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美山・里山ファンマラソン

京都の美山町で行われる大会に、昨年から関わらせていただいている。

地元の方々の手で作られている大会で、この日まで準備は相当大変なものである。

この大会の魅力をぜひお伝えしたい。

・地元への愛が感じられる

ふと、なぜ地元の方々はこんなに大会のために尽くされるのだろうと思った瞬間がある。自分なりに想像してみると、地元美山が好きだから、そこに来るランナーさんに最高のおもてなしをして下さっているのかなと感じた。地元の方の美山に対する思いを感じた。
林道を走るコースであるため、枝や石を整備してくださったり、走っていても暖かさ優しさが感じられた。
またスタートゴールには、飲食ブースがあり、ここにも地元の食材を使ったお店が並ぶ。
景色を目で感じ、自然あふれるコースで鳥のさえずり、川のせせらぎを聞きながら走り、緑の香りを感じ、最後は地元の食材を味わう。美山の新米が無料で振る舞われている。
美山の新米は絶品だ。
身体中で”美山”を感じられる大会である。

多様性がみとめられている大会

最近、ランナーの足元も多様化している。
ランニングシューズはもちろん、ワラーチ(ソールが薄いサンダルのようなもの)、たび型シューズ、五本指シューズ、裸足、一本歯下駄。
みんな自分の好きな足元で、様々な目的で走っている。

楽しみたい人、タイムを狙いたい人、故障明けでリハビリに走る人、仲間と一緒に走りたい人、それぞれの目的、趣旨がある。また、この大会は、誰でもウェルカムな雰囲気を感じる。初心者、上級者、仮装したい人、楽しみたい人、タイムを狙いたい人。だから、多様性が認められている大会だと感じる。
また、ゲストランナーも少し変わっている。マラソン大会のゲストは元マラソンランナーが一般的である。この大会は、幅跳びの選手兼コーチ・短距離の選手兼コーチ・元長距離マラソン選手(私)である。ゲストランナーまで多様なのだ。

(左から、8mジャンパー荒川大輔さん、元小学生100m日本記録保持者・山本慎吾さん、私)
写真の2人とは、普段NOBY T&F CLUBで一緒にコーチをしている。

フルマラソンのステップに

この大会のコースの特徴は、ほぼ林道を走るコースなので、平坦な道が少ない。登るか下るかだ。登り下りのコースはきついけど、逆にずっと平坦なコースもつまらないし、飽きてくるのできつく感じるのだ。(河川敷など…)
登り下りがあるのは、変化があって飽きないとも言える。また、登り下りを走ることで、フルマラソンのトレーニングにもなる。この大会は、最大でもフルマラソンの半分のハーフマラソンという距離だが、登り下りがあるのでいいトレーニングになる。登り下りのトレーニングは良いとわかってても、しんどいので気が進まないが、大会として走るとモチベーションも上がる。知らない土地、普段走らない土地で走るだけで、わくわくするランナーも多いだろう。

美山ファンマラソンコースの好きなところ

私自身この大会で昨年・今年と10キロを走っているが、とても気持ちがいいコースと心から思う。静かな林道の中、鳥のさえずり、川のせせらぎ、ランナーの息づかい、足音だけが聞こえる。沿道の応援がなくても、とても心地いい。
この自然の音と、ランナーの音、その中を走ることがとても気持ちいいと感じる。

もう一つ、好きなポイントは登り坂のトンネルを抜けたら突然視界が開ける。

里山の風景、エメラルドグリーンの川が目に飛び込んでくる。その景色をつい、立ち止まって眺めてしまう。

現役選手を引退して、タイムに追われず走っているからこそ、選手の時には感じることができなかったことも感じられる。そんなことを美山を走っていて、ふと思った。
全身で自然を感じられることが、とても気持ち良くて、走るっていいな!と思わせてくれる貴重なひと時である。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。共感していただいだり、楽しんでいただけましたら、とても嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m