニたちが見上げただろう、天の川まではっきりと見える満天の星空は、とても美しかったのでしょうね。
満天の星空というと、学生時代に仲間たちとよく訪れた、御嶽山のふもと、長野県王滝村の星空を思い出します。月がない空一面に星が光り、ぼうっと天の川もあるのです。いつもはすぐわかる星座でも、星がありすぎて、よくよくみないとわかりませんでした。
最初
この8月半ば、『銀河鉄道の夜』のほとんどを朗読して、カタチにしたのですが、よくよくきいてみたら、肝心なところを読み間違えていて、最初からやり直すことにしました。
それで、どうせならと、子どもの頃に観たことがある、1985年公開のアニメ映画『銀河鉄道の夜』を、もう一度観たり、物語にまつわることについて調べたり、また、このお話しの根幹にあたるだろう、幸せについて、考えたりしました。
幸せって、当た
『君死にたまふことなかれ』は、1904年の日露戦争のとき、与謝野晶子さんが、雑誌『明星』に発表された詩です。
敗戦を告げられた日に。
戦争がなくなりますよう、願いを込めて。
『ちらちら光れ小い星』
ジェーン・テーラー 新美南吉訳 青空文庫より
ちらちら光れ小い星、
あなたは何だろ小い星。
金剛石だおほ空の、
遠くて高いおほ空の。
真赤に燃えた陽が落ちて
光がみんな失くなると
あなたは小さく光り出す、
そしてちらちら夜明けまで。
暗い闇ゆく旅びとは
あなたの光に礼をいふ。
もしもあなたが光らねば、
道に迷つて困るもの。
あなたは暗いお空から
カアテンの隙のぞ
朗読『銀河鉄道の夜』チャレンジ中
朗読で、宮沢賢治さんの『銀河鉄道の夜』をカタチにしようと、がんばっている。
春から始めて、三分の一くらいまでやってきた。全体を五つほどに分けたとしても、ひとつひとつは20分前後になる。全て合わせると、2時間ほどになる予定だ。とっても長い。
これ、できちゃったら、すごくうれしいだろうなぁ。とっても自信になるだろうなぁ。
宮沢賢治さんの作品は、いつも青空文庫を頼りにしているが、今回は、角
宮沢賢治さんの作品で、「いちょうの実」というお話に出会いました。今のわたし、このお話に惹かれます。時期はずれですが、朗読してみました。
いちょうの木は、子ども達それぞれに、その子の必要な何かを用意したのかなと思いました。子どもが千人もいたなら、さぞかし大変だろうなぁ。
子ども達には、「いってらっしゃい!楽しんで」と言いたいし、いちょうの木には、「お疲れさま!よくがんばったね」って言って、抱きし
宮沢賢治さんの『よだかの星』を朗読しました。
今までに何度かチャレンジしていますが、なかなか満足できず、そんなとき、SNSでよだかの映像をみて、再チャレンジしたくなりました。わたしらしい、「よだかの星」になりました。
よだかが、今も幸せでありますように。
心を込めて。
楽しいことしよう♪
前半おしゃべり、後半は詩三遍にメロディを付けて、歌ってみました。お時間ある方、きいてくださるとうれしいです。よろしくお願いします♪
話忘れてましたが、ここに出てくる祖母は、同居していた父方の亡き祖母のことです。今年生きていたら、110才でした。
今日、こちらは雨でした。それで、雨の詩を読みたくなりました。思いつきで、散歩で感じたことを詩にして、朗読もしてみました。また、前置きのおしゃべりが長くなっております。よろしくお願いします。
〔詩〕安からかだ
雨の中を歩く
傘をさして歩く
パラパラパラ
パラパラ
立ち止まり
目を閉じた
パラパラパラ
パラパラ
雨のリズムに
耳すませ
パラパラパラ
パラパラ
しっとりとした空気
わ
この5月で、朗読を始めて一年になります。いつもありがとうございます♪
それで、今回は朗読ではなく、おしゃべりがしたくなり、初チャレンジしました。お聞き苦しい点、多々ありますが、よろしかったら、お付き合いください🙏