フォローしませんか?
シェア
taka
2023年11月14日 17:47
読書2023年は月に二冊ずつ読もう。それで何かしら感想を書き残そう。①死者の奢り 大江健三郎あらすじ:「僕」は大学医学部の事務室に行き、アルコール水槽に保存されている解剖用死体を新しい水槽に移しかえるアルバイトに応募する。アルバイトには、「僕」だけでなく「女子学生」も参加していた。「女子学生」は妊娠しており、子どもを堕ろすための手術料を稼いでいた。しかし「女子学生」は、水槽の中の死体を見
2023年11月10日 18:24
読書2023年は月に二冊ずつ読もう。それで何かしら感想を書き残そう。①犬のかたちをしているもの 高瀬隼子彼氏がよそで作った子どもを、その母親である女性から「もらってくれませんか?」と言われるところから展開していく物語。途中から主人公の女性(=薫)に対して「ちゃんと美味しいもの食べてるかなあ」という気持ちが溢れて止まらなかった。日常のいたるところにかなしさとか、緊張感とか、血とか、気持ちが
2023年11月7日 17:24
読書2023年は月に二冊ずつ読もう。それで何かしら感想を書き残そう。9月①沼地 芥川龍之介あらすじ:ある展覧会で気になる作品を見つけた主人公。無名の作家で、とくに人目を集めるような作品ではないが、主人公は妙にこの作品に惹きつけられる。芸術の本質を端的に描くことが主題であるように感じた。作家が無名か知名かということではなく、見た者・聞いた者が感じたものこそが本質なのだ、と言いたげで