ちほりひろか

40、41

ちほりひろか

40、41

記事一覧

海鮮丼

先日、久しぶりに懇意にしている神社に行った 懇意の使い方を間違えているかもしれないけれど よく行ってる というとなんだか軽々しいような気がする 色んなところに行く…

ちほりひろか
2時間前
1

存在しているという概念

自分は無力だ とか 無力に感じる とか 良く聞くし 多分これからも聞くし 自分も昔に 口に出したり 内に秘めていたり 身近な人に対して 好きな人に対して 何かしてあげた…

ことば

頭の中を 常に流れていくことばたちを 文字にしたり 声にして外に出したりする作業は 散らかった自分の部屋を 綺麗にしていく作業 みたいな感じがしている

2

映画「枯れ葉」を観た(*ネタバレあるかもしれません)

公開前から観たいと思っていた作品ではなく、 友だちが観に行ったのをきっかけに知ったんだったと思う そして、よかったよと聞いていたので気になっていました でもまだ…

4

スクラッチくじをスクラッチした

低所得に昔から慣れてしまっているせいか 少ないお金でなんだかんだやりくりするのが好きなのか 繁忙期ということもありなんだかいつもより沢山働いたら、当たり前にいつ…

2

もうすぐ二分の一

寒くて嫌だなー 早く暗くなって嫌だなー 花粉嫌だなー 雨嫌だなー もうすぐ梅雨かな とか思っているうちに もうすぐ2024年も半分過ぎていって 向こうに2025年が見えてくる…

1

移り変わり

スパチキ久しぶりに食べたいなあと マックへ向かう。 途中で本屋に寄って店内をぶらぶらとしていたら、 アップルパイとホットコーヒーだけでいいかなあと心変わりをする。 …

「転の声」を読み終えて(ネタバレあります)

尾崎さんの新作の創作「転の声」が掲載されるとのことで発売日に初めて「文學界」を買いました。 大好きな長嶋有さんの作品も載っているし、綿矢りささんも金原ひとみさん…

2

縋っているのは希望という期待

速度が明らかにゆっくりとなった この先、詰まりが発生しております 聞き慣れた台詞が 言い慣れた口調で車内に流れる この時間帯のこの区間 高確率で詰まりが発生する …

すべてはあっけなく脆く

崩れ落ちたかのように積み重なっている 洗濯機から出したばかりのものたち 面積が大きいものから掬い上げ 澄んだ春の空気の中に 広げていく 着ないからと貰ったズボンを…

ちほりひろか
2週間前

嫌いになれるのは存在しているから

彼女の死が もっと毎日力を抜いて生きなよと 彼の死が もっと毎日しっかりと生きなよと 死が生を強くする

ちほりひろか
2週間前
1

躊躇

準備してある 送りたい言葉は 期待とは反対の言葉が 返ってくる疑念は あの渇いた気持ちを また味わうのならば 期待を抱いたまま 言葉を抱えていたまま その場に蹲った…

ちほりひろか
3週間前
1

空虚

才能に触れ 凡人と知る 楽しさに触れ 寂しさを知る 期待に触れ 虚しさを知る

ちほりひろか
3週間前
4

PMS

無性にムカムカしたり 無性にお腹が空いたり 無性に眠たかったり 無性にチョコが食べたくなったり とても胸が張ったり 無性に気持ちが落ち込んだり 今までもこれらの諸症…

ちほりひろか
3週間前

不快な異物となりしもの

歯に固いものがあたり 不穏な鈍い音がした 不快で 口の中では確かな存在感だったそれは 外に出すと あっけないほどに小さい 無いかもしれないと思ったし あるかもしれな…

ちほりひろか
1か月前

疑惑

今度ご飯行こうね と、その言葉で素直に待てを出来る 少女ではもうない 疑いは確実な数字を表すことで 払拭してほしい 次から次へと溢れる欲に怯え 忘れていく最初に感…

ちほりひろか
2か月前
2
海鮮丼

海鮮丼

先日、久しぶりに懇意にしている神社に行った
懇意の使い方を間違えているかもしれないけれど
よく行ってる
というとなんだか軽々しいような気がする

色んなところに行くよりも
一箇所に行って顔を覚えてもらわないと
みたいなのを以前に何かで見ただか聞いたりしてからは
同じところへ年に数回行っている

行くたびに清々しい気分になるので
なんだかパワーなるものを貰っている気がする
そして行ったらかなりの確率

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存在しているという概念

存在しているという概念

自分は無力だ
とか
無力に感じる
とか

良く聞くし
多分これからも聞くし
自分も昔に
口に出したり
内に秘めていたり

身近な人に対して
好きな人に対して
何かしてあげたいけれど出来ない
何かしてあげられたのに出来なかった

無力かもしれない
なんて
当たり前で
無力じゃないなんて
おこがましいとさえ

存在している時点で
いなくなる私たち

存在しているからこそ
もがいている私たち

ことば

ことば

頭の中を
常に流れていくことばたちを
文字にしたり
声にして外に出したりする作業は

散らかった自分の部屋を
綺麗にしていく作業
みたいな感じがしている

映画「枯れ葉」を観た(*ネタバレあるかもしれません)

映画「枯れ葉」を観た(*ネタバレあるかもしれません)

公開前から観たいと思っていた作品ではなく、
友だちが観に行ったのをきっかけに知ったんだったと思う

そして、よかったよと聞いていたので気になっていました

でもまだ私の中での優先順位が低くてなかなか観に行けずというか行かずに時は流れ、
今回最近沢山行っている下高井戸シネマでの上映ということで、やっとこさ観に行きました

チラシのビジュアル、どこか懐かしき古き映画という雰囲気なのですが
映像も少しざ

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スクラッチくじをスクラッチした

スクラッチくじをスクラッチした

低所得に昔から慣れてしまっているせいか
少ないお金でなんだかんだやりくりするのが好きなのか

繁忙期ということもありなんだかいつもより沢山働いたら、当たり前にいつもより給料が多かった

給料が多いといってもアルバイトなので
低所得に入るレベルなのだが
自分的には多い

なんだかお金の風通しをしないとよくない気がする
と思い、久しぶりにスクラッチくじを買うことにした

いや、高くて美味しいものを食べ

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もうすぐ二分の一

もうすぐ二分の一

寒くて嫌だなー
早く暗くなって嫌だなー
花粉嫌だなー
雨嫌だなー
もうすぐ梅雨かな

とか思っているうちに
もうすぐ2024年も半分過ぎていって
向こうに2025年が見えてくる

え、なんもしてなくない?
と多分毎年毎年同じ時期に同じことを思っていたであろう過去の自分たち

嫌だなー
嫌だなー
と散々書いたけれど
私は最近、
必殺「引き寄せの術」
を使うことにした

「引き寄せの術」とは
巷で言わ

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移り変わり

移り変わり

スパチキ久しぶりに食べたいなあと
マックへ向かう。
途中で本屋に寄って店内をぶらぶらとしていたら、
アップルパイとホットコーヒーだけでいいかなあと心変わりをする。
マックでは心変わらずにそれを注文する。
帰り道、ホットコーヒーとアップルパイの重みを手に感じながら、
チョコミントアイスが食べたいなあと
また心変わりをする。

「転の声」を読み終えて(ネタバレあります)

「転の声」を読み終えて(ネタバレあります)

尾崎さんの新作の創作「転の声」が掲載されるとのことで発売日に初めて「文學界」を買いました。
大好きな長嶋有さんの作品も載っているし、綿矢りささんも金原ひとみさんの文章も読めると知り、かなり嬉しい。

尾崎さんの作品は、本になっているものなら読んでいるのですが
今回の「転の声」みたいな
現実にはないエンターテイメント性がある創作作品は初めてなような。
私が知らないだけかもしれなくて、もしかしたら過去

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縋っているのは希望という期待

縋っているのは希望という期待

速度が明らかにゆっくりとなった

この先、詰まりが発生しております

聞き慣れた台詞が
言い慣れた口調で車内に流れる

この時間帯のこの区間
高確率で詰まりが発生する

わかっているのにそれに乗る

わかっているけれど高確率の隙間に縋る

すべてはあっけなく脆く

すべてはあっけなく脆く

崩れ落ちたかのように積み重なっている
洗濯機から出したばかりのものたち

面積が大きいものから掬い上げ
澄んだ春の空気の中に
広げていく

着ないからと貰ったズボンを干したとき
取れそうなボタンが揺れた
繋げている糸がほどけて緩くなっている

まだ離れてはいないけれど
確かではない存在
あやふやで
儚い存在

嫌いになれるのは存在しているから

嫌いになれるのは存在しているから

彼女の死が

もっと毎日力を抜いて生きなよと

彼の死が

もっと毎日しっかりと生きなよと

死が生を強くする

躊躇

躊躇

準備してある
送りたい言葉は

期待とは反対の言葉が
返ってくる疑念は

あの渇いた気持ちを
また味わうのならば

期待を抱いたまま
言葉を抱えていたまま
その場に蹲ったまま

空虚

空虚

才能に触れ
凡人と知る

楽しさに触れ
寂しさを知る

期待に触れ
虚しさを知る

PMS

PMS

無性にムカムカしたり
無性にお腹が空いたり
無性に眠たかったり
無性にチョコが食べたくなったり
とても胸が張ったり
無性に気持ちが落ち込んだり

今までもこれらの諸症状とはお付き合いしてきたし、それなりにうまく付き合ってきたつもりだったけれど

今回は寝起きにふらつく
眩暈という新人まで現れた
貧血とは長年お付き合いしてきたけれど
新人は予想外
なんだか頭の中身も重い気がするし
よからぬ病気かもし

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不快な異物となりしもの

不快な異物となりしもの

歯に固いものがあたり
不穏な鈍い音がした

不快で
口の中では確かな存在感だったそれは
外に出すと
あっけないほどに小さい

無いかもしれないと思ったし
あるかもしれないとも思った

期待は消え
異物だけが残る

出したはずの異物は
口の中で残存となる

疑惑

疑惑

今度ご飯行こうね

と、その言葉で素直に待てを出来る
少女ではもうない

疑いは確実な数字を表すことで
払拭してほしい

次から次へと溢れる欲に怯え
忘れていく最初に感じた想いを
また遠くから探し出す

好きになる人も
運命の人だと思える人も
たった1人だけだと
思っていた頃はもう随分と遠くにある

好きな人が都合よく好きになってくれ
自ら近寄ってきてくれると思っていたのも